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ひとり暮らしをはじめたものの、「部屋がなんかしっくりこない……」「おしゃれにならない」なんて悩む人は多いはず。そんなときに参考になるのが、インテリアをたくさん見られると人気の実例アプリ・RoomClip。今回はナチュラルテイストのお部屋のなかから人気のユーザーの部屋とそのコツを大公開。インテリアの参考にして、わが家を世界でいちばん好きな空間にしちゃいましょう。
大好きな植物を見せる部屋!
グリーンを主役にしたナチュラルスタイルのMMさん(Room No.59055)の1LDKの住まい。「大好きな植物を見せる!」と部屋のテーマを決め、りんご箱を棚として活用する室内緑化計画を進め、部屋全体を木の風合いを意識した自然な素材のものにそろえていったそう。画像1のテーブルは自作、その奥に見える棚はりんご箱をつかったもの。りんご箱は1つ100円のため、今のインテリアテイストに変更するのに1万円もかかっていない。
「もともとインテリアに興味はありましたが、RoomClip のリアルなお部屋写真を見ることで、もっと好きに。インテリア雑誌を見たりショップを回ってみたり、いろいろなディスプレイも部屋づくりの参考にしています」と話す。
家具はのみの市や骨董品店で。余白を大切にした部屋づくり「居心地のいい家具の配置が決まったとき」が何より楽しいというb_to_uさん(Room No.336671)。新しいものよりも古いものが好きで、部屋にあるものは祖母からもらったり、のみの市で購入してそろえたそう。そのため費用は合計しても10万円もかかっていないとか。
今のお気に入りは、映画鑑賞スペース。「ソファを置けないので、クッションを置いてソファ代わりにもしているベッドに埋もれて、映画を見ているときが至福のひととき」といいます。
インテリアを楽しむコツは、余白とモノのバランスだそう。
「お部屋って、モノがたくさんあると収納することでいっぱいいっぱいになってしまうので、なるべくものを増やさないようにしています。部屋の雰囲気がなんか違うなと思ったときは、断捨離して、部屋のなかにモノがない状態にすることも。そうすると、こうしたいな。というアイデアが出てモチベーションが上がりますよ」とアドバイスしてくれました。
続いてはシンプルなのに、洗練されていてゆったりとくつろげる2LDKのお部屋に暮らすuniuniさん(Room No. 730921)。
「理想と現実を考え、現在の部屋になるまで半年くらいかかりました。インテリアは少し変化させるだけでも雰囲気がぐっと変わり、お気に入りのアイテムを置くだけで、1日笑顔で過ごせる、そんなところが好きです。アイテムは楽天やZARA HomeやH&M Homeで買うことが多いですね。そのアイテムを置くことによって、部屋の雰囲気がどう変わっていくかを考えてから購入しています」とuniuniさん。
今のお気に入りは「自分がくつろげる空間」を目指したリビング。キッチンも手を加えて、好きな空間になりつつあるそう。部屋をおしゃれにするコツとして教えてくれたのは、「小さめなものや細々したものを置いたりしないようにし、植物なども大きめなものを選んでいます。もちろんそういったコーナーもかわいいなと思うのですが、自分の理想とするインテリアにしていくためには我慢も必要だなと思っています。あと、海外インテリアやたくさんのすてきなインテリア写真や、ダーク系カラーをベースにしつつ遊び心のあるコーディネートが特徴的なイギリスのインテリアデザイナー、アビゲイル・アハーンさんを参考にしています」
大好きなアイテムに囲まれた、ビンテージ感あふれる空間続いては、シックな古着屋さんを思わせる1Kのお部屋。shota26さん(Room No.166577)がインテリアを楽しむきっかけとなったのは、ひとり暮らしを始めたこと。1年間かけて、じっくりと理想のインテリアに近づけたそう。今のお気に入りは、ハンガーラックを置いてあるスペース。
「普段使いに便利なように収納・ディスプレイできるようにいろいろな写真やお店のラックを参考にし、自分なりに考えてつくりました。壁の余白がなくなるくらいまで雑貨をディスプレイしたりしてもっとごちゃごちゃさせたいです」と話す。
「海外のおしゃれなインテリアの写真や雑誌を参考に部屋をつくっていますが、自分好みの部屋をつくる一番の方法は気になるショップやカフェに行って、実際にインテリアを見ることだと思います」とアドバイスをくれました。
沖縄移住を機にインテリアにはまる! 目の前のビーチを感じられるお部屋現在、沖縄で暮らしているという____oki____さん(Room No.802927)の1LDKのお部屋は、全体に明るいリゾート感が漂う。インテリアにはまるきっかけとなったのは、なんと沖縄への移住だったとか。
「沖縄って驚くほど送料が高いんです。それで、インテリア家具にしても服にしても、欲しいものは買うからつくる、というスタイルにかわりました」と理由を明かす。現在の部屋はビーチにほど近いという環境をいかして、部屋と景色がリンクするような、ナチュラルテイストに統一するようになったそう。
「ベッドをはじめ、ローテーブル、飾ってあるフォトフレームまで含めてほとんど手づくり。元大工の友人からDIYや家具配置のコツを学びました。現在の部屋ができるまでにおよそ4年かかっていますが、費用は総額で6~7万円程度だと思います」とお金はかかっていませんが、その分手間はかかっていて、愛着もひとしお。
満足いくインテリア・部屋にするためのポイントとして、「一気につくりこまないでじっくりいろんなサイトを参考にし、自分の家と果たしてフィットするかを考えることも大事なだと思います。部屋の一角だけではなく、部屋全体が同じテイスト・空間になるようにすれば居心地もよく気分もいいです」とアドバイスする。
いかがでしたか。
お部屋のテイストや雰囲気はそれぞれ異なれど、共通しているのは、「インテリアのテーマを決めること」と「時間をかけてお気に入りに近づけること」、「積極的に好きなインテリア情報にふれること」。
いきなりお気に入りの部屋が完成しなくとも、少しずつ試行錯誤しながら、理想の部屋に近づけていくのが、実はいちばんの近道なのかもしれないですね。
●取材協力この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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