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親密な間柄になった男性には、積極的に手料理を振る舞っている40代女性も少なくない傾向です。
ところが、女性が料理を作っている様子を見て「ん? もしかして、この子、俺とは合わないかもなぁ……」と、男性が意外と冷静な判断をくだす引き金になっていることも、しばしば。
ふたりの距離を縮めてくれるはずの時間なのに、ちょっとしたクセのせいで逆効果に働いていることもあるというわけです。
フードアナリストでもあり、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする私、並木まきが、男が「あー。俺とは合わない」とジャッジしたというエピソードから「興味深い」と感じた、40代女性の料理グセに迫ります。
「当時40歳の元カノの話です。
料理が好きって言っていて、週末はよく家で手料理を振る舞ってもらっていました。
でも、その子が料理をしたあとのゴミ箱を見ると、いつも野菜のゴミが多くて……。
明らかに、食べられる部分もザックリと切って、捨ててあるんですよ。
一度、その子に指摘したら『私は、ケチケチしたくないし、美味しいところだけを食べたいから』って開き直られたんですが、そういう話じゃないんじゃないかなって思いました。
これが原因で別れたわけではないけれど『俺とは、なんか違うな』って思ったエピソードです」(44歳男性/SE)
野菜の“クズ”をどこまで捨てるかは、個人差がかなりある部分。
ここで感覚の違いが露呈してしまうと、細かなところが気になる男性ほど「俺とは合わない」と感じる男性もいるのが実態です。
「僕の家が狭いのがいけないのかもしれないけど、前にちょっと付き合っていた45歳の女性は、料理をするときにも豪快に洗い物をしながら調理を進めるクセがあって、それがどうも苦手でした。
いや、手際よく料理を進めるのは、いいことだと思うんです。
でもね、僕の家がワンルームでキッチンが狭いので、料理しながら洗い物をすると、洗剤が料理に入っているのを何度も見ちゃったんですよ。
言い出しにくくて、結局、指摘はしませんでしたけど、そういうところに気が回らないあたりから、大雑把な性格なのかなって感じ、ちょっと違うなって思ってしまったのも事実です」(45歳男性/製造)
男性のひとり暮らしだと、料理をしないことから、キッチンが狭い部屋に暮らしているパターンも珍しくありません。
本来、洗い物をしながら料理を進めるのは「手際がいい!」と褒められそうなものですが、“狭いキッチン”という特殊な空間では、これがアダとなってしまったケースと言えます。
でも確かに、洗剤入りの料理を食べるのは、ちょっと抵抗を感じても無理はないのかも。
そこまで見ているの……⁉
「1年ほどおつきあいした当時42歳の彼女は、感情の起伏が激しいタイプで、けっこう苦労させられました。
その子がそういう性格だったせいもあるのかもしれないけど、調理を始めてから洗い物をするまでの間ずっと、包丁を出しっぱなしにしているのが、どうも気になってダメでしたね……。
包丁って、置いてあるだけで一瞬、ギョッっとするじゃないですか。僕だけですかね……?
それまで付き合った彼女たちは、使ったら、その都度洗って見えないところにしまっていたし、調理を終えてからまな板の上に出しっぱなしなんてこともなかったから、なんとも衝撃を受けました」(48歳男性/経営)
包丁をどのタイミングでしまうかも、個人差がある部分。
感情の起伏が激しい性格も少なからず影響していた可能性は否めないけれど、料理をしなれない男性ほど、“包丁”というものが無造作に置いてあるだけで、ギョッとしてしまうのも傾向かもしれません。
手料理を振る舞うシーンでは、その人なりの調理のクセが現れるものです。
当人にとっては「なんてことない」と思うことでも、男性たちは意外と細かいところにも気がついているようですね。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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