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今回のエピソードは家族でお買いものに行ったときに、やんちゃな長男「ありかくん」が行方不明になるお話。松本家の日常は、やっぱりドタバタ?!ボキャブラで、一斉を風靡したお笑いコンビの「松本ハウス」。そのツッコミ担当、松本キックさんの夫人である松本瀬里菜さんが綴る、「松本家のパパはお笑い芸人」第二回目。
皆さん、こんにちは。瀬里菜です。いつも大騒ぎな松本家。どこへ行っても、何かが起こるんです。
長女のここちゃんは、私の知り合いが開いているピアノレッスンに通っていて、3月にそこの発表会があるんです。発表会と言えばドレス! そのドレスを探しに行ったときのことでした。あるショッピングモール内のお店で、家族みんなでドレスを選んでいると、さっきまで賑やかにしていた長男のありかくんの声が聞こえないことに気づきました。
「あれ? ありくんは?」
パパに聞くと、「今までここにいたと思ってたんだけど」とおぼろげな返事。
慌ててみんなでお店の中を探したけど、どこにも見当たらないんです。
と、お店の外の通路を覗いたパパが、私とここちゃんに向かって「早く、早く!」と手招きをするじゃないですか。どうしたんだろうと、急いでパパのところまで行くと、そこにありかくんの姿が。
なんとありかくん、通路に出て、館内のBGMに合わせて、お尻をプリプリさせながら踊っていたんです。「ありくん! 勝手に離れちゃいけないでしょ!」
目を離した私も悪いけど、そこは棚にあげておかないとですもんね。だけど、ありかくんはそんな私に向かって「ママ~!」と走ってきたんです。なんだかんだ言ってちょっと寂しかったのかな、かわいいなと思いきや、私の目の前まで来るとありかくんは急停止、くるっと方向を変えてまた別の方向へタッタッタッターと走り去ったんです。おいおい、この2歳児!
「待ちなさい!」
追いかけて捕まえると、今度は「やだわぁ、やだわぁ」と全力で抵抗。なぜかありかくん、嫌なことを「やだ」じゃなく「やだわ」って言うんです。オネエの素質があるのかもしれないですねえ。
それはいいとして、イヤイヤ期と言われる2歳の頃。自我の芽生えと共にやってくる第一次反抗期。成長の過程にとって必要なことではあるんですが、わかってはいても疲れることが少なくないですよね。
ここちゃんは話せばわかる子だったんですけど、男の子だからかありかくんはイヤイヤがハンパじゃないですね。物事もよく分かってるんです。いたずらをしたら、私が叱る前にこう言うんですよ。
「はひふへほ~」
バイキンマン! 悪いこととわかってやってるんですよね。ほんとに質が悪いでしょ。でも、パパは意外とイヤイヤに対する対応がうまいんです。
ありかくんが怒って泣いているときなんかは、怒っている対象からうまく意識をそらすんですね。手の中に何かを隠して、♪どっちの手に入ってるか~と節をつけてみたり、小声でありかくんの好きなものを言ってみたり。
言うことを聞いてほしいときなんかは、急いでいてもあえてきちんと説得して、ありかくんが納得して自分の意志で行動するタイミングを待ったりしていますね。イヤイヤを否定せず、イヤイヤを一緒に楽しんでるんです。
そのパパの仕事で、今度私も少しだけテレビに出演することになりました。
「ブレイクスルー」というNHKの番組なんですけど、パパのコンビ「松本ハウス」が特集されるんです。30分の番組ですが、私もインタビューを受けました。緊張していたので、うまく話せているかどうかわからないんですけどね。
あ、でも、ぜひ見てくださいね。放送は少し先になってしまうので、また近づいたらお知らせします。
この記事のライター
松本瀬里菜
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1984.5.26生まれ。子役時代はアニーやピーターパンなどのミュージカル作品に多数出演。その後も舞台を中心に女優として出演を続けながら23歳で結婚。芸能活動を休止する。夫は芸人の松本キック(サンミュージック)。元・売れていた芸人の夫を厳しくも明るく支える姿はテレビ番組でも話題に。モットーは「楽しいほうがいいから」。長女ここちゃん(9歳)、長男ありかくん(2歳)のママでもある。特技はタップダンス。
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