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40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第9回目は、44歳で結婚したノゾミさんです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
4話配信の2話目です。
合コン三昧に、片手に余るほどのセフレ。落ち着いた見た目によらずエキサイティングな人生を歩んできた30代のノゾミさん。そういった関係の男性も常にいることで、結婚に対して本腰になることはなかったそう。気になるその後は…。

ノゾミさんが結婚に消極的になってしまった他の理由として、30代でしたお見合いにあるそうですね?
「はい。住んでいるところが田舎だということもあり、お見合いは何度もしてきました。それで30代になってしたお見合いの中で、一度だけすごくイヤな思いをしたことがあって…。
お見合い当日、仲人のおばさまに『女性は30代になったら結婚式をしてはダメよね。歳をとりすぎていて、ウエディングドレスがかわいそう』ということを言われたんです。さすがに傷ついて、家に帰って両親に『なんでそこまで言われなきゃいけないの!』って号泣しながら訴えました。お見合い自体も好きで行ってるわけじゃないのに、追い討ちをかけるようにそんなひどいことまで言われて。
両親も娘を不憫に思ったのか、その日以来お見合いの話を持ってくることはなくなりましたね」
特に田舎で30代独身だと、多くの女性が少なからずイヤな思いを経験してますよね。固定観念を押し付けず、もっと女性の自由な生き方を尊重してほしい、とミナトも常々思っています。

30代後半になったノゾミさんですが、今度は定期的に婚活パーティに行くようになったんですよね。
「はい。年齢的に合コンも減ってきて(笑)。でも婚活パーティに行くようになった本当の目的は結婚相手を探すためではなく、自分磨きの場として行っていたという感じです」
自分磨きとは?
「私は元々ファッションが好きなんですが、それを知っている職場の先輩が『ファッションを自分だけの楽しみにするんじゃなくて、人と会うことでもっと磨いてみたら? いろいろな場所に出かけて、その場にふさわしいファッションというものを知ることも大切だよ』と言ってきたんです。
たしかにそうだな、と思い、大人同士が交流できる場として選んだのが婚活パーティでした。それから定期的にお見合いパーティに参加するようになり、TPOに合ったファッションを覚えたり、いろいろな人との出会いもありましたね」

そして、ノゾミさんが41歳の時、最愛のお父様が亡くなられたんですよね。
「はい、突然でした。昨日まで元気だったのに翌朝起きてこない、というような亡くなり方で、私も全然心の整理がつかなくて。父のことは大好きだったので、心にぽっかりと穴があいてしまい、その時初めて『家族』や『血縁』というものを意識するようになったんです。父も亡くなり、いつか母が亡くなったら、我が家の苗字は本当にここで途絶えてしまうな、と。初めて結婚というものを深く考えましたね」
『家族』に『血縁』。お父様との別れが気づきになったわけですね。そんな心境で訪れたお見合いパーティで、現在の旦那様と出会うんですよね。
「そうなります。実は年齢オーバーで参加条件を満たしていないパーティだったんですよ~笑」
なんすか、それ?
緩急織り交ぜ飛び出す怒涛のエピソード。ノゾミさん編は続きます。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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