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おならを抑えるには!?実はみんな悩んでる…おならの対処法

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職場や食事の場で気になる「おなら」。シーンとしたところに「プッ」と出てしまい、赤面したことがある人もいるのでは!?また、おならがたまってお腹が張る、ひどい場合は痛くなるなどの症状に経験がある方も多いのではないでしょうか。今回はそんなおならを抑えるための対処法です。

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目次

なぜ、ガスがたまるのか?

ある調査によると、女性の半数以上が“ガスだまり”と言われる症状に週に1回以上は悩まされていると言います。
お腹のガスに悩む女性は、多いようです。

おならは、体内で発生したガスを外に出す仕組みのひとつですので、病気ではありません。
体内には呼吸や食事でガスが発生する仕組みがありますので、出す仕組みがあるのも自然なことです。
おならは一般的に1日に10回前後は出るものと言われており、気にしないことも大切です。

ガスがたまる理由は、大きく分けて3つあります。
まず1つめは、胃で十分に消化されない食物、特に食物繊維が、ガスを発生させます。
「サツマイモでおなら」は都市伝説ではなかったようですね。
この食物繊維が原因で発生するおならは一般的に臭くないと言われていますが、野菜中心の食事によっておならの回数は増える傾向にあると考えられます。
一方、お肉などの動物性たんぱく質が腸内の悪玉菌を増やし分解されるときには、臭いおならがでます。

2つめは、長時間座っていたり、おならをがまんすることが多いと、腸の動きが鈍り、ガスが出にくくなります。
それらにより、ガスだまりができやすくなります。運動不足も理由のひとつです。

3つめは、ストレスです。
腸の動きは“副交感神経”という神経によって支配されています。
副交感神経は体や気持ちが休まる時に優位になる神経です。
仕事でカリカリしていたり、気持ちが戦っている状態、また不安や緊張が続いている場合は、副交感神経が優位になりにくくなり、消化器系全体がスムーズに活動できなくなり、ガスもたまりやすくなります。

ガスをたまりにくくする工夫

おなかのガスをたまりにくくするには、生活習慣を見直すことが有効です。

バランスのとれた食事を、ゆっくり食べる

悪玉菌は臭いおならを発生させる原因にもなりますので、その天敵である善玉菌を増やすヨーグルトや納豆などを食べることも有効です。
食物繊維の過剰摂取もガスだまりを引き起こしますので、バランスのとれた食事がいいですね。
また、きちんと消化されない食物が大腸まで届くと、ガスが発生する原因となりますので、ゆっくり食事をすることが大切です。

体を動かして、腸を動かす

長時間座っていたり、おならをがまんすることが多いと、腸の動きが鈍り、ガスがたまりやすくなります。
でも腸だけを動かすことは難しいですよね。
仕事などで長時間座っている場合は、1時間に1回くらいは伸びをする、意図的に少し体を動かすなどの工夫をしましょう。

よく寝て、ストレスをコントロールする

腸を動かす"副交感神経"を優位にすることで、消化不良によるガスだまりを改善できます。
仕事でカリカリしていませんか?睡眠はとれていますか?
心と体をゆっくり休めることで、消化器全体の動きが活発になり、ガスがたまることを防げます。

ここぞの時には医薬品で対処!

最近は飲みやすい市販薬も販売されていますので、ご紹介します。
“ここぞ!”という時に役に立つ医薬品が「ガスピタン」(小林製薬)や「ビナチュラ」(わかもと製薬)です。

(小林製薬株式会社)

これらは、たまったガスをつぶし(細かいガスは腸から吸収されます)、善玉菌が腸内環境を整えてくれます。
お腹の張りが気になるとき、旅行などいざという時に活用してください。



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この記事のライター

薬剤師、MOT(技術経営修士)

遠藤さちこ

薬剤師、MOT(技術経営修士)薬局、製薬会社、流通会社等で医薬品やヘルスケアサービスに携わる。コンビニエンスストアと薬局の併設店舗の企画業務等も経験。さまざまな立場で医療や健康を見つめ、幅広い情報収集活動と情報発信を行っている。

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