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渋谷から急行で約5分、「シモキタ」と呼ばれ、長年若者たちに愛されてきた下北沢。流行にとらわれず、独自のファッションや音楽、サブカルチャーを好む多くの若者たちが暮らしている下北沢で、今回は、お笑い芸人として活動する「真夜中クラシック」のタケイユウスケさんに、シモキタの魅力を語っていただきました!●プロフィール
名前:タケイユウスケ/年齢:30歳/職業:お笑い芸人
家賃:5万円/間取り:1K/駅から徒歩:5分/築年数:30年
――下北沢を選んだ理由は?
下北沢は僕にとって、ずっと憧れの街ですね。福岡のファッション系専門学校に通っていたころ、友人に誘われて芸人を目指し、上京しました。初めは、芸人仲間と西日暮里や学芸大学で家賃節約のためにルームシェアをしていて。今の相方とコンビを組んで、下北沢のライブハウスでレギュラー出演させていただけるようになってから、下北沢のサブカル感にハマり、住むことに決めました。
――下北沢の好きなところは?
自分の好みと街にあふれているものが一致するところ。僕はファッションも音楽も、お酒も好きで、下北沢にはそれがすべてそろっている。サブカルチャー好きにはたまらないですね! 若者が多くて活気があるけど、意外とファミリー層が多く住んでいるので、安心できる街だと思います。ごくたまに、THE・サブカルっぽい独特な雰囲気をもった女子に遭遇して怖い思いをすることもあるんですが……(笑)。
――下北沢の嫌いなところは?
観光地として外部からの人が増えた結果なのか、キャバクラやガールズバーが増えている気がします。サブカルチャーの街にキャッチをする人も出現して、街が変わってきているというか。変わっていくことも魅力ですが、憧れだった下北沢が薄れていく寂しさもあります。
――住む前と住んでから、街のイメージは変わった?
変わりました。以前はライブがあるときやプライベートで遊びに来て、買い物をする街。住んでからは、飲む街かな。商店街の飲み屋さんを開拓し、芸人仲間やバンドマンと毎日のように飲むことが増え、新しい楽しみ方ができました。面白いコンセプトのお店が多く、例えば、「座れる立呑み屋」。もう意味が分かんないですよね(笑)。とにかく安くて、なにしろ座れる。いつも僕たちの味方でいてくれます。
――あなたが思う、「下北沢」とは?
“若者が等身大な暮らしを楽しむ場所”、ですかね。同じく若者の街と言われる原宿や渋谷にはない、この街に染み付いたローカル感があって、暮らしやすいのが一番いいところだと思います。僕は鹿児島の田舎育ちなので、地元を思い出す部分があって安心する。刺激的な仲間がたくさんいて、好きな服を着て好きな歌を歌って、そうやってカルチャーを愛する若者たちが下北沢の今を積み重ねてきたことが感じられるし、そんな自分も下北沢の一部なんだ、と。
下北沢が大好きなタケイユウスケさんに、よく行くスポットや気になるスポットを紹介してもらいました!
1.長年工事中な下北沢駅
僕が上京して初めて下北沢に上陸した10年前からずっと工事中。変化は見られますが、ずっと工事中。いつの日かピカピカな下北沢駅が見られることを心待ちにしています!
2.高架下の商売人
下北沢駅南口の高架下では、占い師やミュージシャン、自作の詩を売る人がよくいます。そういう人たちがいるのも、下北沢らしさ……?
3.南口商店街のディープスポット!
駅の北と南にはにぎやかな商店街があって、どちらも個性的な店が並んでいます。服を買うなら北口、飲むなら南口がオススメ!
4.つい飲み過ぎて帰るストリート
よく一緒に飲む芸人仲間は、とにかくこの通りにお世話になっています。下北沢はつい深酒してしまう街。酔っ払ってこうならないように、気をつけましょう(笑)。
5.注意書き@病院
下北沢の病院には変わったこだわりも……! マスクのチラシもアンディ・ウォーホル風で、オシャレですね。通院が楽しくなること間違いなし!
とくかく安い! 下北沢での生活は?――買い物はどこでしていますか?
下北沢には便利なスーパーが多いですが、僕はもちろん北口のピーコックストア派! と言いつつ、下北沢には安い飲食店が多いので外食がほとんどですね。安いは正義です。それから、ピーコックストアの近くには古着屋さんが集まったホットスポットがあり、激安な掘り出し物が多くあります。Tシャツなんか、驚く値段で売っているので、普段着ている服はここでゲットしてます。
この記事のライター
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