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さんきゅう倉田です。日本大学を卒業して、東京国税局に入って法人の税務調査をして2年と1ヶ月で辞め、芸人になり、38歳で東京大学に入学しました。芸人という職業でなかったら、受験勉強の時間は捻出できなかったと思います。芸人やっててよかった。
東大の同級生は19歳か20歳です。ぼくとは20も歳が離れていますが、日々学ばせてもらっいます。今回もひとつ学びを紹介します。
2023年にオープンしたばかりの女性をターゲットにした百貨店。それなのに、女性用のトイレを広く作っていないのはなぜなのでしょうか。
◀この記事の【前編】を読む◀たまたま東大の同級生たちと見かけた女性トイレの行列。どうして台湾では女性トイレのほうが男性トイレよりも広くつくられているのに、日本は同じ面積なのか?__◀◀◀◀◀
① 都内区役所で都市計画をやっている友人
「百貨店の設計のことは分からないけれど、庁舎にイベント施設があり、土日はとても混雑する。他の階にもトイレがあるのに、なぜそちらへ行かないのか疑問だ」
② ハウスメーカーで設計をやっている友人
「施主が希望すれば女性用トイレを広く作れる。売り場面積が優先でトイレは最小限で設計しがち。トイレは利益産まないからね」
まず、①について思うのは、他の階にトイレがあることが想像できても、そこが空いているかどうか分からない状態で行動に移すのは心理的に難しいということ。また、どうして女性だけが他の階に移動しなければならないのかという点で不公平であること。疑問に思うのなら、施設の管理者として、「◯階と◯階のトイレは比較的空いています。移動はエレベーターが便利です」などの案内をすべきだということ。利用者、施設管理者双方の協力でコストをかけずに改善できる余地がありそうです。
また②については、施主、設計者の両方に問題がありそうです。
おそらくメンバーの中に女性が少なく、混雑が想像できていないのではないでしょうか。女性用トイレだけが混雑する様子は、男性であっても子供の頃から見ているはずです。だから、ちょっと考えれば想像できる。
それでも女性用トイレを広くしないのは、想像力が壊滅的か、計算ができないか、トイレの満足度は百貨店全体の満足度に影響しないという認識があるかでしょう。女性の登用がもっと進まないと問題は解決されないかもしれません。
同クラの友人との話し合いが、Xでの大規模な議論に発展し、多くの学びを得ることができました。
東大生の持っている情報の面白さと正確さ、意見の確度は日々ぼくの心を震わせ、筆を走らせています。もし周りに東大生や東大卒の人がいたら、じっくり話を聞いてみてください。きっと自分になかった合理的な意見や素敵な言い回し未知の情報と出会えると思います。
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この記事のライター
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