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夏休みにご友人などからお呼ばれされることもあるかと思います。ビジネスシーンでも取引先が個人の場合等は、お宅に伺うケースもあるでしょう。素足でサンダルやパンプスというシーンが増えている昨今、お宅にお邪魔する際は素足で上がって良いのでしょうか?(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きしました。
相手と親しく、素足でもまったくかまわないという場合、またはどんなシチュエーションでお呼ばれしたのかによって意見は分れるかも知れません。正しい、正しくないということではなく、お相手の立場に立って、不快にさせないことが大切です。
道中は素足にサンダルのスタイルであっても、サッと履けるナイロンのフットカバーや靴下をバックに用意しておき、玄関先の隅の方で履いてから上がるようにすると良いですね。
もちろん、まったくかまわない、気にしないという方もいるかもしれませんが、夏場なので足裏の汗や汚れなどを直接、床やカーペットなどにつけてしまう可能性があります。たとえ、スリッパを用意したとしても、双方にいらぬ心配を与えかねません。
夏は日焼け対策として、帽子やアームカバー、手袋を身に着けていることもあるでしょう。冬の訪問時は、玄関に入る前にコートを脱ぎますね。それは外を歩いている間に、ホコリなどがついてお宅を汚さないようにとの配慮ですが、帽子や手袋も同じです。お相手への敬意表現でもありますので、お子さんのお稽古に行く際や、彼のご自宅に行く際などは、インターホンを押す前に服装を整え、落ち着いてから鳴らすと良いですね。
お呼ばれされた時、夏場であれば手土産を渡すタイミングも大切です。もしも冷たいアイスクリームなどをお持ちになったら、玄関先でアイスクリームであることを伝えて、すぐに冷凍室へ入れていただきましょう。常温でも大丈夫なものは、お部屋に通されてから、なるべく早いタイミングでお渡しします。その際に、紙袋から出して「美味しいと評判です」などとひと言添えて、心を込めて選んだことをお伝えすると喜ばれます。
お食事をするテーブルにバッグを置くのはNGです。しかし、意外にテーブルに置いている人が多いのをお見受けします。和室なら座っている脇に手荷物を控え、洋室なら椅子にバッグと手土産を置きましょう。
記事の「つづき」では、自身や子どもの習い事で先生のお宅にお邪魔するとき、お迎えする側が気をつけたいことについて解説します。
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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