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焦りという感情は人それぞれです。そして、焦りは人生のいろいろな場面で現れてきます。
未来への不安だったり、仕事上の問題だったり、人間関係の問題だったり、これからの人生設計についてだったり。もし今あなたが、何かを焦って苦しい思いをしているのだったら、一度立ち止まってその感情と向き合ってみましょう。今回は、つらい「焦り」という感情から、自分を解放するコツをお教えします。
何かに焦っている時、人は自分自身を知らず知らず追い詰めています。それは時に身体症状にも現れます。
呼吸が浅くなり、全身の筋肉も緊張してこわばってしまうというストレス状態です。
あなたは、今、何かを焦っていますか?
その焦りでつらい思いをしていませんか。
仕事をきちんとやって、ちゃんとした評価を得なくちゃ。
仕事で前より良い結果を出さなくちゃ。
上司になんとか認められなくちゃ。
早く結婚を前提とした恋人を見つけなくちゃ。
早く結婚しなくちゃ。
早く子供をつくらなくちゃ。
早く病気を治して仕事に復帰しなくちゃ。
生活のレベルをもっとあげなくちゃ。
ちゃんとした立派な自立した人間にならなくちゃ。
人にはそれぞれにいろいろな焦りがあります。
しかし、その根本には「自分はこうあるべき」という強迫観念があります。
その強迫観念の正体は、小さい頃から教えられてきた「立派な大人になれ」という呪いのようなものです。それにあなたはがんじがらめになっているのです。
その実態のない理想像をいつまでも追いかけ続けて、心も身体もクタクタになってしまうのです。これは、燃え尽き症候群を起こしてしまうほどの怖いことでもあります。
そもそも、「こうあるべき」という概念は、他人から見た物差しで計った基準です。焦っているあなたは、その物差しに自分をあてはめるべく、ひたすらもがいているのです。
これでは、自分の人生を歩むというより、他人の人生を歩んでいることになります。
まさに人生の本末転倒です。
じゃあ、一体どうしたらいいの?というあなた。
まずは、
他人の物差しで自分を測らないこと!
そして、自分を他人と比較しないこと!
比較する事がいかにバカバカしいことかを知ること!
です。
他人の物差しを気にして生きるなんて、苦しくなるのが当たり前です。もともとそんなものは、実体として存在しない虚像です。
まずは、自分が、
「こうすべき」
「こうあらねば」
と思い込んでいた常識を一度思い切って手放してしまいましょう!
そうするだけで、「常識という呪い」から解放されて、心身ともにだいぶラクになるはずです。
これからどうなるか誰にもわからない未来に対して不安と焦りで苦しい思いをしているあなた。
「今、ここ」を大切に生きていますか?
自分自身で自然に呼吸して、自分の足下からしっかり周りを把握していますか?
わからない未来に気を取られて、今ここにある数々の幸せにちゃんと気づいていますか?
今、今、今の連続に未来はあります。
だから、まずは今現在を丁寧に生きてみましょう。
何かに焦ったら、「私、焦っているな」としっかり感じて、客観的に現在をを俯瞰して見回してください。
また、焦っている時ほど、ゆっくり動くことを意識して呼吸を整えましょう。特に吐く息に集中すれば、副交感神経が活発になり、リラックスできるようになります。
ゆっくり動くという事は、今、そこにあるもの、できること、に集中することです。
そうすることによって、余計な不安や疑念が徐々に取り払われ、意識もクリアになっていきます。
今に集中すること。
今すぐ結果を欲しがらないこと。
不透明な未来よりも、今の自分に意識を向けて生きることで、焦りは落ち着いていくのです。
もう、自分で自分にムチを入れるのはやめませんか。
焦った時ほど、ゆっくりと、です。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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