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東大生界隈でささやかれる「引き寄せの法則」。20代の女性が見も知らぬ40代のおじさんに話しかけた理由は

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 元国税職員さんきゅう倉田です。好きな税務調査は「任意調査」です。24歳で東京国税局を辞めて芸人になり、随分と月日が経ちました。 

 

仕事をしながら東大に入るために受験勉強をした3年間。仕事をしながら知識を増やすため、学問を理解するため、思考のフレームワークを得るために勉強する3年間。常に勉強と仕事の両方に向き合っています。 

 

幸い、講演や研修の講師として、経営者団体から士業の集まり、学校など全国に出向いています。先日は、税理士会の研修講師として大阪に伺いました。この時、実に25年ぶりに『ジョジョの奇妙な冒険』で間田敏和が言った「スタンド使いはスタンド使いと引かれ合う」という言葉を思い出しました。 

 

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◀◀20代の女性が、見知らぬ40代のおじさんに最初に放ったひと言は

 

▶店内でも偶然隣の席に!会話は続く

「化学です。」 

筆「じゃあ、『三体』いいですよ。化学や物理の知識があるとより楽しめる小説だと思います。物理の用語が多いs…」 

 

先頭のお客様どうぞ。 

 

店員が彼女をカウンター席に案内した。彼女は会釈をして、店内に入っていき、筆者は再び『三体』を開いた。汪淼がVR空間上のゲーム「三体」の中で3つの太陽の謎を解明し、文明が滅びたところだった。 

 

のめり込んでページをめくっていると、筆者も店内に通された。隣では先ほどの女性がお好み焼きをつついている。 

目が合った。 

 

筆「何にしたんですか?」 

女「豚玉です。何にしました?」 

筆「ぼくも豚玉です。ふふふ」 

 

荷物を置いて、席に着く。 

 

筆「物理の質問をしてもいいですか」 

 

女性はお好み焼きを頬張ったまま頷いた。 

 

筆「三体に”狙撃手仮説”と”農場主仮説” という言葉が出てくるんですけど、これって物理学で有名な言葉なんですか?」 

 

※狙撃手仮説:「あるずば抜けた腕を持つ狙撃種が的に10センチ間隔で1つずつ穴を開ける。この的の表面には2次元生物が住んでいる。2次元生物のある科学者が自らの宇宙を観察した結果、1つの法則を発見する。すなわち宇宙には10センチごとに必ず穴が空いている。射撃手の一時的な気がまぐれを、彼らは宇宙の普遍の法則だと考えたわけだ。」 

 

※農場主仮説:「ある農場に七面鳥の群れがいて、農場主は毎朝11時に七面鳥に給餌する。七面鳥のある科学者が、この現象を1年近く観察し続けたところ1度の例外も見つからなかった。そこで七面鳥の科学者は宇宙の法則を発見したと確信する。すなわちこの宇宙では毎朝午前11時に食べ物が出現する。科学者は、クリスマスの朝、この法則を七面鳥の世界に発表したが、その日の午前11時食べ物は現れず、農場主がすべての七面鳥を捕まえて殺してしまった。 

 

劉慈欣、大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳『三体』早川書房,2024 
 

 

女「私はまだ1年生で基礎しか勉強してないんですけど、聞いたことがないです」 

 

のちに調べたところ、これらは作品独自の表現のようだった。 

 

筆「そうですか。ありがとうございます。キャンパスはどこなんですか」 

 

筆者の脳内では、横浜にあって化学学科を有し、奈良から進学するほどの大学が3つに絞れていた。 

 

▶出身校と大学を見事的中

女「日吉です」 

筆「じゃあ、西大和高校から慶應ですね」 

女「なんでわかったんですか」 

 

女性は驚いている。筆者はこんなとき高い確率で当ててしまう自分に対し、得意になっている。慶應に行くほど賢くて、隣にいるおじさんの読んでいる本に興味を持って話しかけてしまうのは進学校出身者である。奈良の進学校といえば、東大寺学園か西大和だが、東大寺は男子校だ。

 

女性はさらに続けた。 

 

女「東京の大学を受けたんですけど、慶應に行ったんです」 

筆「理科一類を受けたんですね」 

女「そうなんです」 

 

大阪のお好み焼きやの店先でたまたま話しかけてきた女性は元東大受験生だった。元東大受験生の隣に並んでいたのが偶然にも現役の東大生だったのだ。 

 

以前、番組の打ち上げで慶應大学の1年生と会った。彼女は「理一を受けて落ちてしまったんですけど、理二の合格最低点よりは高かったんです」と言っていた。筆者は「惜しかったんだな」と心の中で思ったが、世間(X)では恥ずかしい発言とされているらしい。 

 

しかし、目の前の女性は「理二の合格最低点よりは高かったんです」とは言わなかった。 そこからはお好み焼きを食べながら他愛のない話をした。 

 

筆「サークルは何かやっているんですか」 

女「いまはカバディをやっていて、2年生から留学生支援のサークルにはいります」 

 ※本人が特定されないよう、サークルを変更しています。 

 

お好み焼きを食べ終えるころ、女性が聞いた。 

 

女性「普段は何をしているんですか」 

筆者「今働きながら大学に行っていますね」 

女性「どこですか」 

筆者「本郷です」 

 

▶「本郷」と答えた時の彼女の反応は

女性「ああ」 

 

女性は納得したように首を縦に振っていた。 

 

そこから、大学院では東大に行くかもしれないとか、東大の学生は非常に良いとかそんな話をして、別れた。 

 

互いにずっと勉強を続けていたら、またどこかで出会うかもしれない。 筆者の中で「スタンド使いはスタンド使いと引かれ合う」という言葉が繰り返し繰り返し流れていた。

 

 

■編集部より

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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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