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40代の婚活は、豊かな人生経験の宝庫。44歳の夏から婚活を始めたOTONA SALONE編集部長・アサミ、婚活歴5年11カ月。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。ひとつ年を重ねて50歳になったので、微妙にタイトルを【40代からの婚活記】とアップデート。
婚活に疲れつつも「さみしい」と感じている自分に気がついて、気を遣わない「わがままな婚活」をすることに。すると誠実そうな相手・マジメさんに出会って……。この話は50代独身女性が「実名 顔出し」で書いている、婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ】
【40代からの婚活記#309】
アサミ「はい。来週の土曜日の昼間、大丈夫です。ありがとうございます」
マジメ「場所はどのあたりが便利で出やすいでしょうか? ご希望を教えていただければと思います。僕は有楽町・銀座方面でも、新宿・渋谷方面でも、六本木方面でも比較的出やすいので大丈夫です」
私が出かけやすい場所まで気遣ってくれる……。そんなところも自分都合じゃなくてステキな、マジメさん!
アサミ「ありがとうございます。私も比較的どこでも出やすいですが、有楽町・銀座あたりでいかがでしょうか? ちょっと緊張しますが、お会いするのが楽しみです」
マジメ「それでは、有楽町でよろしいでしょうか。わりとよく行くカジュアルイタリアンがあるのですが、そちらでランチでもいかがでしょう」
そしてお店のURLを送ってくれた。
マジメ「僕は何事にもあまり緊張しない性格なのですが、ネットで知り合ったかたと初めての出会いは緊張しますよね」
こちらの気持ちを汲んでくれる言葉。ちょっとうれしい。
マジメ「けっして、宗教の勧誘だったり、マルチ販売の紹介だったりとかではないので、その点はご安心ください」
マジメさんがそうだとは思わなかったけれど、ときにはそういう類のことがあると聞いたことがある。

さっき、彼が送ってくれたお店のURLを見てみた。有楽町にあるカジュアルイタリアン。美味しそうなパスタの写真が並んでいる。
アサミ「来週土曜日のランチ、ありがとうございます。ステキなお店ですね。カルボナーラが美味しそう!」
マジメ「カルボナーラはこのお店の看板メニューで美味しいです。個人的にはワタリガニのパスタもおすすめです」
そちらの写真もチェックしてみる。あら、これも美味しそう!
マジメ「それでは土曜日、12時にお店の前に集合でもよろしいでしょうか?」
こうして、マジメさんとの初デートが決まっていった。
デートが決まってからも、例によって彼は毎日、ほぼ同じ時間にメッセージをくれた。きっちりルーティンをこなせるタイプの人なのだろう。気まぐれな性格ではないところも、安心感がある。
こういう人のことを好きになれたら、安定したお付き合いができるのかな。
ふと、不安定だった以前のお付き合いのことを思い出す。あの人とお付き合いする前、メッセージがすぐ来ることもあれば、間が空いてしまうこともあり、不安を覚えたこともあった。その点、マジメさんは……。
あぁ、何をまた比べてしまっているんだろう。

土曜日、マジメさんとの約束の日を迎えた。
電車で有楽町へ向かっているその途中、乗っている電車が駅ではないところで停車した。ほどなくして車内アナウンスが流れた。聞けば、前を走っている電車でお客様の対応があり、止まっているとのこと。
少し余裕をもって出てきたとはいえ、停車時間が長引けば待ち合わせの時間に遅れてしまうかもしれない……。
いままで、初めてお会いするときに遅刻したことはない。初対面で遅刻は失礼だと思っているので、なるべく早めに着くようにしている。でも、今日はその失礼をしてしまうかもしれない。
待ち合わせ時間までには30分あるけれど、まずはマジメさんに連絡をしよう。
アサミ「こんにちは。本日よろしくお願いいたします。いま向かっている途中なのですが、少し遅れてしまうかもしれません。初めてお会いするのにごめんなさい」
よりによって、誠実そうなマジメさんと初めて会うのに遅刻って……!
アサミ「いま私が乗っている電車の前を走っている電車で、乗客のかたの対応があって電車が止まってしまっています。もうすぐ動くと思うのですが、もしかしたら5分くらい遅れてしまうかもしれません」

電車の遅れというどうしようもない事態であり、ちゃんと連絡したとはいえ、初デートに遅刻ってあまり印象よろしくないよね。大丈夫かな。
思い出せば、初の婚活パーティで出会った人との初デートで、相手が25分遅刻してきたことがあったな。なんの連絡もなく(苦笑)。しかも理由も不可抗力なことではなく、自己都合だった。
個人的には5分、10分の遅刻なら許容範囲だし、事前に連絡をくれたらもっと遅れてしまっても大丈夫なほうだ。だけどあの彼は……。いま思えば、私を大切に考えてなかったってことよね。遅れて行ってもいい存在に思っていたというか。
私がメッセージを送ってからすぐに、返信があった。
マジメ「丁寧にご連絡ありがとうございます。大丈夫ですか? 僕のほうは大丈夫なので、焦らずにいらしてください」
やさしいメッセージをくれた彼。よかった、今日会うマジメさんがいい人そうで。そんなところも好印象。
しばらくして電車が動き始めた。このままうまくいけばギリギリ、待ち合わせ時間に間に合うかもしれない! 事前に連絡をしたとはいえできるだけ遅刻は避けたいので、有楽町駅に到着してからは急ぎ足でお店へと向かった。

お店が入っている建物の前でチラリと時計をチェックした。11時59分、まさにギリギリ間に合いそうなタイミング。待ち合わせのお店は、この建物の地下1階にある。
ドキドキしながら階段を降りる。この先に、マジメさんが待っている。どんな人かしら……! イタリアンのお店の前に、黒っぽいニットにチノパンの男性の後ろ姿が見えた。足元はなんだかごついスニーカー。
たぶん、彼がマジメさんだと思う。
アサミ「お待たせしてすみません、アサミです。マジメさん……ですよね?」
マジメ「あ、ハイそうです」
振り返ったその顔は、メガネをかけた写真通りの人だった。なんか、普通にいい人そう。それが、初対面での印象だった。

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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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