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なんらかの症状から病気が疑われる時、精密検査につかうもののひとつが「MRI」です。
「MRI」は何の略でしょう。
答えは「Magnetic Resonance Imaging」です。
「MRI」は「核磁気共鳴画像法」の英語「Magnetic Resonance Imaging」の略です。検査される人に高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせる際に発生する電波を受信コイルで取得、そうして得られた信号データを画像に構成するしくみです。水分量が多い脳や血管などの部位を診断するのに向いています。
MRI装置からは大きな磁場が発生しているので、磁場を乱すものを身につけていると画像が悪くなります。安全のためにも、身につけている磁性体がないかを検査前にチェックします。ペースメーカーなどもつけていてはいけません。
MRI 装置の架台の内部には強くて均一な磁場(静磁場)が常時発生。その強さはエレキバンのの10倍前後で10,000ガウスほど。寝台に乗って架台の中に入ると、強くて均一な静磁場が全身にかかります。MRIでは体内にある水素原子核から発生するごく弱い電波を受信して画像化するため、特に見たい部分に受信コイル、RFコイルと呼ばれる電波のアンテナを装着してから検査を開始。撮像が始まると装置から聞こえる「コンコン」という音は、必要な断層像を得るために加えられる微弱な磁場(傾斜磁場)によるもの。撮影中はずっと鳴り続けています
体内からの電波信号は、コンピュータによってデジタル画像に再構成され、病気の部分と正常の部分の水素原子核の動きの違いをコンピュータが画像の白黒として認識します。こうしてMRI検査の結果となる画像が生成されます。その他にも、また必要に応じて処理を加えれば診断に有益なデータが得られるのです。
MRIは狭い筒のようなものの中に入ってしばらくそこに閉じ込められるので、閉所恐怖症の人などはMRI検査が苦手だと言います。芸能人などの著名人にも、MRI検査を避けたくて人間ドックに行かない人がいるようです。
MRIは筆者も苦手ですが、必要に応じて検査は受けねばならないもの。健康の維持と病気の早期発見のためにはがまんも必要です。それでもどうしてもMRIはいやだという方は、主治医に相談すればほかの方法が見つかるかもしれません。
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OTONA SALONE|オトナサローネ
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