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おしゃれな防寒着として冬のコーデに欠かせない「ニット」と「セーター」ですが、その違いを説明できますか?同じ意味で使いがちですが、そうではありません。今回はこの2つの特徴をそれぞれ紹介し、違いについてわかりやすく解説します。知ればなるほど納得できますよ。
この記事はこんな人におすすめ!◆ニットとセーターの違いについて知りたい人
ニットとは、1本の糸で輪を作りながら編まれた生地のこと。つまり「素材」を指します。縦横によく伸びるのが特徴です。
ニットで作られるものには、カーディガンやマフラー、帽子、手袋など、さまざまな形状のものがあります。そのため、必ずしも「ニット=服」というわけではないのです。
セーターとは「ニット素材を使って作られるトップス」のこと。つまり、ニット生地を使ったなアイテムの一種がセーターということです。したがって「ニット=セーター」ではありません。
昨今ではセーターのことをニットと呼ぶ人も多いため、混同してしまったり、間違えやすかったりするのかもしれませんね。
ニットとは素材のことであり、セーターはニットを使用したアイテムの一種であることがわかりました。ここからは、ニットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
ニットは糸に使われる素材によって、大きく3つに分類されます。「化学繊維」「動物繊維」「植物繊維」です。
「化学繊維」とは、化学的に合成して作った繊維のこと。化学繊維の素材には、アクリルやナイロン、ポリエステルなどがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。●アクリル:洗濯をしても、縮んだり型崩れしたりがほとんどないない。●ナイロン:型崩れしにくく、やわらかい肌触りが特徴。●ポリエステル:耐久性が高いため、傷みにくくシワになりにくい特徴がある。
「動物繊維」とは、動物の体毛から得られる繊維類の総称のこと。動物繊維の素材には、ウールやカシミア、アンゴラなどがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。●ウール:主に羊の体毛から取られた毛で、保温性があり温かいのが特徴。●カシミア:カシミヤ山羊の毛から作られ、艶があり、軽さと肌触りの良さが特徴。●アンゴラ:アンゴラウサギから取られた毛で、やわらかさと保湿力の高さが特徴。
「植物繊維」とは、植物からとれる天然繊維のこと。植物繊維にはコットン(綿)やリネン(麻)などがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。●コットン(綿):ワタの種子から取れる繊維で、吸湿性があり、肌触りが良いのが特徴。●リネン(麻):フラックスという亜麻科の植物から作られる天然の植物繊維で、サラッとした肌触りが特徴。
ニットには代表的な編み方が4つあります。
「ケーブルニット」とは、太い縄のような模様が編み込まれたニットのこと。棒針編みで毛糸の目を交差させることで、縄のようなねじれた模様が作れる編み方です。編目の数が多いので、温かみがあるのも特徴的です。
「ワッフルニット」とは、お菓子のワッフルのような、生地表面に格子状の凹凸(おうとつ)の編地があるニットのこと。上品コーデからカジュアルコーデにも取り入れやすく、伸縮性に優れており、保温性も高いのが特徴です。
「リブニット」とは、ストライプのようなスジの入ったニットのこと。 縦のラインを強調してくれるので、着痩せ効果があります。伸縮性があり、体にフィットするものが多いのが特徴です。
「天竺(てんじく)ニット」とは、最も一般的な織り方である平織り(編み)されたニットのこと。セーターだけではなく、Tシャツや下着類、寝具類にも天竺編みが用いられています。サラッとした肌触りで通気性が良いなどの特徴があります。
■ニット生地を使ったいろんなアイテムがある中の一種がセーターである
ニットとセーターの違いについてご紹介しました。セーターはニット素材を使って作られるトップスのことだったのですね。寒さをしのいでくれるニットのさまざまなアイテムやセーターは優しい雰囲気を演出してくれます。今年の冬も取り入れてオシャレを楽しみたいですね!
(マイナビ子育て編集部)
※画像はイメージです
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この記事のライター
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