/
結婚願望が高まると「この人と、そろそろ本気でゴールインせねば」と、ある種の義務感(!?)にかられ、自分を奮い立たせる女性も少なくありません。
一般的に「外堀から埋める」ようにすると、結婚の話は進みやすいとも言われます。
しかし外堀の埋めかたを誤ってしまえば、男性からはドン引きの対象にしかならないのも実情。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする私、並木まきが、そんな40代女性の失態とも言えるエピソードを、男性たちから聞きました。
「40歳の同棲中彼女は、どうも僕と入籍したくて仕方ないって感じではあるのですが、僕は子供をもうけるつもりもないので、このまま同棲でいいかなって思っていました。
ところがある日、田舎のオフクロから電話があり『そろそろ孫の顔が見たいから、早く結婚しなさいな』と、今まで言われたことのない言葉が……。
それまでは、オフクロ的にも『孫は次男のところに3人いるし、都会生活を謳歌しなさいよ』なんて言っていたのに、なんか変だなと思ったんですよ。
で、よくよく話を聞いてみると、彼女がオフクロに電話して、泣きついていたことが判明。
『今年41歳になるし、そろそろ出産リミットが』と、とうとうと説得し、オフクロを懐柔(!)していたんです。
僕にはそんなことひと言も言わずに、いきなりオフクロを味方にしてコトを進めようとした彼女に、ぶっちゃけウンザリ。
ふたりのことはまずは当人同士で話し合うべきだと思うし、こういうやり方をする女なんだと思ったら、さらに結婚したくなくなりました……。
今は、別れるべきかぼんやりと考え中です」(43歳男性/IT)
年齢的に出産リミットが気になる年代だけに、外堀の埋めかたとして王道にも思えますが、この男性が口にしたように、当人同士の話し合いを飛び越えて親を味方につけた姿勢が、ヒンシュクを買うことが。
若いうちならともかくとして、いい歳した大人がコレをしてしまうと、小狡い印象も与えがちかもしれません。
「半同棲状態になっていた当時42歳の元カノは、結婚願望が強いのは知っていたんですが、僕は最低でも1年は交際してから、結論を出したいと思っていました。
そしてある日、彼女の口から『法律婚はまだいいけど、とりあえず事実婚だけしない?』と提案をされたんですが、僕的にはなんとなくそれもしっくりこなかったので悩んでいたら、彼女は続けて『もう住民票は移してきたから』って言うんです。
完全に一緒に住んでいるわけでもないから、その言葉には、ぶっちゃけドン引き。
さらに彼女は『住民票を一緒にしておけば、同棲していた事実も証明しやすいし』と、意味深なことも口にしていました。
知恵がついた40代女は、こんな感じでジリジリと攻めてくるのか……と感じ、その瞬間に『この子との結婚は、絶対にない!』って思いましたね。
その後、急いで別れました」(45歳男性/システム)
法律婚の前段階として事実婚を選択する男女もいますが、それは互いの同意があってこそのお話。
いい年齢の大人が、住民票だけ先に移動させて既成事実を先行させようと焦っている姿を目の当たりにしてしまえば、ドン引きしても無理はありません。
入籍よりも前にそれしちゃう⁉
「47歳のバツイチ彼女がいるんですけど、僕もバツイチなので、次の結婚には慎重になりたいと思っています。
ある日のこと、彼女から『結婚式が当たったから、式を挙げよう』と唐突に言われ、ビックリしました。
なんでも、とある式場の“大人婚”の無料キャンペーンに冷やかし半分で応募したところ、当選してしまったとのことだったのですが……。
まだ結婚する予定もないのに、結婚式だけ挙げようって、なんかおかしいじゃないですか!?
彼女からは『式だけで、入籍はしなくていいから!』と言われましたが、式を挙げちゃったら、そこからまた結婚まで押し切られそうな気がしたので、丁重にお断りしました。
こういう強引なやり方をする女性とは結婚してもうまくいかないと思うし、本性が早くわかって、よかったのかもしれないけれど……」(47歳男性/経営)
最近では再婚でも結婚式を挙げる人が多いとは聞きますが、こちらも互いの意思があってこそのお話。
式だけ先に整えても、婚活成就への近道になるとは限りません。
結婚したい欲が高まると、あの手この手で外堀を埋めようとする女性も少なくありません。
しかし40代女性がしてしまえば、本気のドン引きを招く“埋めかた”もあるようです。焦った挙句に奇妙な行動に出てしまえば、うまくいくお話もダメになるリスクが高まりますよね……。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1127
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ライフスタイルの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント