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お餅は食べきれなかったら冷凍保存がおすすめ! 美味しさをキープする冷凍方法のポイントと解凍方法をご紹介します。解凍方法によって味わいが変わるので、お好みの方法を探してみてください。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
お正月に食べるものといえばお餅。年末に用意する方も多いと思いますが、今では市販のお餅が通年手に入るようになり、季節関係なく楽しむことができるようになりました。
お餅は意外に水分量も多く、手作りのものだと気が付いたらカビが! なんてことも。子どものころに、大好きなお餅の、カビが生えた姿にショックを受けた記憶が……。市販の個包装になったお餅の場合は、ほぼそんな心配はありませんが、袋を開けてしまえば同じです。
個包装でも1つ1つに脱酸素剤が入ったものはカビが生えにくく安心。もし入っていないものならば、個包装であっても、万が一を考えて冷蔵庫で保存したほうがカビは発生しにくくなります。
では開封してしまったものや、家でついたお餅はどうやったら、美味しく安全に保存ができるの? そもそも保存に向かない食品とあきらめて、急いで食べきった方がイイ? と思われがちですが、冷凍保存することができるんです。
わたしがお餅を初めて冷凍したのは結婚してからのこと。義母の実家でついたお餅を、冷凍庫に入れるだけの状態でいただいたのが始まりです。「このまま冷凍庫に入れとけばいいから~」と渡されたお餅は、市販品では味わえないような美味しさで、冷凍してもこんなに美味しいんだ‼ と衝撃を受けるくらいの味でした。
「お餅はカビやすいから早く食べきらなくてはいけないもの」という固定概念を覆すには十分な実体験となり、今では市販のお餅も賞味期限内に食べきれないときには冷凍保存しています。
なんと言っても保存期間が長くなるのは、お餅を冷凍する大きなメリットです。早く食べきらないといけない、カビが生えてしまうかもしれない、という心配が不要というだけで、ストレスが大幅に減ります。
冷凍すれば保存期間が1ヶ月程度に長くなるので、今日もお餅を食べなきゃいけないのか……なんて状況を回避できます。いくら美味しくても、飽きてしまってはもったいないですよね。
1個、2個だけ使いたいなんてときもありますよね。冷凍するときに小分けにしておけば、使いたいときに使いたい分だけ解凍して使うことができて便利です。
冷蔵庫で保存したとしても、お餅は水分が出てきて汗をかいた状況になったり、悪くするとカビが発生してきたりします。そのまま保存していると水分量が減り、カビが生えないとしても美味しくなくなってきます。乾燥させてかき餅にしたりすることもありますが、柔らかなお餅を味わいたいのならば、早目に冷凍してしまった方が美味しさをキープできます。
お餅を美味しく保存するためには、水分が抜けないようにすることが重要なポイントです。使いやすいサイズにカットして、1個1個ラップで包んであげましょう。
市販品の多くはカット済みですが、子ども用など1個が大きく感じる場合は半分にするなど、使いやすいサイズにしておくと便利です。凍ったお餅は包丁でカットできない硬さになってしまうので、冷凍前にカットしておきます。
後はフリーザーバッグに入れて、空気を抜いて口を閉じ、金属バットに乗せて冷凍庫へ。
市販の個包装のお餅は、わざわざ封を開けなくても大丈夫。しっかり小分けになっているので、そのままフリーザーバッグに詰めて、同じように冷凍します。
お餅を使ってすぐに使える加工品を作ってから冷凍する方法もあります。我が家でよく使う手は餅巾着。おでんや鍋に加えたりすると美味しいですよね。これが冷凍庫にあると気軽に使えてイイんです♪ 他にもお餅の肉巻きにして冷凍したり、あんこを一緒に春巻きに包んで冷凍したり、お好みの冷凍ストックを作ってみてください。
市販のお餅の袋には、冷凍保存しないように記載されていることもあります。実は、お餅は冷凍できるけれども、品質には多少の変化があるため、冷凍保存できないとされることもあるんです。
こちらは冷凍したお餅。ラップで包んだものと、個包装になっているものを比較してみると、どちらも同じような変化が見られます。
表面に霜が付き、それを取るとひび割れが見られます。これは温度変化や水分が抜たために起こること。常温のお餅でも乾燥させるとひび割れができます。
抜けた水分は解凍時に補ってあげたりすればある程度は柔らかな食感に戻り、気にならなくなります。反対に、ひび割れた見た目は残りますが、カリッとした食感を楽しみたい場合はそのまま使うこともできます。
今回ご紹介する解凍方法は6種類。先ずは1番簡単で応用が利く自然解凍。冷凍庫から冷蔵庫に移動させ、そのままゆっくりと半日程度かけて解凍。自然解凍したお餅は包丁でカットもできるので、解凍後にどんな調理法にもメニューにも使うことができます。冷凍前のお餅と同じように使えばOK!
