【保存版】フライパンひとつで調理完了！ 手間も時間も効率化できるワンパンレシピ

子どもたちの夏休みで悩むのが、お昼ご飯をどうするか？ そんなときはフライパンをフル活用！ 忙しいときのお助けメニューも、普段の定番メニューもフライパンひとつで作れるものはたくさんあります。今回はワンパンレシピを紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

ついにはじまった子どもたちの夏休み。心を弾ませる子どもたちとは対照的に、ママ達を悩ませるのは「毎日のお昼ご飯、どうしよう……」。たかが昼の1食分が増えるだけですが、単に調理時間だけでなく、実は食材を揃えたり、道具を洗ったりなど、調理以外で労力や時間がかかってしまうんですよね。

しかし、料理というのは手間がかかる分、さまざまな時短術があるんです。本当に多くのアイデアが登場して、時短料理は大人気。

まずはいくつかの作業を省くことができるような方法を取り入れてみると◎。今回ご紹介するワンパンレシピは、まさにそんな時短方法です。

ワンパンレシピとは？

ワンパンレシピとは、フライパンひとつで作れてしまうレシピのこと。

通常、フライパンでする調理は焼いたり炒めたりすることが多いと思いますが、深さのあるタイプなら煮ることも、揚げることだってできますよね。蓋があれば蒸し焼きにしたり、じっくり火を通すようなメニューもOK。かなり多くのメニューに対応できるのがフライパンです。

複数の調理をするようなものだと、フライパンだけでなく鍋やオーブンなども使ったりします。それをフライパンだけで調理できるようにすれば、それだけ洗い物も少なくなり、作業も効率化できます。

中には効率化を目指しすぎて、かえって手間取るのでは？ と思うような場合もあるので、どれもこれもワンパンで！ と思わなくても大丈夫。フライパンだけで作れるメニューを増やしていけば、自然と手早く作れるレパートリーも増えていきます。

ワンパンレシピ6選

じゃがいものガレット

千切りにしたじゃがいもをフライパンで焼き上げるだけのガレット。シンプルな料理ですが、じゃがいもの素朴なうまみが堪能できて、我が家ではみんなが好きな人気メニュー。フライパンで軽く炒めた後に形を整えて、両面をカリッと焼き上げます。

材料（フライパンで1枚分）・じゃがいも……2個・ベーコン……2枚・片栗粉……大さじ1・油……大さじ1～2・バター……10g・塩こしょう……適量

作り方① じゃがいもは皮をむいて芽を取ってから細い千切りに、ベーコンも千切りにする。② じゃがいもに片栗粉、塩こしょうを加えて混ぜる。③ 油を引いたフライパンに②を入れて軽く炒める。④ フライパン全体に広げて厚みを均一にして、形を整えながら焼く。⑤ 焼き色がついて固まってきたらひっくり返して、もう片面も同じように焼く。⑥ 仕上げにバターを入れて溶かし、全体に回してパリッと焼き上げる。

材料も作る工程も少なく、フライパンひとつで焼くだけ！

あと一品欲しいときや、ちょっとつまめるものが欲しいときにもオススメ。味つけや加える材料をアレンジしてもイイですよ♪

鶏むね肉のみぞれ煮

大根おろしのおかげでしっとりやわらかに、味もよく絡むみぞれ煮。鶏むね肉を使っても固くならず、小さな子どもでも食べやすくなります。フライパンで鶏肉を焼いて、そのまま大根おろしや調味料を加えて仕上げます。

材料（2～3人分）・鶏むね肉……1枚・塩……小さじ1/2・片栗粉……大さじ3・大根……4～5cm・みつ葉……1株・めんつゆ（3倍濃縮）……大さじ2～3・水……100ml・ごま油……大さじ1

作り方① 鶏肉をそぎ切りにし、食べやすい大きさに切って塩を揉みこんでから片栗粉をまぶす。② ごま油を引いたフライパンで焼く。③ 火が通ってきたら、すりおろした大根、めんつゆ、水を加えてひと煮たちさせる。④ みつ葉を4cm幅に切ってのせる。

