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一人暮らしの住まいを探すとき、どんな条件で探しますか? 2階以上がいいとか、キッチンが独立しているとか、気になる条件はいろいろありますが、トイレとお風呂が一緒なのか、別なのかは大きな問題。今回は、現在一人暮らしをしている人がどちらのタイプの部屋に住んでいるのか、男女300人に調査してみました。
8割もの人がバス・トイレ別の部屋に住んでいた!
現在住んでいる部屋のトイレ・お風呂のタイプを聞いたところ、78.0%もの人がバス・トイレ別と回答しました。一緒の人は20.3%、風呂が付いていなかったり、どちらも共同だという「その他」は1.7%でした。バス・トイレ別の部屋は家賃もそれなりに高くなるわけで、一人暮らしをしているとき、バス・トイレ一緒の部屋にずっと住んでいた筆者にとっては意外かつうらやましい結果でした。
男女別に見ると、バス・トイレが別なのは男性が74.7%、女性は81.3%と、女性のほうが数値が高い結果に。社会人と学生では、給料をもらっている分余裕があるのか、社会人のほうがバス・トイレ別の部屋に住んでいる人が多いようです。
バス・トイレ一緒の部屋を選んだ理由については、大半が「このタイプはイヤだったけど、別になると家賃が上がるので我慢した(学生・男性・24歳)」「家賃が安く済むから(社会人・女性・29歳)」といった、家賃問題が挙がりました。その他、「学校の寮だからタイプは選べない(学生・女性・24歳)」という人や、「バス・トイレ一緒でも、部屋が明るかったり、他の部分でいい部屋だったから(学生・女性・24歳)」「別々にする必要がないから(社会人・男性・25歳)」という人など。一緒の必要がない、気にしないからという人は男性に多いようです。
バス・トイレ別の部屋を選んだ理由では、「以前ユニットバスの部屋に住んでいて狭かったので(社会人・女性・29歳)」「以前ユニットバスに住んでいたが、狭いし、カビがすぐ生えて掃除が大変でした(社会人・女性・27歳)」というように、以前の教訓を活かして別を選んだという人もいれば、「バス・トイレ別は絶対に譲れない(社会人・男性・22歳)」「お風呂のときは、湯船に漬かりたかったから(学生・男性・21歳)」「家賃が高くても、バス・トイレが同じは衛生的に嫌だったのでこだわりました(学生・女性・21歳)」など、はじめからバス・トイレ別を希望していた人も。
引越すとしても、「バス・トイレは別」を希望する人が8割以上さらに、引越すとしたら、次の部屋のバス・トイレはどのタイプがいいか聞いたところ、82.7%もの人が「別がいい」と回答しました。別がいい理由としては「一緒だと衛生面が気になるし、トイレ周りが水浸しになる。また、風呂に入るときにトイレで着替えるのは嫌(社会人・女性・24歳)」「一緒だとニオイや衛生面が気になる(社会人・男性・28歳)」「友達が泊まりにきたときなど、別のほうが便利なので別がいい(社会人・女性・28歳)」といった声が挙がりました。また、「お風呂にゆっくり漬かりたいので、お風呂は別がいい(社会人・女性・24歳)」という女性のコメントが多かったのも特徴的でした。
「どちらでもいい」(13.7%)という人は、「特にこだわりはない(学生・男性・23歳)」という人が多数。また、「家賃が変わらないならバス・トイレ別がいいが、おそらくそういうわけにもいかないだろうから「どちらでもよい」(学生・女性・21歳)」という人も。「どちらでもいい」と答えた人は、約7割が学生でした。
バス・トイレが別か、一緒か。人によって「絶対に別がいい!」のか、「どちらでもいい」のかが別れるようです。しかし、今回の調査では、別を希望する人が多く、実際にもバス・トイレが別の部屋に住んでいる人が多かったです。一人のときは良くても、人が泊まりに来たときに不便を感じるというコメントもありました。
一度契約してしまえば、なかなか住み替えをするのは難しいもの。一人暮らしの部屋はバス・トイレ一緒の物件も多いですから、部屋を決める前に、自分にとって譲れるポイントなのか、そうでないのかを確認できるといいですね。快適な一人暮らしライフを送るために、ぜひ事前にチェックしておきたいものです。
●【連載】賃貸一人暮らし調査 記事一覧この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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