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2010年のNHK紅白歌合戦に出場した歌手のクミコが、今月30日に東京・初台の東京オペラシティでコンサート「クミコスペシャルコンサート~シャンソンティックな歌たち with ベイビーブー~」を開催する。5月27日発売の新アルバム「シャンソンティックな歌たち Vol.2~時代を紡ぎ、物語を歌う~」のリリースを記念したツアーの締めくくり。公演を前に、このほど本人がスポーツ報知を通して特別にメッセージを寄せた。
作詞家・松本隆プロデュースアルバム「AURA」での再デビューから25周年となった昨年に続く、同所でのコンサート。新アルバムのコンセプトはそのままに、シャンソンの精神をたたえた多ジャンルの歌を届ける。
クミコは「混沌(こんとん)とした時代に溺れてしまいそうになる今、ヨスガになるものは、情感のある歌ではないかと思います。そこにあるのは、人と人を繋(つな)ぐ『愛』です」とコメント。「不完全を十字架のように背負って生まれた人間が、唯一信じられるものが『愛』のような気がします。その『愛』の、さまざまなカタチを歌ってきた私ですが、また今回も皆さまにお届けできればと思います」と決意表明した。
昨年から今年にかけて、父母を相次いで亡くした。公演ではアコースティックサウンドに乗せて、今年世を去った恩人への思いも届ける。その一人は、銀座にあった日本初のシャンソン喫茶・銀巴里時代の大先輩で、6月20日に老衰のため亡くなった美輪明宏さん。ここ数年歌わなければという思いにかられていた美輪さんの代表曲「ヨイトマケの唄」を、「このAI時代に生身の人間讃歌ともいえる歌です」と大切にしている。
5月31日に悪性リンパ腫のため亡くなった菅原洋一さんとは、新アルバムにも収録した「今日でお別れ」でデュエットした。クミコはこの曲を「歌謡曲でありながら、シャンソンの風味のある、まさにシャンソンティックな歌です」と説明。「この二曲を、これからの歌い手人生の指針として歌います」とした。
コンサートにはコーラスグループ「ベイビーブー」や、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんが団長を務める「東京女声合唱団」も参加。クミコは「より『愛』のカタチがくっきりと浮かび上がることと思います。心弱くなりそうな時こそ、皆さまの心の奥に、あったかい愛の歌たちを。ご来場をお待ちしています」と呼びかけた。
◆クミコ コメント全文
今年もオペラシティでコンサートが開けることになりました。
5月にリリースした「シャンソンティックな歌たちvol.2〜時代を紡ぎ、物語を歌う〜」のコンセプトそのまま、シャンソンに通じる言葉や物語に重点の置かれた、様々なジャンルの歌たちを、お聞きいただこうと思います。
混沌とした時代に溺れてしまいそうになる今、ヨスガになるものは、情感のある歌ではないかと思います。そこにあるのは、人と人を繋ぐ「愛」です。
不完全を十字架のように背負って生まれた人間が、唯一信じられるものが「愛」のような気がします。
その「愛」の、さまざまなカタチを歌ってきた私ですが、また今回も皆さまにお届けできればと思います。
もう一つ、今年亡くなられた尊敬すべき先輩がたの歌も。
そのお一人が美輪明宏さん。
ここ数年歌わなければという思いにかられて歌い始めた「ヨイトマケの唄」。このAI時代に生身の人間讃歌ともいえる歌です。
そしてもうお一人が菅原洋一さん。
92歳で亡くなるまで、お客さまを前に歌われました。
私は幸せなことに菅原さんとデュエットを何回かご一緒できましたが、その歌が「今日でお別れ」。
歌謡曲でありながら、シャンソンの風味のある、まさにシャンソンティックな歌です。
この二曲を、これからの歌い手人生の指針として歌います。
また今回はアカペラコーラスグループのベイビーブーの皆さん、そして、湯川れい子さん率いる東京女声合唱団の皆さんにもお手伝いいただきます。
より「愛」のカタチがくっきりと浮かび上がることと思います。
心弱くなりそうな時こそ、皆さまの心の奥に、あったかい愛の歌たちを。
ご来場をお待ちしています。
この記事のライター
スポーツ報知
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