鶏肉にまぶした片栗粉と大根おろしがよくなじみます。とろんとよく絡んで、より口当たりがよくなり、とってもおいしいんですよね。みつ葉のかわりに大葉やねぎを使ったり、なめこやしいたけなどのきのこ類を加えても◎

海老とチキンのパエリア

パエリアをえびとチキンで作りました。今回は小さめフライパンで1人前を作っていますが、容量の多いフライパンでたくさん作って、テーブルで家族と一緒に食べてもイイですよ♪

材料（1人分）・米………1/2合・鶏もも肉…1/2枚・えび……4尾・たまねぎ……1/4個・にんじん……2cm・トマト……1/2個・にんにく……1片・パセリ……適量・水……100ml・コンソメ……1/2個・カレー粉……小さじ1/2～1・オリーブ油……大さじ1・塩こしょう……適量

作り方① フライパンにオリーブ油を入れ、みじん切りにしたにんにくを炒めてから食べやすい大きさに切った鶏肉を加えて焼き色をつける。② 塩こしょうをふって下味をつけ、みじん切りにしたたまねぎ、にんじんも加えて炒める。③ 米（洗わない）を加えて弱火で3分ほど炒める。④ 水、コンソメ、カレー粉を混ぜ、③に注ぎ入れる。⑤ ざく切りにしたトマト、殻と背ワタを取ったえびをのせる。⑥ 蓋をして弱火で15分加熱して火を止め、そのまま蓋をして10分蒸す。⑦ 米がまだ固かったら、水を足して追加加熱。⑧ 蓋を外し、中火で水分を飛ばす。⑨ 刻んだパセリをかけて完成。

最後に蓋を外して底をカリッとするまで焼くと、香ばしい味わいが楽しめます。

小松菜とチキンの味噌クリーム煮

ホワイトソースを別に作ると手間ですが、鶏肉にまぶした薄力粉でとろみをつければワンパンでOK。材料を順番にどんどん加えて調理していきます。味噌を加えることで、あっさりめなのにコクがある仕上がりに。

材料（4人分）・牛乳……300ml・鶏もも肉……2枚・チーズ……60g・小松菜……1束・たまねぎ……1個・しめじ……1株・セロリ…… 1/2本・にんにく……1片・薄力粉……大さじ4・バター……20g・味噌……大さじ1・塩……小さじ1・水……200ml・油……大さじ1・塩こしょう……適量・ブラックペッパー……お好みで

作り方① 鶏肉を食べやすい大きさに切って塩こしょうで下味をつけ、薄力粉をまぶす。フライパンに油を引き、みじん切りにしたにんにくを炒めて香りが出たら、鶏肉を入れて焼き目をつけてからいったん取り出す。② たまねぎは薄切り、小松菜は4cm幅に切り、セロリは斜め薄切り、しめじは石づきを切り落としてほぐし、フライパンで炒める。③ 全体に油がまわったら鶏肉を戻し、水を注いで蒸し焼きにする。④ 水分がなくなってきたら、牛乳を注いで煮詰める。⑤ 牛乳が半量になったらバターと味噌、塩を加える。⑥ とろみがついてきたらチーズを加えて溶けたら完成。

※お好みでブラックペッパーをふりかけてください。※しっかりめのとろみをつけたい場合は、バターと味噌を加えるときに薄力粉もプラスして一緒に練って加えてみてください。

このままおかずとしてはもちろんですが、パスタソースにしたり、ご飯にかけてもおいしいです。

肉豆腐

お肉を炒めてからだし汁を注いで、こまめにアク取りすることで、スッキリとしたうまみのある煮汁になります。たまねぎの甘みやキノコのうまみも加わった煮汁が染みた豆腐がたまりません。フライパンで作ることで、煮崩れしないよう管理しやすく、盛りつけるときも取り分けやすくなります。

