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住宅ローンのおトク度は銀行で大違い!6月の金利ランキング

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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SUUMOとオイコスは共同で、6月の住宅ローン金利ランキングを発表した。これは都市銀行や信託銀行、ネット銀行など主要11銀行の住宅ローンを対象に、独自に調査・分析したものだ(2012年6月10日現在)。

■資金計画に余裕があるほど金利でトクできる

変動金利の1位から3位までは前月と同じ顔ぶれで、金利も変わりはない。4位の金利も前月と同じ0.875%(引き下げ後金利)だが、同率の銀行が1行増えて5行となった。その1行は三菱UFJ信託銀行で、前月までは「店頭金利から1.20%引き下げ」としていたが、6月からは「1.20%~1.60%引き下げ」と引き下げ幅に段階を設けている。

引き下げ幅に段階を設けるのは、どうやら最近のトレンドとなっているようだ。段階制を採用しているのはいずれも都市銀行・信託銀行で、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行のメガバンク3行は「1.40%~1.60%引き下げ」で横並びとなっている。

段階制で金利を引き下げる銀行では、自己資金比率(価格に占める自己資金の割合)や年収負担率(年収に占める年間返済額の割合)などの審査結果によって金利引き下げ幅を決めるとしている。自己資金比率が20%以上だったり、年収負担率が20%以下だったりすると、金利の引き下げ幅が大きくなるというわけ。資金計画に余裕を持たせることが、住宅ローンでトクするコツといえそうだ。

■ギリシャ再選挙の結果が住宅ローン金利に影響する!?

10年固定と35年固定は前月に続き、金利を引き下げた銀行が多かった。10年固定は0.05%程度の引き下げが多く、ランキングトップの4行は引き下げ後金利が1.40%と過去最低水準だ。35年固定はさらに引き下げ幅が大きく、三井住友信託銀行は前月比で0.45%と大幅に引き下げている。全体的に引き下げ後の金利水準は2%台前半が主流となっており、りそな銀行と三井住友信託銀行のフラット35は2.01%と2%割れ寸前だ。

固定期間の長い金利が下落しているのは、マーケットで長期金利の指標となる10年国債の利回りが下落基調となっている影響が大きい。背景としては、日銀が金融緩和姿勢を崩しておらず、海外に目を転じると欧州や米国の金融不安が続いていることが挙げられる。特に欧州ではギリシャの再選挙をにらんで金利が上下する動きが見られた。結果的に財政緊縮派の旧与党が勝利したことで金融不安が一服した形だが、そのことだけで問題が解決するほど欧州の金融不安は単純ではない。G20が国際通貨基金(IMF)への資金拠出を決め、7月には欧州安定メカニズム(ESM)が発足するなど、欧州債務問題克服に向けた政策が打たれつつあるが、今後もしばらくは一進一退の金利の動きとなりそうだ。

■詳しいランキングはSUUMO住宅ローンの比較・ランキングをチェック 元画像url 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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