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幼児算数インストラクター・さち先生と一緒に中学受験算数にチャレンジ!6歳・3歳のお子さんを育てるママでもあるさち先生が、クイズ形式で算数のおもしろさを教えてくださいます。算数が苦手な受験生はもちろん、中学受験はまだ検討中……という低学年・中学年のお子さんにも。親子で楽しみながら解いてみてください。
こんにちは!中学受験算数のオンライン個別指導講師・さちです。
「計算くらぶ」にて中学受験算数の計算添削も行っています。
今回の記事のテーマは「分数で割合を考えよう」です。
割合は中学受験塾のカリキュラムで4年生の後半~5年生の前半で学ぶとても重要な単元ですが、得意不得意が分かれやすいです。
この記事では、難しい計算や公式を使わずに、図を使って割合の問題を解説していきます。
ぜひ親子でチャレンジしてみてください!
まずはじめの問題です。
「12個のアイスクリームが入っているアソートボックスを1箱買った」
という状況をイメージしながら考えていきましょう。
【問題1】
1箱のうち、チョコ味の割合は1/4です。
チョコ味のアイスはいくつ入っていますか。
「1箱のうち、チョコ味の割合は1/4」は「1箱に入っている12個のアイスクリームを4つに分けた分の1つ分がチョコレート味」という意味です。
図を書いて考えてみると…
チョコ味のアイスクリームは「3個」と分かりましたね。
【問題2】
1箱の中にバニラ味が4個入っています。
バニラ味の割合を分数で表しましょう。
全部で12個あるアイスクリームのうち4個がバニラ味なので、これを分数で表すと
4/12となります。
これを簡単にすると1/3なので、バニラ味の割合は1/3です!
【問題3】
1日目に1箱の1/3を食べました。
2日目に残りの1/2を食べると、残りはいくつになりますか。
アイスクリーム、最後の問題です!
図を書いて考えてみましょう。
1日目
食べたのは12個の1/3、4個です。
残りは8個になりました。
2日目
食べたのは残っている8個の1/2、4個です。
残りは4個と分かりました。
答え. 4個
次は中学受験算数のテキストにも載っている問題にチャレンジです!
一見難しそうに見えるかもしれませんが、図を書きながら考えてみましょう。
夏休みの宿題の計算ドリルをすることにしました。
1日目に全体の3/5、2日目に残りの2/3解いたら、残りの問題は20問になりました。
計算ドリルには全部で何題の問題がありましたか。
①夏休みの宿題を線分図で表します。
②1日目の分を書き入れます。
線分図を5つに分けた3つ分が1日目に取り組んだ分です。
③2日目の分を書き込みます。
1日目に残った分をさらに3つに分け、そのうち2つが2日目に取り組んだ分、1つが残った20問です。これで線分図は完成です!
ここから全体の問題数を求めていきましょう。
①2日目に残った分を3倍して、1日目に残った分は60問と分かります。
②全体の1/5が30問なので、全体の問題数は30×5=150問です。
答え. 150問
いかがだったでしょうか?
割合というと、
「くらべる量」「もとにする量」などの言葉それらを使う公式(『くもわ』など)のイメージが強いかもしれませんが、
分数が割合を表していると実感していただけたかと思います。
また、図を書くことが理解の助けになります。
お子さんが悩んでいたら、一緒に問題文を読み、それを図にするのを手伝ってあげてください。
※記事の内容は執筆時点のものです
※中学受験ナビの連載『中学受験算数きほんの「き」!』の記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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