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夏の器…と言えば、何と言ってもガラス!ガラスの器たちは見ているだけでも涼やかで、この夏の暑さを一瞬、忘れさせてくれるよう。今回は、この涼やかさ…それを夏のいつもの食卓に取り入れるヒント、いろいろ教えちゃいます!
現在、私のお店でも「夏のガラス展」を絶賛開催中なのですが(7月23日で終了)、今回はガラスの器をいつもの食卓に取り入れるヒントをお教えします。
普段の食卓にガラスの器をいかに取り入れて行くべきか…なんて、深く考える必要は全くないのです。変えられるものは、パパッとガラスに変えてみましょう!
普段、お漬物を盛っている鉢をガラスの鉢に変えると…
うーん、涼やか!福岡の硝子作家・前田彰子さんの白のプレートに盛り付けてみました。夏野菜は、色も鮮やかできれいなものが多いので、特にガラスとの相性は抜群!
お次は、3時のおやつ。ギモーブをガラスの平皿にのせて…
爽やかー!こちらは、京都を拠点に制作されている、オオタ硝子研究室さんの板皿。いつものお菓子も、硝子の器に盛りつけると、目に涼しく映ります。
暑〜い夏の日、こんなセットでお茶を頂いたら…汗もすっと引いてくれそう。
もちろん、お酒もガラスの器で…
キラキラキラ!金沢の硝子作家・廣島晴弥さんの硝子の酒器は、こんな暑い日にこそ。いつもは陶器の猪口で頂く日本酒も、硝子の酒器で頂くと、味わいが軽やかに感じるよう。
ほかにも、いつもの冷奴や納豆、サンドイッチに、薬味に、ディップなどなど、思いつくものいろいろ…ガラスの器に変えれば、眺めているだけで体感-2℃!(当社適当調べ)
食欲もモリモリ湧いて、夏バテ知らず間違いなし!です。
ガラスの器が他の器と違うのは、何と言っても「器の肌に光を取り込み、そして反射」すること。使う際に“光”を意識するだけで、ガラスの器使いは格段に上手くなります!
昼の自然光で見せる顔、夜の照明の下で見せる顔…同じ器でも、表情はまるで違います。
夏の果物、スモモを昼の光、夜の光で。
印象、ぐんと変わりますよね。一つの器で、二度も三度も美味しいのもガラスならでは。
このアイスクリームカップの作り手、廣島晴弥さんは、様々なガラスの器に美しいカットを施すカットの名手です。カットの模様で、さらに光は複雑に反射し、輝き、美しく煌めきます。
こんな器があれば、二度三度と言わず、一生楽しめそうですよね。
もうひとつ、ガラスの特徴と言えば…、それは「透ける」こと。そんな特徴を生かして、テーブルクロスやランチョンマットに凝ってみると、またたくさんの景色が生まれます。
オオタ硝子研究室さんのこのプレートは、濃い色のクロスにあわせると、硝子の白いラインと小さな泡がより美しく引き立ちます。
同じお皿であっても、赤と紺色…クロスを変えると印象はこんなにも違って…。1枚のお皿が見せてくれる表情は、無限大!
洋服のコーディネートを考えるのと同じように、ガラスの器と、クロスやテーブルの色、料理とのコーディーネートも楽しみましょう!
そして!あわないはずがない、夏らしい食べ物の数々…は、もちろんガラスで決まり!素麺に、冷やし中華、スイカにかき氷!
もちろん、晩酌のビールに冷酒のグラスも!ガラスの器を使いまくって、涼しく楽しく!夏を満喫しましょー!
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この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
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地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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