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暮らし方の選択肢として、一人暮らし、家族暮らし、シェアハウスなどのほかに、「同棲」という形もあります。二人で住むのは楽しいけれど、一緒に住んでみて分かることや、いいと思って選んだ間取りがイマイチだった、なんてこともあるかもしれません。そこで今回はそんな「同棲」について調査を実施しました。全7回でお送りする同棲調査、第一弾は、同棲に至るまでの交際期間や、同棲することになったきっかけについて。ちょっと気になる同棲のあれこれをぜひチェックしてみてください!
同棲までの交際期間は!?
はじめに、どのくらいの交際期間で同棲することを決めたのか聞いてみました。
結果を見ると、1年以上~2年未満(20.3%)が1位、僅差で3年以上(19.3%)が2位でした。
じっくり付き合ってから同棲したカップルがいる一方で、付き合って間もないラブラブ期間に同棲することにした3カ月未満も20.7%いるので、交際期間の長さは同棲をスタートさせる時期とあまり関係がないと言えそうです。
同棲をすることになったきっかけについても聞くと、「もっと一緒にいたいと思った」(47.3%)がダントツ。次に、「結婚できる相手なのか判断したい」(32.3%)という堅実な回答が続きました。
男女別で見ると、「もっと一緒にいたいと思った」は、男性42.0%、女性52.7%となり、女性のほうが「一緒にいたい」という思いが強いよう。一方で、「結婚できる相手なのか判断したい」という回答は、男性33.3%、女性31.3%で、男女ともに同棲を結婚の準備期間として考えていることは共通しているようです。
面白かったのは、3位の「家賃を節約したい」(20.7%)の男女差。男性は16.0%なのに対し、女性は25.3%。また、4位の「パートナーの家に通うのが面倒」(19.0%)も、男性は12.7%だったのに対して女性は25.3%。相手の家に通うのも面倒だし、家賃ももったいないから一緒に住んじゃえ!と考える女性の堅実さが表れた結果となりました。
一方、同率4位の「すぐに結婚する予定がある」(19.0%)では、男性が22.7%、女性が15.3%で、男性のほうが結婚を前提に同棲をスタートさせている人が多いようです。
コメントを見てみると、以下のような回答がありました。
【男性】
・結婚を意識するようになったので(39歳)
・結婚する前に一緒に住もうと思った(39歳)
・彼女が自宅に押しかけてきて、帰るつもりはないといった(36歳)
・自分が住んでいたマンションの更新になり、せっかくだから引越して同棲しようということになった(29歳)
・単純に一緒にいたかった(29歳)
・家賃の節約にもなるし、交通費も節約できる(27歳)
【女性】
・通うのが面倒になったのと、もっと一緒にいたかった(31歳)
・彼氏が転勤になったのが、一緒に住むきっかけになった(24歳)
・家賃、光熱費の節約、防犯対策(31歳)
・仕事が忙しく会う時間がなかったから(34歳)
・結婚前に相手のことをよく知りたかったし、家族も納得していたので(38歳)
・近い将来結婚する予定がもうあった(37歳)
現在同棲中の人に、今のパートナーと結婚の予定があるかどうか聞いてみると、40.4%が「結婚の予定がある(時期が決まっている)」、30.3%が「結婚の予定がある(時期は決まっていない)」という結果に。全体の約7割が結婚を視野に入れて同棲をスタートさせていることが分かります。
ちなみに、「わからない・決めていない」(18.2%)に関しては、女性は9.5%に対し、男性は24.6%。
過去に同棲経験がある人には、当時同棲していたパートナーと結婚したか聞いてみました。
結果、「結婚の予定があり、結婚した」(46.8%)、「結婚の予定はなかったが、結婚した」(13.9%)となり、合わせると実際に結婚したカップルが全体の6割を超えました。同棲をスタートさせたきっかけはさまざまでも、結果結婚に至っているカップルが多いんですね! 同棲ってちょっといいかも……と思った人も多いかもしれません。
どうやら同棲のきっかけや動機は男女で多少異なるよう。昔は「同棲なんて!」と反対するご両親も多かったかもしれませんが、同棲期間を経て結婚しているカップルが6割を超えており、結婚を前提として相手を見極める期間として一緒に住むというのは長い人生を考えると、案外いいのかも。相手の生活習慣や癖などをちゃんと分かった上で結婚すれば、「こんなはずじゃなかった」というケンカは最小限に抑えることができそうですよね。
次回は同棲した際に住んだ部屋の広さや間取りに関しての調査結果を発表します。二人で快適に生活できる間取りとはどのようなものなのでしょうか。ぜひチェックしてみてくださいね!
この記事のライター
SUUMO
172
『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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