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子育て世帯の必需品ともいえる性能のいい掃除機。価格もタイプもさまざまで選ぶのが難しい家電でもあります。勝間和代さんのおすすめは?
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今回は掃除機のおすすめについて、書籍『仕事と人生を変える 勝間家電』(勝間和代/ダイヤモンド社)から一部抜粋してお届けします。

(※画像はイメージです)
値段:★★★手軽さ:★★生産性:★★
基本的な掃除はすべてルンバとクイックルワイパーの組み合わせで行いますが、食べ物をこぼしたときなど急いでスポット的に行う掃除については、掃除機が便利です。
このスポット掃除機を選ぶとき、私たちがついやってしまうことは、「コードレス」「充電(バッテリー)式」の掃除機を選ぼうとすることです。
実はバッテリーで稼働する掃除機は、技術上どうしてもモーターの仕事量を十分に確保することができないため効率が非常に悪く、だからルンバもあんなに時間がかかるのです。
ですから、どんなに高価な充電式掃除機(たとえばダイソンなども)を買ったとしても、短時間使用を目的としたバッテリー式掃除機には期待するほどの吸引力はなく、かえって充電の手間ばかりかかります。
そうであるなら初めから、安価なコード式掃除機で十分です。
吸引力は「吸込仕事率」で見ることができ「W」で表示されるので、掃除機を吸引力で選んで買いたい人はこの数字を見ればいいのですが、ちなみに私が持っているコード式掃除機は7000円台で200W。
ダイソンは最上位機種のみHighで240Wですが、それ以外はこれより低いです。
充電式の掃除機は、構造上、大した仕事量が期待できないことと、無意識に充電の手間を考えて一瞬手が止まったり、充電忘れですぐ稼働できないと掃除をあきらめてしまいます。
さらには年月が経つと、だんだんとバッテリーが劣化するため、最終的には充電池の取り替えや本体の買い替えが必要になってくるので非効率です。
スマホなどどうしても移動させる必要があるものは充電式でいいですが、それ以外は、私はコード式で構わないと思っています。
たとえば私は、家で使っている「マウス」や「マイク」もすべてコード式にしています。
充電式はとにかく手間がかかる割に性能が低い、と思ってください。唯一のメリットは持ち運べることだけなので、掃除機も使う範囲をカバーできるならコード式にして、長さが足りない場合は、長い延長コードで動かせばいいのです。
本書はテクノロジーについていろいろ解説していますが、残念ながらバッテリーのテクノロジーは、いまだ芳しく進展していないエリアの1つです。
もちろんリチウムイオン電池やニッケル水素電池など、新しいバッテリー技術がたくさんできてきてはいるのですが、通常の電源線(コード)をつないで電気を供給する仕組みに比べると、まだまだ非力です。
いまだ充電式の冷蔵庫や電子レンジ、エアコンがほぼないのはそのせいです。
ある程度安定してたくさんの電力を供給することを考えると、バッテリー駆動は向いていないのです。

コードレスはなんでも優秀であるかのようなイメージがあるでしょうが、コードレスは基本的に「高くて非力」だと思ってください。
量販店がコードレス製品をすすめるのは、その方が単価が高いからです。
私たちはそんなに巨大な屋敷に住んでいるわけではありませんので、電源が届く範囲で使えれば十分ならコード式でいいのです。
どうしても私たちは「高いものは性能がよく、安いものは性能が悪い」と思いがちですが、テクノロジーにも原価の違いがありますので、必ずしも高いものが性能がいいわけではありません。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『仕事と人生を変える 勝間家電』著:勝間和代/ダイヤモンド社より抜粋・再編集して作成しました。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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