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堤真一、SABU監督との約30年の縁 台湾ロケの思い出語る

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舞台あいさつに登壇した(左から)アキラ・ホァン、霧島れいか、堤真一、SABU監督

 俳優の堤真一が27日、都内で開催中の東京国際映画祭内で行われた映画「記憶ゼロ」(SABU監督、来年初夏公開)の舞台あいさつに登壇した。

 堤は1996年、SABU監督の長編デビュー作「弾丸ランナー」で映画初主演を務めた。その後も複数の作品に出演しており、久々のタッグに「本当に少ししか出ていないんですけれども、久しぶりのSABUとの仕事を楽しんでいました。できあがりも見て、監督として成長を遂げ、素晴らしい映像でした」と喜びを語った。

 本作は台湾と日本の合作で、全編を台湾で撮影。ある事件で受けたショックから記憶障害を発症した敏腕刑事が、誘拐事件の捜査に乗り出し、直感を頼りに犯人を追って走り続ける姿を描く。中国語圏のアカデミー賞と称される第63回金馬奨では、日本人監督作品として史上最多となる11部門にノミネートされた。堤は、息子を誘拐された日本人ビジネスマンを演じている。

 台湾での海外ロケに初めて臨んだ堤は、撮影時のエピソードを披露。「撮影は4~5日間だったんですが、マネジャーと小汚い定食屋に行きたいなと思ったんです。でも、メニューが中国語で分からない。その時、アプリでピッてやったら全部日本語になったんです」と振り返った。すると、SABU監督から「映画の話をして!」とツッコミが入り、旧知の2人ならではのやりとりに会場は和やかな雰囲気となった。

 さらに「SABUはどこに行っても、ほぼ演出は擬音でしか言わないですよ。『がーん』『どーん』だったり、本当に変わらずだったんですよ」と明かし、「楽しかったんですけれども、違う環境でやっているという感じはなかったですね」と、変わらぬ演出スタイルに親しみを込めて語った。


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