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◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ブルワーズ7―4ドジャース(12日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(32)が12日(日本時間13日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦のブルワーズ戦に「4番・DH」でフル出場したが、2三振を喫するなど4打数無安打に終わった。チームは4得点を奪うも3安打のみと打線が湿って逆転負けを喫し、0勝2敗となった。ポストシーズン(PS)6戦で20打数3安打と調子の上向かない大谷には、14日(同15日)の第3戦以降、スタメン落ちすることをロバーツ監督が検討するという米報道も出るなど、窮地に追い込まれている。
トンネルが長い。必死にもがいている大谷に、出口が見えない。初回2死で迎えた第1打席。直球を3球続けられ、3球三振に倒れた。結局、2Kを含む4打数無安打。ポストシーズン(PS)は6試合20打数3安打で打率1割5分。長打も打点もなく、110打席連続本塁打なしは、米自己ワーストを更新し続けている。
試行錯誤は続けている。試合前には屋外でのフリー打撃を行い、31スイングで9本が柵越え。屋外フリーは今年のレギュラーシーズンの試合前には3度しか行わなかったが、2試合連続で行った。さらに同点の6回先頭では、初球でセーフティーバントの構え。投手を揺さぶり、何とか塁に出ようと手段を選ばず実行している。
だが、コンディションが万全でないことは、明らかだ。3打席目はハーフスイングを止めきれず空振り三振。バットが手から離れる珍しいシーンもあった。ベンチに下がる際の階段の下り方も、どこかぎこちない。PSでは、打撃練習から力いっぱいに振り切るスイングは少なく、直球に力負けすることも目立つ。
米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」では、ロバーツ監督が大谷のスタメン落ちを検討していると報じた。「その話し合いは明日、彼とするつもりだ」と試合のない13日(日本時間14日)に直接会談する意向を示し「明らかにうまくいっていない。彼も状態がよくないと感じている。彼にとって何が最善か、チームにとって何が最善かを考えたい」というコメントも紹介した。
ベッツも同僚の姿に「辛い。見ているのは辛いが、彼は向き合っているし、(不調から)抜け出してくれることを願っている。知っての通り、彼が努力しているのは俺たちも分かっている。俺たちには間違いなく彼が必要だ」と神妙な表情で口にした。大谷は何よりチームの勝利を優先させる男。自らの状態を判断して先発を外れる決断を下す可能性もある。
打線の調子は大谷だけではなく、全体的に上向かない。この日の4得点もすべて暴投、失策がらみで安打は3本のみ。まさかの連敗スタートとなった。24年以降のPSで2勝を先行されるのは初めてだ。過去の4戦先勝のPSで第1戦から2連敗したチームの突破は95度で16度のみ、突破率は16・8%。今月2日には「かなりよくはなっていると思う」と口にしていた大谷。逆襲へ心中か、休養か。ド軍と大谷に、決断の時が迫る。(安藤 宏太)
◆大谷の欠場 メジャー移籍後、大谷が試合を欠場したのは、故障や二刀流翌日の休養が理由だったことがほとんど。ドジャース移籍後の欠場は24年が3試合、25年が4試合のみだったが、今季はレギュラーシーズンでIL入りを含めて23試合を欠場した。故障や休養以外で不振のために欠場したのは、打率が1割台だったエンゼルス時代の20年9月には5戦連続欠場もあった。
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スポーツ報知
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