更新日:2023年9月26日 / 公開日:2023年9月26日
あなたは、その日に着る服をどのようにして決めていますか?天気予報で気温を確認しても、適した服装がわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では、季節も考慮して、気温にあった快適な服装を選ぶ方法を解説します。
「朝はニットでちょうど良かったのに、日中は暑くて困った」「4月だから春らしいワンピースで出かけたら、思ったより寒かった」
そんな失敗をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
そのようなことを避けるために、失敗しない服装の選び方をおさえておきましょう。
まず抑えておきたいのが、気温にあった服装を選ぶこと。
目安は以下の通りです。
参考までに東京の気温がどのように推移するのか、月別の最高気温・最低気温・平均気温の平均値をチェックしてみましょう。
2022年東京(東京都)日最高気温の月平均値(度)
7月と8月の最高気温は30度を超え、1月は1桁です。
季節の異なる4月と11月の最高気温がほとんど変わらないことがわかります。
2022年東京(東京都)日最低気温の月平均値(度)
1月と2月が寒さのピーク。
こちらを見ても、4月と11月の気温にあまり差がありません。
2022年東京(東京都)日平均気温の月平均値(度)
平均して気温が低いのは1月と2月、高いのは7月と8月だとわかります。
ちなみに2023年7月の平均値は28.7。
去年よりも1度以上高くなっています。
服装を決める指標として、知っていると便利なのが『服装指数』です。
予想気温をもとに適した服装を提示するサービスで、日本気象協会が運営する『tenki.jp』というサイトでオンラインにてチェックできます。
指数は10段階で、エリア別に朝・昼・夜の時間帯それぞれの服装指数が毎日発表されます。
気温別に適した服装をコーディネート例とあわせて紹介していきます。
始めに、気温30度以上の日にお勧めの服装をご紹介します。
気温30度以上の日には、ホームで電車を待っているだけでも汗がじわっと出ることがあります。そんなときは、風通しがよく汗が乾きやすい素材のTシャツやノースリーブを選ぶのがおすすめです。
紫外線や熱中症に注意!
日傘や帽子は必須です。
外が暑いほど、カフェや図書館などはエアコンが効きすぎている場合があるので、その点を留意して羽織ものを用意するようにしましょう。
猛暑日にぴったりなのが、風通しが良いノースリーブワンピース。
日差しが強い日は、キャップをあわせて熱中症対策をしましょう。
冷房がきいた室内や紫外線対策用に一枚羽織ものがあると便利です。
30度を超えるような日は、思い切ってキャミソール×ショートパンツ×ビーチサンダルの組み合わせがおすすめです。
日差しが強烈だったり、エアコンが効きすぎたりしているときは、長袖シャツを羽織りましょう。
夏に向かう6月頃や秋を迎える9月頃は25度から29度になる日が多々あります。
最高気温が25度以上の日は半袖で十分。
日向は暑く、少し歩くだけでも汗ばみます。
着心地がよくて着回しが効く半袖シャツやTシャツはヘビロテ確実です。
持ち運びしやすい薄手の長袖カーディガンや、シャツの準備もしておきましょう。
夏のはじまりや終わりにやってくる、30度までいかないけれど、それなりに暑い日。
爽やかな印象のボーダーTシャツとパンツをあわせて軽快にコーディネートしましょう。
5月前後や10月あたりの春秋に多い20度から24度の日。
暑くも寒くもない適温で、アクティブに過ごしたくなります。
日中は長袖のカットソーやシャツ、ブラウス1枚で心地よく過ごせます。
アウトドアを楽しむときは通気性がよく、速乾性のある素材のアイテムを選びましょう。
朝晩は肌寒いかもしれないので、長袖トップスの上に羽織る薄手のカーデやパーカーなどのライトアウターがあるとよいでしょう。
春の過ごしやすい1日。
薄手のコンパクトなトップスに、広がりのあるガウチョワイドパンツをあわせて、シンプルながらメリハリのあるコーデに。
パンプスで抜け感をつくり、女性らしさをアップさせましょう。
エレガントな秋色コーデ。
首元と袖口のフリルが効いているブラウスを主役に。
秋風にゆるやかになびくロングスカートが、おしゃれ心をくすぐります。
春と秋の季節の変わり目に、気温15度から19度の日が多くなります。
日中は暖かくても、夜は冷え込むので、体温調節がしやすい服装がおすすめです。
昼間は長袖のトップスにカーディガンを羽織って。
気温が低めのときはトップスをニットにするなど調整しましょう。
カーディガンはどんなコーデにもあうシンプルなものがあると重宝します。
