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SUUMOとオイコスは共同で、9月の住宅ローン金利ランキングを発表した。都市銀行や信託銀行、ネット銀行など主要11銀行の住宅ローンを対象に、独自に調査・分析したものだ(2012年9月14日現在)。
■三井住友銀行が10年固定の金利引き下げ競争に参戦変動金利は基準となる短期金利がほぼゼロ金利で動きがないため、各行の金利も前月と変わらず、ランキングにも変化はない。一方、長期金利の基準となる10年国債の利率はやや上昇したため、連動して10年固定金利や35年固定金利のランキングには動きがあった。
まず10年固定だが、都市銀行4行はいずれも店頭金利を前月から据え置き、三井住友銀行を除く3行は金利引き下げ幅も変わらずランキングも4位のままだった。三井住友銀行は前月までは引き下げ後の金利が他の3行より0.3%高く最下位に甘んじていたが、今月になって引き下げ幅を0.3%拡大して他の3行と同率4位に躍進した。これまで金利引き下げ競争と一線を画していた三井住友銀行だが、10年固定についてはスタンスを変更した模様だ。
10年固定のトップ争いは前月に三菱UFJ信託銀行が引き下げ後金利1.25%で1位に躍り出たが、今月は店頭金利を0.1%引き上げたため4位にダウン。代わって金利を据え置いた三井住友信託銀行がトップに返り咲いた。また前月9位だったイオン銀行が店頭金利を下げ、引き下げ幅を拡大して同率の1位にジャンプアップしている。
■長期金利上昇で35年固定の歴史的な低金利が一服35年固定は長期金利の上昇を受けて歴史的な低金利が一服し、各行とも店頭金利を引き上げた。ただ、引き上げ幅には銀行により差があり、ランキングにも変動が出たかたちだ。
このところ新生銀行と住信SBIネット銀行が35年固定のトップ争いを繰り広げているが、今月は住信SBIネット銀行の金利引き上げ幅が0.12%と大きく、0.05%アップにとどまった新生銀行が逆転して1位に返り咲いた。前月3位だったみずほ銀行は金利を0.1%引き上げ、5位にダウン。代わって金利引き上げ幅0.05%のりそな銀行のフラット35と三井住友信託銀行のフラット35が、同率で3位にアップした。
10年固定では金利引き下げ競争に参戦した三井住友銀行だが、35年固定ではプロパーローン・フラット35とも金利を0.07%引き上げ、引き続き下位に甘んじている。また三菱UFJ信託銀行は金利を0.1%引き上げたため、前月の10位から12位にランクダウンした。
詳しいランキングはSUUMO住宅ローンの比較・ランキングをチェック 元画像url 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナルこの記事に関連するキーワード
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SUUMO
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