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同棲カップル調査シリーズの第1弾、第2弾では、同棲することになったきっかけや、二人で住むのにちょうどよい間取りに関して調査をしました。第3弾となる今回は、一緒に住む部屋を決める際に、どんな条件で部屋を選ぶのか、同棲する(した)部屋の条件として、譲れない点は立地?それとも部屋の設備?パートナーと意見の相違はあったのか?などを、ズバリ聞いてみました。
同棲する部屋の条件は「バス・トイレ別」がダントツ
まず、同棲する部屋の条件として、これだけは譲れないという点を聞いてみました。
ダントツは「バス・トイレ別」(58.7%)。そのあと僅差で2位「近くにスーパー・コンビニがある」(36.3%)、3位「エアコン付き」(36.0%)、4位「通勤・通学の便利さ」(34.7%)、5位「駅から近い」(33.3%)と続きました。
男女別にみると、「バス・トイレ別」を譲れないとした男性は46.7%なのに対して、女性は70.7%。また、「独立洗面台」に関しては、男性は13.3%ですが女性は36.7%で、男女差が大きく出た結果となりました。他の項目で男女間に大きく差が出たのは、「2口コンロ以上」「2階以上」という条件。女性視点で考えると、これは納得の結果かもしれません。
逆に男性からの支持が高かったのは、「温水洗浄便座」、「自分だけの部屋があること」、「これだけは譲れないという部屋の条件はない」の3点のみ。男性は部屋に関してこだわりが少ないことが分かります。
それぞれの具体的なコメントを見てみると……
【男性】
・(相手が)風呂に入っていてトイレに入れないのはストレス(38歳)
・風呂とトイレは衛生的に別が良い(27歳)
・コンビニがあると便利(38歳)
・会社へのアクセスが悪いのは、耐えられない(35歳)
・コンビニや駅などが近くて便利な環境(39歳)
【女性】
・バス、トイレ別でないと、トイレに行きたいときに行けないから(37歳)
・ユニットバスだと掃除が大変そう(35歳)
・料理をするので、スーパーが近くにあるのは重要(33歳)
・古い家に住むのが嫌だから、なるべく築浅でキレイなところ。特に水まわりはきれいなほうがいい(31歳)
・朝シャンしたいので独立洗面台が欲しい(37歳)
などがありました。
次に、同棲する際に新たに部屋を探したかどうかについて聞いてみると、「新たに部屋探しをした」が53.7%、「どちらかが住んでいた家で同棲を始めた」が45.7%という結果となりました。新たに探したカップルが半数を超えましたが、どちらかの家に引越しをして同棲を始めるカップルも多いようです。
また、部屋探しの際の「同棲する部屋の条件」に関して、パートナーと意見の相違があったかどうかに関しても聞くと、75.2%もの人が「意見の相違はなかった」と回答しています。
「意見の相違があった」と回答した人の具体的な意見の相違点は、大きく分けると「家賃」「場所」「間取り」の3点。
意見の相違に関するコメントは、以下のようなものがありました。
【男性】
・間取りについては「メゾネットタイプ」を望んだが反対された(39歳)
・利便性か、住む地域の暮らしやすさか(33歳)
・バス・トイレ別にするかどうかで(39歳)
【女性】
・自分は家賃が少し高くても駅から近い物件がよかった。彼氏は、家賃を抑えられるなら駅からだいぶ歩いてもよかった(33歳)
・彼の職場と私の職場でどちらに近い部屋にするかで揉めた(31歳)
・駅から近い、間取りなどの条件は申し分ないが、一階の部屋でいいのかどうか少し揉めた(29歳)
今回の調査結果からは、女性のほうが部屋の設備や立地に関してこだわりがある人が多いことがわかりました。
譲れない条件が多数ある場合、それを全て叶える部屋はなかなか見つからないことも多いですが、どの条件なら我慢できて、どれは絶対に譲れないといった優先順位を付けておくことが大事です。
一人暮らしなら、自分の中で納得できればOKですが、一緒に住むのなら、パートナーに納得してもらうことも重要。特に「家賃」「場所」「間取り」に関してはしっかり話し合っておくとよさそうです。お互いが納得した上で、快適な空間を見つけられるといいですね!
この記事のライター
SUUMO
172
『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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