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双子の出産前後に、夫と妻の両方にそれぞれ大病が発覚し、手術・治療をすることになったAさん夫婦。妻の入院中、術後の夫は家事や育児をする体力もなく……。
(※写真はイメージです)
我が家には双子の女の子がいて、現在3歳9ヶ月です。子どもたちの誕生と同時に、私と妻は想像を絶する事態に見舞われました。
私は子どもが生まれる2日前に大腸ガンを罹患していることが発覚。さらに妻は、産後2ヶ月で悪性リンパ腫を患っていることを医師から告知されました。
あまりのことに、お互い言葉を失いましたが、それでも生まれてきた子どもたちのため、あきらめるわけにはいきません。
双子たちが生後3ヶ月になったころに、まず私が大腸ガンの手術を行い、その約1ヶ月後に妻の悪性リンパ腫の治療となりました。
(※写真はイメージです)
妻が治療のため入院したとき、まだ私も術後間もない時期で、体力が落ちていたこともあり、ワンオペで生後4ヶ月の双子を世話するのは無理があるとわかっていました。しかし両親には頼れない事情があり……追い詰められた私は、親戚のおじとおばに助けを求めました。
おじとおばは快く引き受けてくれ、毎日のように我が家を訪れて日中だけ双子の面倒を見てもらい、そのあいだ2時間ほど睡眠を取ることができました。
夜は3時間おきのミルクがありますが、私は育児休業もとっており生後間もない頃から夜の授乳はすべてやってきました。妻がいれば多少手伝ってもらっていましたが、妻の入院中は全部一人で行っていたので、ほとんど寝ることもできない毎日。日中だけでも子どもの面倒を見てもらえて本当に救われました。
(※写真はイメージです)
ほかにも、おじは庭の雑草などを処理してくれ、おばはミルクや抱っこ、私の朝ごはんの買い物やおやつなど細かいところに気を効かせてくれました。近隣に住む兄にも、夜の入浴介助で助けてもらったこともありました。
やはり夫婦だけで育児はできない。まして双子、しかも両親ともに病気で治療中となればなおさらです。親戚含め、家族の助けがあって子育てはできるものだと強く実感した出来事でした。おかげさまで夫婦ともに今は体調も落ち着いており、双子の成長を見守ることができています。あのとき無理をさせずに支えてくれた家族に今でも感謝しています。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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