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ひろゆきさんが提言する「コスパ最強の進学先」とは?
\2035年の仕事は「職業」で選んではいけない⁉/「10年後の日本はどうなっている?」「これからの時代、どんな職業を目指すのがいい?」若者や子どもを持つ親に、ひろゆきさんが提言。自分らしい生き方・新しい稼ぎ方をすすめる1冊。
今の子どもたちが社会へ出ていく10年後。2035年には、少子高齢化が進む一方、AIなどの科学技術が発展し、労働環境は大きく変化していることが予想されます。激しく変化するこれからの世の中に、どう備えればいいのでしょうか。今回は日本の大学で学位を取ることのメリットについて、書籍『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』(Gakken)から一部抜粋してお届けします。
※画像はイメージです
日本では高校卒業後の進路として専門学校という選択肢もあります。「名前を書けば受かるFラン大学に行って遊びまくるより、専門学校で2年間、ひとつのことをみっちり学んだほうが将来の役立つのではないか」という考え方もあるでしょう。
でも僕に言わせれば、専門学校に行くのもいいですが、奨学金を借りてでもFラン大学に行くほうがもっと役立つと感じます。
理由は2つ。ひとつは先ほど言ったように「大卒」資格のほうが就職の選択肢が広がるからです。専門学校はたしかに高等教育機関のひとつではありますが、アメリカだと「Vocational School 」。「職業訓練校」くらいの意味です。もうひとつは、日本の専門学校は即戦力育成を前提にしているので、学ぶことは基本的に実務に近いことです。だとすれば18歳から現場で見習いとして働けば、たとえ給与は安くても、勉強ができてお金ももらえて「一石二鳥」です。仕事に余裕が出てきたら、通信制の大学などで学士を取る選択肢もありでしょう。
しかも日本人にとっては幸いなことに、いまの日本の大学受験ではペーパーテスト不要のAO入試や一芸入試のような新しい選抜方法もあります。そして一度入学してしまえば、たいして勉強しなくても卒業できるのが日本の大学の「よさ」でもあります。
日本の大学生の中退率は年間たったの2%くらいだそうです。しかもそのうち学力不振が原因で退学した人は7%ほど。ほかの大学に転籍するとか、やる気がなくなって欠席しまくり単位落としまくりとか、就職や起業をしたとか、経済的に厳しくなったといった理由がなければ、ほぼだれでも学士の資格はとれます。
さらに、日本企業は採用時に学生の人柄や適性を重視するため、成績を一切見ない会社がほとんど。最近は成績を見る会社も少しずつ増えているようですが、主流にはなっていません。ちなみにアメリカの会社に若手が就職するときは、GPA(成績平均)は最優先項目ではないものの、足切りの材料などで使われます。
ちなみに、関係者から聞いた話ではありますが、日本の大学としては欧米の大学のようにやる気のない学生をどんどん振るい落としたいそうですが、それをすると文科省から「成績が悪いのはお前らの教育が悪いせいだろ!」と文句を言われるので、泣く泣く卒業させているということもあるようです。「仕事の能力がないのは、お前らの会社の教育が悪いせいだろ!」と怒られる解雇規制とまったく同じ理屈です。なので、日本の大学のゆるさは当面、変わりそうにありません。
そう考えると、日本の学士(大学卒業資格)は、いまの日本でもっともコスパのいい資格ですよね。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』ひろゆき(Gakken)
※本記事は、『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』著:ひろゆき/Gakkenより抜粋・再編集して作成しました。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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