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40代独女が婚活をしてみたらどうなる? OTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、婚活歴3年半以上。婚活パーティ、バー婚活、個室婚活、紹介婚活などにチャレンジしたが、すべて玉砕してきた。
新たな出会いがないため、二度目の婚活アプリに挑戦中。50歳の眼科医とマッチングして……。この物語は40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
約2年ぶり、2回目の婚活アプリ。以前に登録していたアプリと違うからかもしれないけれど、思った以上にレスポンスがある。しかも、わりと同世代の男性から。
1人目にマッチングしたのは、猫好き男子・シリコンさん(48歳)。家に来ないかという誘いを断ったら「何もったいぶってるんだ」と傷つく言葉を言われたけれど……。
2人目にマッチングしたのは、眼科医のレンズさん(50歳)。
レンズ「アサミさん、面白いかたですね。いきなり老眼の話をされたのは初めてです」
アサミ「老眼ネタから始まってしまって失礼ではなかったでしょうか?」
出だしはちょっと「いい感じ」がする。ま、シリコンさんのときもそう思ったから、まったくアテにならない感覚だけど!
100人以上から来ていた「いいね!」をノールックで「いいね!返し」したので、また変な人に当たっちゃうかしらと懸念していた。でも、眼科医のレンズさんは真っ当そうだ。
レンズ「僕は半年くらい前に登録したのですが、なかなかいい出会いがなくて。実はそろそろ退会しようかと思っていたんです。アサミさんはいつ頃からやっているんですか?」
アサミ「私は数日前に登録したばかりです。だからまだ要領がわかっていなくて」
以前に別の婚活アプリを経験していることは、あえて言わずにいた。
レンズ「僕も半年のわりには慣れていないです。仕事が忙しかったりすると、まったくチェックできなかったりしたので」
登録して半年だったら、それなりに女性とマッチングしてきているはず。なんといっても医者だし、その肩書きで食いついてくる人もいるだろうしね。モテるでしょう。
アサミ「ドクターですから、お仕事お忙しいですよね」
レンズ「いまは総合病院を辞めて開業準備中なので、そうでもないです。だからログインできてます」
アサミ「そうでしたね、クリニック開業準備と書いてくださってましたね」
そうだ。メッセージに書いてあったわ。「年内の開業をめざして準備をしているところです。その前に、パートナーが見つかったらいいなと思っています」って。
彼はどんな女性を求めるのだろう。というか、そもそもなんで私に「いいね!」くれたのかな。他にもたくさん女性は群がってくるだろうに。
レンズ「開業したときに、手伝ってくれるパートナーがいるといいなと」
アサミ「お仕事の秘書みたいなところですか? それとも家庭を守るみたいな?」
レンズ「いえ、むしろクリニックの経営を一緒に考えられるパートナーですかね」
アサミ「なるほど。では、しっかりされている方がいいのですか」
レンズ「そうですね。落ち着いた女性がいいです。この半年で何人かメッセージ交換もお会いすることもしましたが、なかなかいなくて」
ふーん。経営的なビジネスパートナーとしての役割を求めているのか。
アサミ「そうですか。今まで会ったかたはどんなところが違うとお感じになったのですか?」
レンズ「いまの仕事を辞めてクリニックを手伝いたい、みたいな女性が多くて。寿退社をしたいと思っている女性が現代の日本にもこんなにいるのかと」
アサミ「レンズさんとしては、別にお仕事をしつつ、クリニックの経営も手伝う女性がご希望なのですか」
レンズ「そうですね。開業資金もそれなりにかかりますし、その後もずっと継続していかなくてはいけません。僕の収入だけに依存されてしまうのは、ちょっと」
職業が医者だと、それなりにお金を求める人もいるだろうな……。婚活業界では「医師専門ハイスペック婚活」みたいなものもあるし。
アサミ「一般的にはお医者様=高収入というイメージですから、ドクターと結婚したら仕事をやめても平気だと思われる方が多いのかもしれませんね」
レンズ「そうですね。でもそれって、僕の肩書きとお金を見てアプローチしてきている印象があるじゃないですか。何度かメッセージ交換をしていると、そういうところが透けてみえてきて、ガッカリしてしまうんです」
レンズ「なんだか僕の婚活のグチになってしまいました。すみません! でも、アサミさんはそういう方じゃない気がしたのです。アサミさんは出版社にお勤めなのですよね? バリバリのキャリアウーマンじゃないですか」
バリキャリ……。ま、一般的に見たらそうだよね。
アサミ「自分ではバリバリのつもりはないんですけれど。仕事が面白いから、気が付いたら長くやっていたっていう感じです。そうですね、寿退社したいと思ったことはないです。いまの仕事をいつまで続けるかはわからないけれど、何らかの形でずっと仕事はしていたいと思っています」
レンズ「僕はそういう女性が魅力的だと思います。経済的に男性に依存する“主婦”になりたいという女性にはガッカリしてしまうんです。働く女性は増えましたが、どこか腰かけ的な働き方でしかない方もいまだに日本は多いと思います」
アサミ「私のまわりには仕事を頑張っている女性が多いのであまり身近には感じませんが、主婦志向の女性も少なからずいらっしゃるのですね」
レンズ「少し前に会ったかたは、会社は辞めるけどインフルエンサーとして仕事をするから大丈夫とか言っていて。インフルエンサーの収入がどのくらいかは知りませんが……。僕とは考えが違うと思いました」
いまどきyoutuberとかスゴイかたいますよ! レンズさん、ちょっと偏った思考があるかな。
アサミ「いまは職業も多様化していますからね。インフルエンサーで有名なかたは、とても高収入でいらっしゃると思います」
レンズ「そうかもしれません。でも、僕は一過性ではない、継続的に信頼性のあるお仕事をされている方が希望です。アサミさんはずっと出版社にお勤めなのですか?」
アサミ「はい。実は今年で勤続25年を迎えました。今後も継続的に……かはわかりませんが、会社の歴史はあるほうだと思います」
レンズ「老舗の出版社にお勤めなのですね。すばらしい。でしたら、ご自身でも十分に経済的自立をされていますよね」
アサミ「社会人で25年やっておりますから、人並みには自立しています。でもドクターのようなお仕事からみたら、足元にも及ばない程度です」
レンズ「いやぁ、すばらしい。アサミさんのような経済的自立、社会的自立をした女性が、日本にはもっと増えなくてはいけません」
ほめていただいているのはありがたいけれど……。けっこうガツガツ聞いてくるのね、レンズさん。今までの傾向だと、男性は自分語りするタイプのほうが多くて、あまり質問をしてこなかった気がする。ちょっと新しいパターンかな。

2016~2018年の「40代編集長の婚活記」を収録! おうち時間が長くなっているいま、婚活記の一気読みはいかがでしょうか!
『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活: 婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと』
5/8(金)20時30分~ OTONA SALONE 編集長アサミ インスタライブを実施の予定です。アカウントは otona_salone ご覧いただける方はフォローお願いします!
トーク内容はいろいろ。ライブ中の質問は大歓迎! おうち時間を少しでも楽しんでいただけるものになったらと思っています。
【次回は5/13(水)17時の更新。お楽しみに!】
【前回はコチラ】
【40代編集長の婚活記#195】婚活歴3年半、40代独女が「捨てたモノ」
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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