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尾藤イサオ、ちばてつやさん代表作「あしたのジョー」主題歌は「天国まで持っていきたい」 2年前には自宅で一緒に歌唱も

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尾藤イサオ

 22日に骨髄異形成症候群のため87歳で亡くなった漫画家のちばてつや(本名・千葉徹弥=ちば・てつや)さんの代表作「あしたのジョー」のアニメ主題歌を歌った歌手・尾藤イサオ(82)が27日、スポーツ報知の電話取材に応じ、ちばさんを追悼した。

 〽サンドバッグに浮かんで消える…。昭和のアニメ史に残る熱い主題歌を歌い続けてきた尾藤は、訃報に「ちば先生には、とても優しくしていただきました。訃報を聞いてただどうしようもなく残念です」と声を落とした。

 東京・御徒町の下町で生まれ育った尾藤にとって、荒川区や台東区が描かれた「あしたのジョー」という漫画は特別な作品だった。「子どもたちがジョーの後ろをついて回りますよね? 僕も子どものとき、矢吹丈のような兄貴分の後ろをついて回るような一員だったんです」

 自分の少年時代に重ね合わせながら少年マガジンの連載を愛読していただけに「まさか、縁があって矢吹丈の歌を歌えるとは夢にも思わなかった」と振り返る。寺山修司さんの詞、八木正生さんの曲、そして、ちばさんの劇画タッチのイラスト。才能の相乗効果に共鳴し「レコーディングでは何の苦労もなく歌えたんです。そんな経験はこの曲ぐらいです」。鮮明な記憶がよみがえってきた。

 2年前にテレビ番組の企画で再会し、ちばさんの自宅にも訪れた。「何の打ち合わせをしたわけでもないのに、僕が『サンドバッグに…』と歌い始めると、途中から一緒に歌ってくれましてね。2人で歌えた『あしたのジョー』は本当にいい思い出です」と胸が熱くなったという。

 今でも尾藤はコンサートで大切に「あしたのジョー」を歌い続けている。「30代のころにこの曲に出会って、僕のライフワークのひとつでもある。『あしたのジョー』は絶対に最後まで、天国まで持って行きたい曲です」と生涯このメロディーとともに歌手人生を全うすることを誓っていた。


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