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HANA・MOMOKAはぶれない 変わることは「進化」 変わらないのは「自分を愛すること」

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インタビューに応じたMOMOKA(カメラ・小泉 洋樹)

 7人組ガールズグループ・HANAのインタビュー連載企画第7弾は、MOMOKAが登第7弾場。低音域から発する歌声を武器にグループを支え、作詞など楽曲制作でも才能を発揮している。プロデューサーを務めるちゃんみなとの出会いで自身の考え方が大きく変わり、アーティストとして生きる今の日々に大きな喜びを感じている。

 「想像していたよりも、やりたかった仕事をやらせていただいているので嬉しいです。いろいろなことを経験させてもらって、夢を叶えることができました」。デビュー以降に出演したフェスやイベントは30本以上。昨年はNHK紅白歌合戦への初出場を果たし、今年6月には国内最大級の音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」で最優秀ニュー・アーティスト賞も受賞した。

 MOMOKA個人としては、パフォーマンス以外でも才能を発揮。昨年リリースした「My Body」「BAD LOVE」では、プロデューサーを務めるちゃんみなや、メンバーのJISOOとともに作詞を担当した。「曲を作っている時間が一番好きで、特に作詞している時間が好きです。リフレッシュの時間になっています」と柔らかい笑みを見せる。

 アーティストを志したのは高校生の頃。小学校の授業で「国境なき医師団」に感銘を受けて医師を夢見た時期もあったが、家族の影響で幼少期から親しんでいた音楽の世界で生きることを決めた。

 最初は華々しく活躍する姿しか想像していなかった。でも、簡単ではなかった。いくつか受けたオーディションは思うようにいかず、気づけば輝かしい未来を描いた青写真は頭の中から消えていた。

 「現実を知っていきました。まず、オーディションに受かることが難しい。事務所に所属できたとしても、デビューできるかは分からない。デビューできたとしても、自分が思い描くアーティストになれるかは分からない。私は自分の音楽をたくさんの人に届けられるアーティストにはなれないんじゃないかなと思っていた時期もありました」

 繕った自身の姿に葛藤したこともあった。「オーディションを受ける時は、そのオーディションのコンセプトに合わせたファッションだったりビジュアルだったりを目指した方が良いかなと、自分ではない何かを作り込んでいた感じがありました」

 挫折を経験しているから、今年3月にスタートしたグループ初のホールツアーはひときわ感慨深いものがあった。ここまで19か所を巡り「ツアーができるアーティストになれたんだって感動しましたね。理想のアーティスト像と、そのままなのが嬉しかったです」とかみ締めるようにうなずく。

 ありのままの姿でステージに立てていることも大きな喜びとなっている。「作り込んだ自分でなくても必要としてくれる方がいてくださる。ありのままの自分で活動できていることが本当に嬉しいです」

 グループの原点であるオーディション番組「No No Girls」からの時間は、アーティストとしてだけでなく「人間としても成長できたかなと思っています」と捉える。ちゃんみなとの出会いは、自身の生き方に大きな影響をもたらした。

 「ちゃんみなさんから『パフォーマンスに私生活が出る。自分がその感情になるまでにどういう経緯があったのか、どう考えていたのかを突き詰めて生活していくことが当たり前』と言われて、それをずっと心の中に持つようになりました。ちゃんみなさんは自分の軸があって、それに合っているか合っていないかで行動してらっしゃる。カッコイイなと思いますし、私も自分の軸をぶらさないことを大切にするようになったと思います」

 より一層、ステージに立つ者として己の心と向き合う時間が増えた。「軸がぶれてなければ、どんな選択をしても筋の通った人間になれる」。自覚が芽生え、一つ一つの行動に責任を背負うようになった。

 道のりはまだ始まったばかり。時間とともにさまざまな姿、形を見せながらグループは進化していくと見据えている。「流動的にどんどん変わっていくものだと思っています。例えば、前は〇色が好きだって言っていたものが、いろんな過程を経て違う色が好きになることもある。変わらない、ということはなくて、何が起きてもHANAはHANA」

 ただ、一つ定まっていることがある。「自分自身を愛してほしいし、どんなあなたでも美しいし、どんな場所でもあなたは生きている意味があるということを伝えていくのがHANAとしての最終目標です。その意識を多くの人に届けることができた時に、やっと目標が達成されるのかなと思います」。心技体を研ぎ澄ませ、根拠ある表現で世界中を魅了していく。(ペン・松下 大樹)

 ◆MOMOKAから見たメンバー

 ▼CHIKA「本当に真っすぐな人です。自分にも素直だけど、メンバーに対してもすごく素直です。パフォーマンスに関することなどは細かい部分までグループにちゃんと言ってくれる人なので、すごく助かります」

 ▼NAOKO「ほんわりしてるように見えて、一番意思が強いと思います。NAOKOのパフォーマンスから強い意思を感じるので、感銘を受けます。めっちゃカッコイイです。HANAのために一番先頭に立ってくれる人です」

 ▼JISOO「根本は一緒ですけど、最初に会った時と今は違う人に感じます。前までのJISOOは、『ちゃんとしなきゃ』って自分自身を縛っているように見えましたが、いろんな経験をしていく中で『これは大丈夫』って自由が利くようになったと思います。JISOO自身も『すごく楽』と言ってたので、自分の楽なポイントを見つけられて良かったなと思いつつ、すごいなと思います」

 ▼YURI「真面目で筋が通っている人です。『そこまで考えなくても大丈夫だよ』っていうことでも深く考えていることが多い。我慢強いですし、ぶれないです」

 ▼KOHARU「『そんな考え方があるんだ』って気づかせてくれる人です。パフォーマンスに対しての熱量がぶれないところがカッコイイです。良い意味で奇想天外な考えの持ち主ですし、完璧なステージを見せたいという意思を持っているので、尊敬しています」

 ▼MAHINA「自己愛がすごくて、私もそうなりたいです。『自分はこう生きる』っていうのを体現していて、良い意味ですごく自立していると思います。自分の中で問題を解決できる人ですし、すごいなと思います」

 ◆MOMOKA(ももか)4月27日生まれ、東京都出身。高校生の頃に歌とダンスを習い始める。24年、SKY―HIと、ちゃんみながタッグを組んだオーディション「No No Girls」に参加。25年4月、「HANA」のメンバーとしてデビュー。同12月、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも初出場。26年6月、MUSIC AWARDS JAPANで最優秀ニュー・アーティスト賞を受賞。


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