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◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース4―6ブルワーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースのワールドシリーズ(WS)3連覇の夢が消えた。15日(日本時間16日)に行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でブルワーズに敗れ、まさかの4連敗を喫した。大谷翔平投手(32)は「1番・DH」でフル出場。2回に今ポストシーズン(PS)1号で、レギュラーシーズンから116打席ぶりとなる意地の3ランを放って感情を爆発させたが、4点差をひっくり返され空砲に終わった。故障続きで後半戦は打者に専念。それでも来季の二刀流継続を明言した。
26年シーズンの終わりを告げる打球をじっくりと見つめた。ネクストバッターズサークルで待機していた大谷は、9回2死でE・ヘルナンデスが左直に倒れると、歓喜に沸くブルワーズナインを横目に、足早にベンチ裏に下がっていった。
「このメンバーでできるのも最後ですし、本当に悔しい思い。今はそれだけかなと思います」
意地は見せた。1点リードの2回2死一、二塁の2打席目。昨季途中まで同僚だったメイの内角低めカットボールを捉え、右翼席へ飛距離428フィート(約130メートル)の特大3ランを放った。バットを振り抜くと、両手を上げ、三塁側ベンチに向かってほえた。8月18日のロッキーズ戦でシーズン30号を放って以来、58日ぶりアーチ。出場した試合では26試合、116打席ぶりの快音に感情を抑えきれなかった。
だが、それ以外の3打席は三振。チームも4点差を逆転され、ブ軍の勢いにのみ込まれた。1点を追う7回1死三塁の絶好機で3球三振。「結局、あの(本塁打の)1本くらいだった。本当に自分の実力というか、改めてもう一度、イチから頑張りたい」。9月には負傷者リストに入り、PSでも、試合前までは長打も打点もなし。第3戦では打順が6番にまで下がった。この日は今PSで初めて1番に戻って本領を発揮したが、エンジンがかかるのが遅かった。
今季は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場。準々決勝で敗退し、2連覇を逃した。WS3連覇にも届かず、2つの世界一はどちらも手にすることができなかった。3年ぶりに開幕から先発ローテ入りしたが、WBCの影響で調整を早めたこともあり、「すごい長くは感じる」と正直な胸の内を明かした。6月に左膝を痛めたことが明らかになり、足を引きずるように歩く姿もたびたび見られた。7月に上腕二頭筋の炎症で投手復帰も断念。本来の力強いスイングが影をひそめ、腰を気にするしぐさも何度もあった。
投手としては8勝、防御率1・79も後半戦は登板がなかった。打者としても30本塁打。昨季の55本から激減した。二刀流を完走できず、納得の結果を残すに至らず、何よりチームを頂点に導けなかった。「PSで投げられていない。ふがいないというか、不満があるポイント。解決策、引き出しみたいなものが少ないと感じた最後の1か月ちょっとだった」。言い訳はない。「来年以降にどう生かせるかは、これからの頑張り次第」と続けた。
大谷には投げて、打って躍動する姿が似合う。本人もそれを望んでいる。だから迷いはない。来季の二刀流完全復活へ「全部やるつもり。よりいいシーズンになるように頑張りたい」と決意を口にした。32歳。ベテランの域に足を踏み入れている。試合後。ミーティングを終え、私服に着替えて取材に応じると、来季を見据えたようなすがすがしい表情でクラブハウスを後にした。連覇は止まったが、「大谷伝説」の終わりはまだ見えていない。(安藤 宏太)
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スポーツ報知
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