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洋服に流行り廃りがあるように、小物のスタイリングにもブームというのが存在します。
例えば現在は、つけ襟やニットベストを使った小物コーデがトレンドの中心。でも、そうしたスタイリングも時代とともに変化し、気づかないうちに流行遅れになってしまいます。
そこで今回は、今では廃れてしまった小物スタイリングの特徴をご紹介します。

90年代後半から2000年、2010年くらいまでによく見かけたアメカジスタイル。とくにチェクのネルシャツを腰巻きするスタイルはよく流行っていました。代表的なのはチェックシャツですが、黒のスキニーパンツにデニムシャツを腰巻きするキレイめカジュアルコーデも同様に人気でしたね。しかし2021年現在、この腰巻きスタイルは絶滅したのかというほどほとんど見かけなくなりました。
というのも、そもそもでこの腰巻きスタイルに似合うボーイフレンドデニムやスキニーパンツ自体が流行の前線から後退しているのも関係しているのではないでしょうか。現在トレンドのハイウエストデニム、フレアパンツなどにはあまり合わせられないスタイリングでもあります。とくに注意が必要なチェックのネルシャツは、組み合わせる他のアイテムもヴィンテージデニム・ムートンブーツ・MA-1など上から下まで昔流行った着こなしをすると一気に時代遅れな印象をもたらしますので気をつけて……。

2015年前後に一時期メガネブームが到来しました。通称「あられちゃんメガネ」と呼ばれるウェリントンメガネに始まり、ラウンドメガネ・ボストンメガネとさまざまなフレームの伊達メガネを何個も持っているという方も少なくなかったのではないでしょうか。
そんなブームに伴って、よく見かけた小物スタイリングの1つがメガネをトップスの中心に引っ掛けるフロントがけコーデ。Vネックのカットソーやシャツにメガネの柄を引っ掛けてぶら下げるスタイルを取り入れている方は男女ともに多かったように見受けられます。
春夏はTシャツにサングラスを、秋冬はニットにメガネを引っ掛けるのが定番といった感じですね。ですがこれも今では全くといって良いほど見かけません。とくに今の20代では馴染みのない小物スタイリングに見えているかもしれません。廃れた原因は、メガネブームが落ち着いたこととVネックに成り代わって丸襟ブームが到来しているから。首の詰まったクルーネックにメガネを引っ掛けるのは見栄えが悪いので次第に消えていったのでしょう。
メガネやカーディガン、シャツなどの羽織ものや小物は基本的に定番で存在し続けます。しかし、そんな普遍的なアイテムも全ては使い方次第。自分にとって馴染み深いコーディネートがもう流行っていない事実に気づかなければ、定番アイテムでさえなんだか古臭く感じてしまうのものです。今一度、小物の使い方が著しく流行遅れになっていないかチェックしてみてくださいね。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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