解凍時間が最も短く、簡単なのが電子レンジで加熱解凍する方法。解凍したお餅はひび割れがあるため、水分を補ってあげると柔らかなお餅にすることができます。
■水にくぐらせ、耐熱容器に入れてラップなしで600W40~50秒加熱。■耐熱容器に入れ、ひたひたの水に浸けた状態で600W2分加熱。
つきたてのようなふわふわにしたい場合は水にひたひたに浸ける方法がおすすめ。表面のひび割れは見てわかりますが、水分を補っているのでもっちりと柔らかく仕上がります。
水分が多く、全体がもっちもちになっているので、きな粉などの粉物も絡みやすくて◎。
子どもウケはしないかもしれませんが、餅に納豆も合います。
水分をもっと足して、砂糖も加えて溶かしてよく混ぜると、大福などにする求肥も作ることができます。
とにかくトロトロの柔らかいお餅が好き! という方には鍋でじっくりと煮るのがおすすめ。被るくらいの水の中に凍ったままのお餅を入れ、弱火~中火程度の火加減で、沸騰させずに10分程度加熱します。沸騰するとお餅が溶けてしまうので、火加減に気を付けてくださいね。
トロトロのお餅には大根おろしをかけた、からみ餅が美味しいです。お好みでネギやかつおぶしをかけたり、醤油の代わりにポン酢にしたりと、アレンジしても楽しめます。
餅巾着ならば、トロトロに溶けても大丈夫! 火加減を気にしなくてもいいので思いっきりトロトロにしてください♪
トロトロに溶けたお餅をパンケーキ生地に加えてもっちり食感にする使い方もできますよ。
焼き餅にするなら、通常と同じく、冷凍したお餅もそのままトースターで焼くことができます。凍っているので焼き時間はちょっと長めで10分程度はかかると思いますが、表面に焼き色が付いたらひっくり返して表面に焼き色を付けて、香ばしく仕上げてください。トースターの形状にもよりますが、くっつかない加工をしてあるアルミホイルを敷いて乗せると楽ですよ♪
焼いたお餅は表面はパリッと香ばしく、中はもっちりと弾力があります。余分な水分が抜けて美味しさがギュッと詰まったような味わい。
お雑煮の作り方は地域やご家庭で違いますが、我が家は関東風のすまし仕立てで、お餅は焼き餅必須! 香ばしさがたまりません~♪ 柔らかなお餅を使うご家庭ではレンチン解凍や煮る方法が合ってるので、お好みで。
トッピングを乗せて焼いてもいいですよね。色々な味を並べると、これだけでお餅パーティーに。
焼き餅はフライパンでも作ることができます。トースターと同じく、くっつかないアルミホイルを敷くか、薄く油を引いてから、凍ったまま焼き始めます。テフロン加工のフライパンでもくっつきにくいので◎。
しっかり中まで解凍できるよう、火加減に気を付け、じっくりと焼き上げてください。フライパンの場合、下からしか加熱できないので、焼き時間はやや長くなりますが、細かな火加減の調整がしやすいのがイイところ。ずっとついていなくてはいけないものの、焦がしちゃった! という事態にはなりにくく、きれいに焼けます。大きめのフライパンを使えば、1度にたくさん焼けるのもいいですよね。
仕上がりはトースターに似ていますが、焼きムラもできにくく、全体に表面はカリッと香ばしく、中はもっちり。醤油をつけて海苔を巻いた磯辺巻きにはぴったりです。
通常のあんころ餅なら、柔らかく解凍したお餅が絡みやすくて適していますが、ちょっとアレンジして餡バターにするなら焼き餅がおすすめ。香ばしさとミルキーなバターの香りとコク、餡子の甘さがよく合います。
フライパンで焼きながらトッピングを乗せてピザ餅にしたりしても♪ トースターと違い、フライパンで焼くときには押しつぶして焼いたりもできるのでアレンジ幅は広がります。
最後にご紹介するのは油で揚げる方法です。揚げ餅って美味しいですよね~! ちょっと手間はかかりますが、香ばしさとコクも加わり、料理の旨みがぐんっとUPします。解凍方法は凍ったまま温めた油に入れて揚げるだけ。
中まで火が通ってくると表面がぴしっと割れてぷく~っと膨らんできます。割れるか割れないかのタイミングで引き上げてください。膨らむと油を思いっきり吸ってしまうので、美味しいけれど油っぽくなります。
すまし仕立ての汁と大根おろしをかけたら最高に美味しいです。我が家ではこれが人気でお正月に関係なく登場しますが、毎回「これ好きなんだよね~」の声が上がります。
揚げ餅にきな粉も合うんです。かき揚げ風のきなこ餅って感じの味わい。柔らかく解凍したお餅よりも食べ応えのあるもっちりさ。
お餅の楽しみ方は、アレンジ料理は上の記事でもご紹介しています。冷凍したお餅を使う場合は、自然解凍するか、加熱時に火加減や加熱時間を調整すれば、同じように作ることができます。
お餅は冷凍保存可能な食品です。解凍方法はたくさんありますが、味わいが変わるので、適した方法で解凍するのがおすすめ。それぞれの美味しさがあるので試してみてくださいね!
(よんぴよまま)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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