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芸能記事リバイバル企画! あのとき、あの人はいったい…?そして今は…。 後編です。
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日本ではクラシックは一部のファンのものですが、ヨーロッパではファン層が広く、当然、音楽家の地位も高い。人種差別もある中で、よく東洋人が歴史あるウィーン・フィルハーモニなど名門の楽団で指揮をしたものだと思いますが、小澤家がいわゆる音楽一家でないことはご存じでしょうか?
マエストロは成城学園から音楽の超名門・桐朋女子高校音楽科に進んでいます。なんとなく裕福な印象ですが、石井妙子氏の「日本の血脈」(文春文庫)によると、小澤家に音楽家はおらず、かつ生活もそうラクではなかったそうです。
しかし、マエストロに可能性を感じたご家族は、才能に賭けることにします。一族で協力しながら、音楽教育を受けさせたのです。
芸術の才能を開花させるのには財力も大切です。マエストロは1962年に財閥系不動産会社の社長令嬢と結婚、援助をしてもらいます。
売れたミュージシャンが糟糠の妻を捨てる話はよくありますが、それはクラシックの世界も同じようです。
1959年に指揮者コンクールで優勝して売れっ子となったマエストロは1966年に夫人と別れ、モデルである現在の夫人と結婚しましたが「売れないときは元妻の実家にさんざん世話になって、売れたらポイ捨てするのか」と当時バッシングもされたそうです。
音楽一家から音楽家が生まれるのは、ある意味当たり前のことです。しかし、そうでない家、しかもずば抜けて裕福ではない家から芸術家を出すというのは、本当に大変なことだったと思います。なのに、小澤家はそれをやってのけた。となると、一族の結束というのは、ものすごく強くなるのではないでしょうか。
▶音楽家でもそうだった。いわんや、政治家の家系をや…
「血は水よりも濃い」と言いますが、それは他の世界の名家でも同じようです。
征悦の元カノ・滝クリが嫁いだ小泉家は総理大臣を二人輩出する政治の名門ですが、滝クリの舅、小泉純一郎元総理は離婚を経験しています。
「日本の血脈」によると、純一郎夫妻の仲は悪くなかったけれど、お嬢さま育ちの妻と、選挙のためにすべてをきりつめる純一郎の姉との相性がよくなかったとされています。
妻を取るか姉を取るかはっきりしろと迫られた純一郎は、姉を取りました。お姉さんがいなければ、選挙は戦えないからです。離婚の際、妻は妊娠中だったそうですが、家のために生きる人は、こういう非情な決断が「当たり前」なのかもしれません。
▶名門育ちの男性にとっての、結婚のタイミングとは?
「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した征悦は、俳優の後輩・和田正人に「品格のある女性を好み、ブランド好き」と指摘されていましたが、ブランドな女性でないとマエストロはじめ一族が納得しないし、華やかでありつつ、その一方で堅実な面もないと務まらないのが「小澤家の嫁」だと思うのです。
ちなみに、この和田正人は桑子アナの友人で、二人はその関係で知り合ったそうです。NHKの人気女子アナなら、マエストロもお気に召すでしょう。芸能界の後見人、黒柳徹子はNHK出身の女優ですから紹介しやすいでしょうし、社交の際も何かとよろしいことでしょう。
一族の人みんなに祝福され、認められる結婚をしなければならないというのは、名門家庭ならではの重圧なのかもしれません。「女性自身」によると、最近のマエストロは30メートルを歩いては休憩するなど、衰えを感じさせるそうです。こうなると一刻も早く結婚して、孫の顔を見せなくてはいけないでしょう。
「結婚はタイミング」と言いますが、自分の人生のタイミングだけで結婚を決められないのが、名家の男性なのかもしれません。杏や滝クリという美人を渡り歩いてきた征悦が、年貢を納める日は近いのではないでしょうか。
文/仁科友里
この記事は2020年5月に初回配信されました
この記事のライター
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