材料（2人分）・肉（豚、牛お好みで）……150g・豆腐……1丁・たまねぎ……1/2個・長ねぎ……1本・しいたけ……3枚・えのき……1/3株・糸こんにゃく……200g・だし汁……500ml・砂糖……大さじ3・しょう油……大さじ4

作り方① 糸こんにゃくをフライパンでゆでてアク抜きし、食べやすい長さに切る。豆腐は8等分に切る。たまねぎはくし切り、長ねぎは斜め切り、しいたけは2cm幅に切り、えのきは根元を落として半分に切る。② フライパンで肉を炒める。③ だし汁を注ぎ、アクをこまめに取る。④ アクがあまりでなくなったら、肉を端に寄せて、切った具材を並べて煮る。⑤ たまねぎに火が通ったら砂糖、しょう油を加える。⑥ ときどき豆腐に煮汁をかけながら煮汁が半分程度になるまで煮込む。

※最後に卵を落として半熟になるまで煮込んでもOK！ うどんを入れて肉うどんにしても◎

ぷるんとやわらかな豆腐に肉のうまみ、これがおいしくないわけがないですよね。

夏場は外が暑すぎるため、つい冷たいものを摂取しすぎて、体を冷やしてしまいがち。体を冷えから守るためにも、温かいものも意識的に摂取していきましょう。具材はおうちにあるものや好みのもので作ってみてください。

パイナップルのアップサイドダウンケーキ

パイナップルを底に並べてから生地を流し入れることで、型から外したときにパイナップルがキレイに並んだケーキになるアップサイドダウンケーキ。通常はケーキ型を使いオーブンで焼いて作ったりしますが、フライパンで作れば、カラメルを作るところからケーキを焼き上げるまでそのままひとつで完了。ケーキ型やオーブンがなくても作ることができます。

材料（直径20cmほどのフライパン1個分）・ホットケーキミックス……150g・卵……1個・牛乳……60ml・パイナップル缶……4枚・缶詰シロップ……大さじ2・砂糖……大さじ2・無塩バター……20g・グラニュー糖……大さじ2・水……小さじ2

作り方① パイナップルの水気をキッチンペーパーで取る。② シロップ、牛乳、卵、砂糖を混ぜる。③ ホットケーキミックスを加えてさらに混ぜる。④ バターを溶かして加えてよく混ぜる（生地完成）。⑤ フライパンにグラニュー糖と水を入れて加熱し、茶色くなったら火を止めてパイナップルを並べる。⑥ パイナップルがずれないように生地を静かに流し入れ、蓋をして弱火で10分程度加熱して火を通す。

※⑤ではカラメルを作っているので、混ぜたりせずにフライパンを回して溶かす程度にしてください。混ぜると砂糖のような状態（結晶化）になりやすくなります。※パイナップルは1枚を真ん中に置き、残りは半分に切ってまわりに並べています。

焼きたてはふわっとやわらか、ひと晩おくとカラメルがなじんでしっとり。パイナップルの酸味が爽やかな夏らしいスイーツです。

パイナップル以外でも、リンゴやオレンジなどでも作ることができます。ナッツを加えてもおいしいですよ♪

ホットプレートで作れるメニューもフライパンでそのまま作れるものが多いので、参考にしてみてください。

まとめ

フライパンひとつで調理が完了してしまうワンパンレシピは、効率がよく、短時間で仕上がるものばかりです。フライパンの形状や容量などの関係で、ワンパンに向いている料理・不向きの料理はありますが、多くの料理はワンパンで作れてしまいます。

通常のフライパンではオーブンで焼き色をつけるような料理はできませんが、グリルでも使えるタイプならそれも可能。短時間で火が通る食材を選ぶと、さらに時短もできますよ♪

夏休みのお昼ご飯だけでなく、忙しいときのご飯づくりにも役立つワンパンレシピ。ぜひ試してみてくださいね。