普段の生活に幸福を感じていますか?日本は世界的にみて、先進国でありながら幸福度が低いと言われています。
一度きりの人生、出来れば幸福で過ごしたいですよね?実は行動一つ変えるだけで、幸福度が上がる方法があるんです。
ここでは、幸福度を上げる方法を紹介していきます。
日本人は幸福度が低い!?
日本人は先進国の中でも、幸福度が比較的低いと言われています。これは自己主張が控えめである日本人の特徴を反映しているとも言えます。
更に日本人の特徴として、他人と比較する傾向があるんです。個人主義的な欧米と比較して幸福度が低いのは、この影響も考えられます。
何かを判断する時に、とても狭い範囲で物事を考えてしまう傾向もあります。つまり、日本人はもっと自由な考えを持って行動した方が良いということです。
ただ、ここまで述べたことは日本人の特性なわけで、変える事は難しいでしょう。ここではちょっとした行動で幸福感を向上させる方法を紹介していきますね。
行動が感情に影響する
どのような事が幸福度に影響するかというと、普段感じている感情が大きく影響します。そして、この
感情は行動の仕方次第で変える事ができます。
幸福度を上げる簡単な方法は2つ。「
常に背筋を伸ばして行動する。」、「
幸せであるかのように振る舞う。」の2つです。
あらゆる行動の仕方が、感情に影響するのではないかとの説を出し、歩き方が気持ちに作用することを最初に実証したのは、19世紀末から20世紀に活躍したアメリカの哲学者、心理学者の重鎮ウィリアム・ジェームズでした。
歩き方や姿勢が心に与える影響を調べた研究は、ジェームズの説を実証する形で進められ、その結果、行動が感情に影響するのは確からしいという結論が出ました。
植木理恵 (2017). 幸運を引き寄せる行動心理学入門 宝島社
常に背筋を伸ばして行動する
猫背でいると背筋がピンと伸びた人よりも、気弱そうに見えたり、自信がなさそうにも見えますよね?実は本当にそうなんです。
背筋が悪い人よりも、背筋がピンと伸びている人の方が、幸福度が高くなるという研究もあります。また、幸福度だけでなくテストなどの点数も背筋が伸びている人の方が高得点を取りやすいんです。
「元々気弱な人だから猫背にもなりやすいし、幸福度も低いんでしょ!?。」と思うかもしれません。しかし、本当は姿勢が悪いからこそ、ネガティブになりやすくて幸福感も低く感じてしまうのです。
つまり、日常的に背筋を伸ばすように意識する事で、普段よりもアクティブに物事を考えられるようになり、幸福感も向上するはずです。
姿勢は自律神経との関連も密接
また、姿勢は自律神経との関連も密接です。「脊柱が硬い。」「姿勢が悪い。」この二つの要素は自律神経の乱れを起こします。
抑うつ傾向の人は比較的姿勢の悪い事が多いです。という事は、背筋をピンと伸ばすように意識する事で、自律神経の乱れを防げることになるので、トライしてみましょう。
幸せであるかのように振る舞う
「笑う門には福来たる」というように、普段から
微笑むように意識すると、幸福感が向上します。次のことを実践してみましょう。
- 楽しかった思い出を思い浮かべて微笑む
- 電話やメールで連絡を取り合う時に微笑む
- 人と会話する時に微笑む
常に微笑むのは少し恥ずかしく感じることかもしれません。しかし、自分の行動は他者の行動にも影響を与えます。
普段から微笑むことを意識すれば、周囲の雰囲気は自ずと良くなっていき、良好な関係を築く事ができるんです。
人間関係が良好な状態は、幸福感を感じる一つの要素でもあります。
最後に
人間はちょっとした行動で幸福感を手にする事ができます。
しかし、ここで紹介した方法だけで完全に幸福になれるわけではありません。あくまで、幸福になりやすくなるという事です。
幸福になるポイントは他にもあります。それは「
あまり他人と自分を比較しないこと。」
他人と比較していたらキリがありません。幸福になるには、自分に何が必要かを考えて実行しましょう。
そして、その行動の手助けとなるのが今回紹介した方法です。
常に背筋を伸ばして行動し、笑顔を忘れなければ必ず幸せはやってくるでしょう。是非、今日からトライして下さいね。