更新日:2023年4月16日 / 公開日:2023年4月16日
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。「部屋は心の鏡」という言葉があるように部屋がぐちゃぐちゃだと生活までだらしなくなってしまう、という経験をした方は多いのではないでしょうか。部屋は暮らしの基盤。忙しくても最低限の環境は保っておきたいですよね!今回は忙しい人でも簡単にできる片づけの3ステップを解説していきます。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
皆さんは「制服効果」という心理学の言葉をご存知ですか。
例えばふわっとしたワンピースを着ると歩き方に気を付けるなど所作まで女性らしくなる。
反対に、休日にパジャマのまま過ごしていると行動までダラダラしてしまい、あっという間に1日が過ぎてしまった、といった経験はないでしょうか?
これが、制服効果です。
身につける衣服や、その場、その部屋の雰囲気に沿うような行動や思考になっていくという性質が人間にはあるのです。
だから、自宅が散らかっているとどんどん家事や自炊などの自分メンテナンスが億劫になり、果ては「こんな暮らしをしている自分はダメだ」と自己肯定感が下がってしまうことも。
そうなる前に、どんなに忙しくても「これだけは最低限やっておこう」というラインを作って保つことが重要です。
もうお部屋がぐちゃぐちゃになってしまっている人も今回の3ステップで簡単に暮らしの環境は改善できますので、ぜひ少しだけ時間を作って挑戦してみてくださいね!
とにかく部屋が散らかる原因の第一位は「モノが多いこと」です。
モノの数はパズルのピースのようなもの。
増えれば増えるほど片づけの難易度が上がっていきます。
ゆっくりと片付けをする時間がない!という場合でも隙間時間でとりあえず目についた不用品を手放していく癖をつけてみましょう。
今、お部屋がぐちゃぐちゃな人でもこれだけでお片づけのハードルはグッと下がるはずです。
モノの量が自分が管理できる量まで減ってきたら次はモノの住所を決めてあげます。
モノを戻す場所がハッキリと決まっていないと適当に「ここでいいか」と置いてしまい、探し物が増えてまた買い直してモノが増える…という悪循環に。
そうは言っても「どうやって定位置を決めたらいいのかわからない」という方も多いですよね。
モノの定位置を決める時に参考になるのはスーパーです。
初めて行ったスーパーでもコーラをすぐに見つけることができるのはモノが「ジャンル別」に別れているからです。
家の中も「ここは◯◯のエリア」という大きなジャンル分けをして、場所別にそのジャンルのモノを集め、その中で更に仕分けていきます。
スーパーで「飲み物コーナー」→「ペットボトルコーナー」→「コーラ」という、人が探し物をする時の動線と同じように大分類から中分類そして小分類の順にジャンル分けを決めていけば探し物はグッと減ります。
モノの量が適正量になり、定位置が決まったらあとは「ちょこちょこと戻す習慣」が大切です。
例えば家の中にアリがいたとして、1匹ならばつまんで外に逃すことができますが50匹、100匹といればもうこちらが逃げ出したくなってしまいますよね。
家の中の片づけもそれと一緒で、ほんの少しの散らかりならばそこまで苦がなく対応できますが、山のような散らかりになってしまうとそもそも片付ける気力すら起きなくなってしまいます。
だから「散らかり」を溜め込まないように、最低でも1日一回程度リセットすることが必要です。
おすすめなのは寝る前に目についたモノをサッと定位置に戻すこと。
特に床の上、テーブルの上などの平面はモノ溜まりになりやすい場所です。
平面に出しっぱなしになっているモノに気を付けるようにすると散らかしを溜め込む習慣が改善されますよ。
掃除が行き届いていなくてしょっちゅう何かのカケラなどを踏んだり、床がベトベトしている状態を放置したり、目にうるさいくらいモノが多い暮らしは無意識に不安や危険というストレスを自分自身に与えます。
この状態では日常のパフォーマンスが落ちてしまいますよね。
だから、忙しい人ほど部屋を整えておくことが大切です。
毎日何時間もかけて家を整える必要はありませんが、メリハリをつけてお部屋を整えて、自分の最低ラインは維持できるようになるといいですね!
お片づけの参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。
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