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夫婦円満の秘訣、後編です。
新婚当初はハンバーグが好きだったけど、いまは和食の良さもわかってきた。こんな変化を、良い妻は見逃しません。
食事や服、音楽の好みは、年をとれば変わることもあります。いつまでも「これが好きだったよね」と昔と同じものを出され続けると、夫としては「俺のことを見てないんだな」と思います。
相手に関心を持ち続けることと愛情はワンセット。「こういうのはどう?」と「今」の好みを把握していることは、夫に愛されている実感を与えます。
すると、夫のほうも妻の好きなものを知りたくなります。良い妻は、夫からも関心を持たれているといえますね。

当然のことをしても…ちゃんと言えてる?
たとえば、買い物の荷物を持ったら「良かった、ありがとう」と言ってくれる。代わりに食器を洗ったら「助かったわ、ありがとう」と言ってくれる。
夫婦として、家族として当たり前のことをしていても、あえて感謝されることは「自分のことを認めてくれている」という安心感を夫は持てます。
「やって当然」という態度では、前向きな気持ちになることが難しいですよね。「ありがとう」の一言があれば、ほかのことでも率先して手を出そうという気持ちになるのが男性です。
いつまでも感謝の気持ちを忘れない女性は、男性にとって自信を与えてくれる存在。だから手放したくないと思われるのです。
年をとるごとに妻の化粧が濃くなっていく。それは、夫にとって妻の老化を目の当たりにするようなショックがあります。
メイクを工夫することも大事ですが、それよりも夫が喜ぶのは「女としての色気」。良い妻は、「女」としても夫の気持ちを引き続けることに成功しています。
外出するより家で過ごす時間のほうが長い夫婦関係では、妻の体を常に近くに感じます。リラックスしていても色気のある女性とは、肌の艶が良かったり生気の溢れる笑顔が特徴です。
いくつになっても女らしさを諦めない女性は、夫のことを一人の男性として見ることを忘れません。そのため、夫のために自らを磨く努力を続けています。
子育てが終わったあとも仲良くいられる夫婦って
子どもができれば十数年間は子育てで大変だけど、いつか自分たちの手を離れ、また二人きりの家庭に戻ります。
そうなったとき、改めて夫婦として生きていくことを楽しみにしているのが良い妻です。「落ち着いたら二人で○○に旅行したい」など、将来に希望を持つ姿は夫にとって頼もしく映るもの。
「熟年離婚」という言葉が流行って久しいですが、我慢を続けた挙句の離婚など、良い妻は考えません。子どもがいても、夫婦として良い関係を続けることも人生の目的の一つです。
前向きな姿勢を持つ妻が側にいれば、夫も無関心になることはありません。いつまでも「二人一組」でいるために一緒に努力しようと思える妻こそ、夫は手放したくないと思います。
相談を受けていて感じるのは、悩みを抱える夫婦はお互いに「関心」を持つことを忘れている場合が多いということです。
不満や恐れは、実は相手ではなく自分に向けられていることが多く、逆にうまくいっている夫婦はネガティブなことでもきちんと伝えられる信頼関係ができています。
夫婦生活を楽しんでいる女性は、地に足の着いた強さがあり、夫と向き合うことを恐れません。
「良い妻」とは、同性から見ても魅力的な存在です。
文/ひろたかおり
この記事はリバイバルです
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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