アプリでmichillが
もっと便利に

無料ダウンロード
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

【ポコチェ】interview 池田純矢

/

最高に楽しめる娯楽を用意しています。深く考えず、気軽に遊びに来てください!

他のおすすめ記事を読む
大好きな推しビョン・ウソクvsかっこいい年下君チョン・ヘイン♡デートするならどっち?

Profile
1992年生まれ。2006年JUNONスーパーボーイコンテストで史上最年少準グランプリを獲得しデビュー。以降ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍。2015年よりスタートした「エン*ゲキ」シリーズでは、全作品で企画・構成・作・演出を手がける。

〈演劇とは娯楽であるべきだ〉という理念のもと、すべての世代が楽しみ、笑い、感動できる王道エンタテインメントを追求する「エン*ゲキ」シリーズ。待望の第3回公演「ザ・池田屋!」は、史実に基づきながらも新たな解釈で物語が紡がれていくハイテンポ・ハイテンション・コメディだ。作品の企画・作・演出を手がけるのは、役者としても活躍する池田純矢さん。その多才ぶりが注目を集める新進気鋭の演劇人に、新作への思いを聞いた。「過去2公演は、自分が書いた小説を元にした物語と、それに関連して書き下ろした物語でした。次の作品は何か新しいものをと考えたときに、大好きな歴史もので勝負したいと思ったんです」

主人公は長州藩士の吉田稔麿(としまろ)。新選組が尊王攘夷派の志士を襲撃したことで知られる池田屋事件を、長州藩士側の視点で描く。

「吉田稔麿の存在は知っていましたが、詳しく調べてみるととても興味深い人でした。色々な逸話が残っているにも関わらず、出自や死の状況が明らかになっていないなど謎が多く、とてもファンタジー向きなキャラクターだなと。こんな生き様の人がいるのなら、彼を主軸に据えて幕末の物語が書きたいと思ったのが着想のきっかけです。稔麿は池田屋事件で討ち死にしたと言われていますが、その真偽も明らかにはなっていません。事実を曲げることはしたくないと思っていたので、そこは壊さないように作りました。歴史を知らない人でももちろん楽しめますし、歴史が好きな人も“史実と違うじゃないか”みたいな違和感はなく楽しんでいただけると思います」

作・演出だけでなく、池田さん自身も高杉晋作役で出演する。脚本を書いている段階から、自分が演じる役を想定していたのだろうか。

「その時点ではまったく考えていませんでした。僕が高杉役になったのはほかのキャストがほぼ決まって、高杉が余っていたから(笑)。吉田稔麿役の鈴木勝吾とはプライベートでも仲がいいのですが、それ以前に役者として信頼しています。彼と話しているときに、高杉はお前がちゃんとやれよって言われたのも理由のひとつです。鈴木君は芝居に説得力があって、理屈じゃなく彼が演じることで役が血の通った人間になるんです。役を生きる類の役者で、いわゆる憑依型だと思います。この年代ではなかなかいない存在なのでうらやましいと思うし、どんな吉田稔麿を演じてくれるのか楽しみです」な歴史もので勝負したいと思ったんです」

主人公は長州藩士の吉田稔麿(としまろ)。新選組が尊王攘夷派の志士を襲撃したことで知られる池田屋事件を、長州藩士側の視点で描く。

「吉田稔麿の存在は知っていましたが、詳しく調べてみるととても興味深い人でした。色々な逸話が残っているにも関わらず、出自や死の状況が明らかになっていないなど謎が多く、とてもファンタジー向きなキャラクターだなと。こんな生き様の人がいるのなら、彼を主軸に据えて幕末の物語が書きたいと思ったのが着想のきっかけです。稔麿は池田屋事件で討ち死にしたと言われていますが、その真偽も明らかにはなっていません。事実を曲げることはしたくないと思っていたので、そこは壊さないように作りました。歴史を知らない人でももちろん楽しめますし、歴史が好きな人も“史実と違うじゃないか”みたいな違和感はなく楽しんでいただけると思います」

作・演出だけでなく、池田さん自身も高杉晋作役で出演する。脚本を書いている段階から、自分が演じる役を想定していたのだろうか。

「その時点ではまったく考えていませんでした。僕が高杉役になったのはほかのキャストがほぼ決まって、高杉が余っていたから(笑)。吉田稔麿役の鈴木勝吾とはプライベートでも仲がいいのですが、それ以前に役者として信頼しています。彼と話しているときに、高杉はお前がちゃんとやれよって言われたのも理由のひとつです。鈴木君は芝居に説得力があって、理屈じゃなく彼が演じることで役が血の通った人間になるんです。役を生きる類の役者で、いわゆる憑依型だと思います。この年代ではなかなかいない存在なのでうらやましいと思うし、どんな吉田稔麿を演じてくれるのか楽しみです」

今回のキャストは13名。今までの公演よりも規模が大きくなり、大阪での地方公演も控えている。役者と演出家の切り替えが大変なのでは?「僕は役者と演出家に大きな違いは感じていません。演出家だから物語を自由自在に操れるわけではなくて、やっぱり舞台は役者さんあってのものなので。役者さんの顔や声など体全体を使って表現させてもらう、みたいなイメージですね。同じ芝居をしているという部分に関しては、役者も演出家も根本は変わらないつもりでいます」演劇は難しいものではなく、お客さんにとって娯楽や遊びであってほしいと語る池田さん。「エン*ゲキ」は誰が見ても楽しめるエンタテインメントとして、シリーズを重ねるごとにパワーアップしている。

「役者が舞台上から声を発してお客さんに届けた瞬間、それはもう演出家でも演者のものでもなく、届いた人のものになります。観に来てくれる人の世界を狭めたくないので多くは語りません。深く考えず気軽に遊びに来てください。最高に楽しめる娯楽を用意してお待ちしています」

エン*ゲキ #03「ザ・池田屋!」

作・演出/池田純矢 出演/鈴木勝吾、松島庄汰、中島早貴、米原幸佑、河原田巧也、透水さらさ、オラキオ、池田純矢、松尾貴史 他
公演/4月20日(金)〜30日(月・祝)
会場/紀伊國屋ホール(新宿東口) ほか、大阪公演あり

TEXT / Yukari Tnaka PHOTO / Isamu Ebisawa STYLIST / Shingo Tsuno(impiger)
衣装/CHORD NUMBER EIGHT、tk.TA KEO K IKUCHI



この記事に関連するキーワード

この記事のライター

Poco'ce

「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性に うれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce( ポコチェ)」を発行しています。価値ある良質な情報を求める世代に向けて、「美・食・遊・学」を厳選してお届けし、 東京の働く女性たちを応援しています。

ありがとうを贈ると
ライターさんの励みになります

トップへ戻る

エンタメの人気ランキング

新着

カテゴリ

公式アカウント

ログイン・無料会員登録