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2年無料! 家も雑貨もぜんぶ無印良品で暮らしてみた。 その住み心地は?

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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2年無料! 家も雑貨もぜんぶ無印良品で暮らしてみた。 その住み心地は?

さまざまな生活様式、デザインになじむ雑貨・家具・インテリアを販売する「無印良品」。暮らし全般のアイテムに加え、2004年からは「家」まで売り始めている。そんな「無印良品の家」では、2012年思い切ったキャンペーンをスタート。なんと、「実際に無印良品の家に住んでくれるモニター」を一般募集。当選した1組の夫婦に、2年間無償で一戸建てを提供しているのである。幸運を手にした当選者に、その住み心地などを聞いてみた。
2年の「試し住み」で分かった、「無印良品の家」の魅力とは?

やってきたのは東京・三鷹にある「無印良品の家」。『ぜんぶ、無印良品で暮らしています。』の著者でもある藤田あみいさんは、2013年よりここで夫と生活している。その1年後には長女も生まれ、3人家族となった。

まずは「無印良品の家」に住むことになった、ややユニークな経緯から聞いてみよう。

「4年前、無印良品が『この家に住んでみたい人』を一般募集していたんです。ブログで住み心地をレポートすることで、2年間無料で住めるという夢のような話でした。当時、三鷹近辺でマイホーム探しをしていたものの、なかなか理想の家に巡り合えず疲れ果ててしまった私たちはダメもとで応募してみることに。……まさか、選ばれるとは思っていませんでした」

5万件を超える応募のなかから選ばれた藤田さん。しかし当初は、熱狂的に無印良品を愛する、いわゆる「ムジラー」でもなく、「無印良品の家」の存在自体も知らなかったという。

「SNSのタイムラインにモニター募集の投稿が流れてきたのを、たまたま目にしただけなんですよね。正直、当時は無印良品の家のことはよく分からなかったです。熱烈に住みたいというよりは、場所も希望の三鷹だし、ウェブサイトの情報を見る限りは何だか良さ気だし、タダだし……、というくらいの感覚。本当に良さが分かったのは住み始めてからです」

【画像1】仲睦まじい藤田さん夫妻。陽光そそぐウッドデッキにて(写真撮影/榎並紀行)

【画像1】仲むつまじい藤田さん夫妻。陽光そそぐウッドデッキにて(写真撮影/榎並紀行)

では、具体的に「無印良品の家」の何がそんなによかったのだろうか?
藤田さんの激賞ポイントは主に4つある。

●狭くても開放的で、空間の自由度が高い
「初めて見学したときは基礎や骨組みだけの状態でしたが、『ぜいたくな造り』だと思いました。決して広くない家ですが、空間に区切りをつくらず開放感を出すことで“小さく暮らす”ことの快適性を追求しているように思えます。
1階と2階も吹抜けだし、全部の空間がつながっているので、空間の自由度も高いですね。どこをどう使ってもOKというか。例えば、夫婦2人のときは2階に寝室があったけど、妊娠して階段がきつくなったのでベッドを1階に下ろしました。私も夫も自宅で仕事をすることが多いので、気分に合わせてワークスペースを変えられるのもいいですし、これから娘が成長していったときに、彼女の世界をこのスペースの中でどうつくってあげようかなと想像する楽しみもあります」

写真提供/藤田あみい

写真提供/藤田あみい

●好みに応じてカスタマイズできる
「工事の時点で細かい希望を聞いてくれたのもよかったですね。庭の半分は『日本庭園風にしたい』という夫のこだわりがあって、ウッドデッキのサイズも相談しながら工事してもらいました。週末に“庭いじり”ができる余地を残しています。
私の希望は収納ですね。2階の壁一面を使って、7mもの大型収納をつくってもらったんです。この収納は後から撤去することもできるので、将来的には一部を娘の個室に変えようと思っています。暮らし方に合わせてある程度のカスタマイズができるのも魅力だと思います」

写真提供/藤田あみい

写真提供/藤田あみい

●冬は暖かく、夏は涼しい
「住んでみてから分かったポイントですが、冬は暖かく、夏は涼しい。今も(取材は12月)、暖房器具は1階のエアコンしか稼働していませんが、寒くないですよね? 冬は下から上に空気が循環するので、この1台で十分なんです。加えて、日の入り方も計算され尽くしています。冬は部屋の奥までたっぷり日が注ぐように、逆に、夏は室内に日が入らないようになっているんですよ。家の向きやひさしの長さなども計算し、日によって室温が安定するよう考えられている。“頼りがいがある家”だなと感じます」

写真提供/藤田あみい

写真提供/藤田あみい

●デザインがかっこいい
「外観がカッコいいので、近所の小学生が集まって来るんです。ラボラトリーっぽいからか、『博士の家』なんて呼ばれているみたいです。何人かの常連は、たまにうちでご飯を食べていきますよ。ウッドデッキもあって開放的なので、『地域とつながりやすい家』なんだと思います。今までさほど近所付き合いがあったわけではなかったので、地域の人と気軽に『こんにちは』が言い合える生活に憧れていたんです。ここに住んだら、それが簡単にかなってしまいました」

写真提供/藤田あみい

写真提供/藤田あみい

2年間の無料モニター終了後、「購入」を決意

なお、2年の無料モニター終了後は「購入する」「賃貸物件として住む」「転居する」と、3つの選択肢があったそうだが、夫婦は購入を選ぶ。モニター期間は2015年1月まで。検討にあたり、住宅価格を聞いたのが2014年秋ごろだった。藤田さんいわく「人気のエリアなので安くはない」金額だったが、2年間じっくり住み心地をチェックしたうえでの決断だけに迷いはなかったそう。

「2年間タダで住まわせてもらったから『買わなきゃいけない』という重圧があったように思われがちですが、さすがにその気持ちだけで決断できる価格ではありません。単純に、気に入っちゃったんですよね。機能、デザイン、それに地域の人とのつながりもこの家がつくってくれて、もう切り離せない関係性ができてしまった。なんせ、2年ですからね」

なるほど、快適性は確かにすごそうだ。実際に2年暮らし、購入まで決断した人の言葉だけに説得力がある。家はハウスメーカーが建てるものと思っていたが、べつに無印良品がつくったっていいし、なんだったらほかの会社にも参入してほしい。

「無印良品は、もともと住宅の専門会社ではないけれど、だからこそ単に『箱』を売るのではなく、生活者の目線に立った住まいの提案ができるのかもしれません。家探しをしているときはいろんなモデルルームに足を運び、一戸建て、マンション、さまざまな物件を検討しましたが、“家を売られる”という感覚になり、少し怖い気持ちもありました。でも、無印さんとは“一緒に家をつくっている”感じがして、安心できたのを覚えています。これからは家の専門家だけでなく、暮らしを取り扱うさまざまな会社が手がける住宅が増えていくといいですね」

無印良品のみならず日ごろから利用しているお店が参入していけば、「家を購入する」こと自体が、もっと身近になるかもしれない。

●取材協力
・無印良品の家
・三鷹の家大使の住まいレポート 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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