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40代の婚活は、豊かな人生経験の宝庫。44歳の夏から婚活を始めたOTONA SALONE編集部長・アサミ、婚活歴5年8カ月。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。ひとつ年を重ねて50歳になったので、微妙にタイトルを【40代からの婚活記】とアップデート。
年齢のせいなのか、それとも環境のせいなのか。婚活に疲れた気持ちがありながら、それ以上にいまは「さみしい」と感じている自分に気がついて……。この話は50代独身女性が「実名 顔出し」で書いている、婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ】
【40代からの婚活記#307】
マジメ「アサミさんはどんな食べ物がお好きですか?」
サラリと、こちらにも同じ質問を返してきた。これも意外と……誰にでもできそうで、できないこと。自分語りばかりで相手に質問をしてこない人は少なくない。
アサミ「私もお寿司は好きです! 肉か魚かって言われるとお肉派なんですけど、お寿司は例外です。あとは甘いものが好きですね。特にアイスクリームに目がないです」
そのあとも、好きなパスタの種類や苦手な食べ物、自炊のことなど、ごくフツーのメッセージを交わした。
マジメさんは、穏やかで、共通点も多くて、相手を否定しなくて、こちらを気遣ったメッセージをくれて……とても好印象。というか、めちゃくちゃいい人なんじゃないか?
ただ……その一方で、なんとなく「トキメキ」を感じていない自分がいることも気づいていた。
まだメッセージ交換しているだけなので、トキメキを感じないのは当たり前なのかもしれない。けれど、元恋人のジェントルさんのときは……彼の独特の言葉のセンスもあって、メッセージの時点でほんのりトキメキを感じていた。
くらべてはいけないって、わかってはいるけれど……。

ダメだよね。新しい出会いがあったときに、以前の恋人とくらべるなんて一番やってはいけないこと。ジェントルさんのことは忘れて、マジメさんとちゃんと向き合わないといけない。
だって、ジェントルさんは付き合っては別れを繰り返し、私をを置いて別の国へ行ってしまった人。連絡先をブロックしてきた人。正直、自分勝手な男だ。
あんな男に未練なんて持ってちゃいけない。早く忘れなきゃいけない。
頭ではわかっているのに……。心の奥底で私はまだ、彼のことを嫌いになれていない。忘れられていない。あんなにヒドい男なのに……。
いかん、いかん。いまはマジメさんのターン!!
マジメさんはあんな男と違って、誠実でいい人な気がするもの。ちゃんとマジメさんと向き合うほうがいい。あんな男のことなんて思い出さないようにしなきゃ。
ましてやくらべるなんて言語道断! 無礼千万! アサミよ、なんて失礼な女なのだ! 頭を冷やせ!!

翌日の夜、気づいたらまたマジメさんからメッセージが届いていた。
マジメ「こんばんは。今日もお仕事お疲れ様でした」
毎日の習慣になり始めている、マジメさんのこの言葉。やっぱりうれしい。私のことを毎日気にかけてくれることがシンプルにうれしいのだ。
マジメ「僕はアサミさんはYou Tubeで猫動画を見ていると聞いて、僕は何を見ているのかなと考えたら、レコメンドされているのを見ていることが多いことに気づきました。能動的というより受動的ですね。ジャンルとしては音楽のライブ映像がわりと多い気がします」
自分の動画視聴履歴をわざわざ振り返って教えてくださるなんて。やっぱり真面目なマジメさん。
アサミ「こんばんは。マジメさんもお仕事お疲れ様でした」
私もこの言葉から返信するのが定番になりつつある。
アサミ「音楽のライブ映像、楽しいですよね。私も猫動画のほかにはジャニーズ系のライブ映像を見たりしています。わかりやすいところでは嵐とか。マジメさんがご覧になっている音楽ってどんなアーティストなんですか?」
マジメさんの音楽の好みってどんななんだろう? ちょっと気になる。

マジメ「よく聞いたりするのは洋楽ならビートルズ、邦楽ではサザンやミスチルとかですかね。サザンは学生時代から好きで、ライブにも10回以上、行ったと思います」
私より少し年上の世代は、なんとなくビートルズやサザン・オールスターズがお好きなかたが多い印象。4歳年上のマジメさんがサザン好きというのはなんだか納得。
アサミ「ライブに行くの、お好きなんですね。いままでにどんなアーティストのライブに行ったことがあるんですか?」
マジメ「サザンのほかには、ミスチル、ドリカム、コブクロ、いきものがかりとかは何度か行きましたね。でも最近は一緒に行く人がいないのですっかりご無沙汰しています。アサミさんはライブに行かれたりしますか?」
なるほど、マジメさんの音楽の好みはわりとポピュラーな感じね。いい意味でメジャー好みというか。よかった。マジメさんならアイドルオタク全開っぷりを出しても引かない気がする。
アサミ「ジャニーズはSMAP、嵐、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、ジャニーズJr.とかもあります。女子アイドルも好きだったので、過去には松浦亜弥さん、AKB48とかも行きました。アイドル以外ではユニコーン、キリンジとかも行きましたし、洋楽はジャミロクワイとか、ベン・フォールズとかも行ったことあります」
ほかにも行ったことはあるけれど、とりあえずこのくらいにしておいた。結論からいうと、私はもっとミーハーだ。

マジメ「すごい、僕よりもたくさん行かれてますね。ジャニーズはチケット取るのが大変そうですよね。ファンクラブとか入ってらっしゃるのですか?」
アサミ「はい。いくつかのファンクラブに入ってます」
全部伝えると引かれるかもしれないので、この程度に留めておいた。
マジメ「ライブは行けるときに行かないとですよね。簿kうは以前、ポール・マッカートニーの来日公演があったとき、行こうか迷ったんですけど、一人で行ってもそこまで楽しめないかと思って結局、見送りました。ビートルズのナンバーとかも歌ってくれたらしいのでいつか行ってみたいです。というか、これを書いてて行っとけばよかったような気がしてきました」
書きながらちょっと後悔してるなんて、なんだかお茶目な人! マジメさんの誠実でいい人なだけじゃない一面を垣間見たようで、うれしかった。直接会わなくても、メッセージを繰り返すだけで人柄って少しずつ見えてくる。
もちろん、会ったほうが圧倒的にわかることが多いのはわかっているけど、ちょっと人間不信ないまの私には、メッセージである程度の人柄がわかってくるまでは、リアルで会うのは遠慮したい。
ここまでのやりとりでだいぶ人柄がわかってきたマジメさんは……もうちょっとやりとりしたら会ってみたいかも。そう思い始めていた。

毎日、マジメさんとメッセージ交換をすること約1カ月。お互いの仕事、趣味、学生時代のことなどを伝えあってきた。トキメキとまではいかないけれど、彼とはいいお友達になれそう。そんな気がしていた頃だった。
マジメ「こんばんは。今日もお仕事お疲れ様でした」
いつもの言葉から始まった彼のメッセージ。でも、内容はいつもと違った。
マジメ「ところで、来週末はお忙しいですか? もしもお時間あったらお茶かランチでもしながらいろいろお話してみませんか? 僕は土曜日の夕方から予定があるのですが、それ以外は大丈夫です。よかったらご検討ください」
な、なんですとーーーー!!!

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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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