朝晩に外出をするときは、ジャケットなどのライトアウターがあると安心です。
春の暖かい日には、薄手のカットソーにピンクのカーディガンを羽織るのがおすすめです。
普段ピンクを着ない人でも、ジーンズと合わせれば抵抗感なく取り入れられます。
明るい色合いが春の陽気とマッチして、気分を盛り上げてくれます。
朝晩が冷え込みそうな日は、しっかりめのアウターを。
ハードすぎないライダースジャケットに、やわらかな色合いのニットをあわせて、こなれ感のあるスタイルに。
濃い色合いのパンツをあわせて引き締めるのがポイントです。
春の兆しを感じる3月頃や、冬がはじまる12月初旬に多い10度から14度の日。
防寒アイテムが常に必要になります。
秋冬の寒い日には、セーターなどのあたたかいトップスをメインにしましょう。
それでも寒いときは、トレンチコートなどの真冬仕様ではないコートを着ると、体温調節がしやすくなります。
ボトムスを選ばないトップスとセーターの組み合わせをいくつか用意しておくと、コーデに悩みません。
トレンチコートはビジネスシーンにも使いやすいので、1枚は持っておくことをおすすめします。
<おすすめの服装>
春らしい軽やかさを演出するファッションは、トレンドのシアー感のあるトップスと、デザインが目を引くニットの組み合わせがおすすめです。
ボトムスは、個性的なスカートを選んでも、モノトーンでまとめれば大人っぽく仕上がります。
冷え込みそうな日には、コートを一枚羽織って出かけましょう。
晩秋から初冬にかけての外出に、落ち着いた色合いのトレンチコートは欠かせません。
室内で過ごすことが多いなら、インナーは薄めでもよいでしょう。
外出している時間が長いなら、タートルネックのニットなどを選んで、首周りもしっかり防寒しましょう。
気温が5度から9度の日は、冬のお日様が出ている日に多いです。
晴れていても空気が冷たいので、風を通さない冬物のアウターが必須です。
ブルゾンやウールのコートなど、厚手のアウターでしっかり寒さを防ぎましょう。
室内は厚着だと暑い場合もあるので、重ね着しておくと調整しやすいです。
風が冷たいこの時期は、ヒートテックのような保温性があるインナーがマストです。
また、手袋やマフラーがあると、冷え込む朝晩も安心です。
メンズライクなブルゾンに明るい色のスカートを合わせれば、甘辛ミックスの着こなしが楽しめます。ブルゾンは中綿入りで防寒性も抜群。インナーとニットを重ね着しても、アウターのボリュームがあるので窮屈になりません。
定番のダッフルコートはショート丈を選ぶと、オフィススタイルにもぴったり。フードのファーは取り外してティペットとしても使えます。オフのときは、厚手のロングスカートやワンピースとあわせた、可愛らしいスタイリングもおすすめです。
1月から2月は気温が4度以下になることも珍しくありません。
真冬の寒さがストレスにならないように徹底的に防寒しましょう。
軽くて温かいダウンコートの下に、保温に優れたアイテムをとにかく着込むこと。
厚手のタイツの上に、あたたかい素材のパンツを履くなど、寒がりの人は全身重ね着して損はありません。
防寒対策は、保湿性のあるインナーに、ニットやセーター、パーカーなどの重ね着が基本です。動きにくくならない程度に、複数の組み合わせを用意しておきましょう。
また、ボア付きのブーツ、ニット帽、耳当て、手袋などの防寒アイテムも忘れずに揃えましょう。
真冬は寒さが厳しいので、中に重ね着ができるオーバーサイズのダウンコートがおすすめです。また、ブーツにパンツをインすれば、雪の日でも足元が冷えにくく、快適に過ごせます。
ダウンコートはカジュアルになりがちですが、ファー付きダウンコートなら、コーデに華やかさをプラスしてくれます。
柄物のスカートと合わせれば、デートスタイルが完成。
冷たい風を防ぐために、厚手のタイツとロングブーツを履きましょう。
気温に合わない服装で出かけてしまうと、寒かったり暑かったりするストレスで、せっかくの1日が台無しになってしまいます。
服装選びに失敗すると、楽しいはずのお出かけが、後悔の残るものになってしまうかもしれません。
そんな失敗を防ぐために、今回の記事を参考にして、気温に合った服装を選ぶコツを身につけましょう。
気温だけでなく、季節や素材、カラーにもこだわると、よりおしゃれなコーデが楽しめます。
気温、季節にあった服装でおしゃれを楽しんでくださいね!
・毎日の服装は気温や服装指数を参考に選ぶと失敗しない
・日中の気温だけでなく、朝晩の冷え込みも考慮してコーデを組むと失敗しない
・気温だけでなく、季節や素材、カラーにこだわるとおしゃれなコーデになる
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