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ほっこりしたいときはロゼワイン♪おすすめ料理も添えて

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バリエーション豊かな色合いがあり、幅広いフードに合わせられるのが、ロゼワインです。日本では桜の季節にだけ注目されがちですが、ロゼワインは季節を問わず楽しめます。その美しい色も魅力で、ロゼワインがあるだけで、テーブルが華やぎ、ほっこり癒されます。

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目次

ロゼワインでほっこり

仕事の疲れも溜まってきた週の後半、自分の気分も上げたいし、連日の残業でバテバテ顔の旦那さまにもパワーチャージしてあげたいなぁ、と思う時にオススメなのが、ロゼワインです。
重たい赤ワインは飲むのに疲れそうだし、クールな白ワインの気分でもないし。ゆったり、ほっこり飲みたいなぁ~、という時こそ、ロゼワインの出番。

ロゼワインは、世界各地でさまざまなブドウ品種からつくられます。だから、色味も異なり、味わいも異なる、バリエーション豊かなロゼワインになるのです。

ロゼワインを一番多く生産し、消費するのはフランスです。フランスでは、購入されるワインの4本に1本がロゼワインです。フランス人は本当によくロゼを飲み、そのほとんどは辛口タイプです。
今、ロゼワインは、フランスだけでなく、ヨーロッパ各地でブレイクしています。ワイン生産国だけでなく、英国、北欧にもロゼ人気が広がり、アメリカにも広がっています。
日本は、まだブレイクの波に乗れていませんが、だからこそ、いち早く、ロゼワインの魅力に気付いてほしいと思っています。

シャルキュトリーはロゼの素敵なパートナー

ロゼワインと相性抜群といわれるフードが、「シャルキュトリー」です。シャルキュトリーは、肉の加工品のことです。よく知られるものとしては、パテやハム類などがあり、原料としては豚肉が多く使われています。

ワインとフードをペアリングさせる場合、同調する色で合わせる方法があります。シャルキュトリーは、ピンクベージュ、ロゼカラー、といった色が多いですから、そういった色のロゼワインがよく合います。

シャルキュトリーとロゼワインの組み合わせは、フランスでは定番中の定番です。ワイナリーを訪問すると、ロゼワインとシャルキュトリーでもてなしを受けることがよくあります。

ちょっとしたアレンジで華やかに

シャルキュトリーは、そのままお皿に盛るだけ、並べるだけ、というものが多く、手間のかからない便利な食品です。
生ハムは、今やコンビニにも真空パックで売っています。ふたりで食べ切れるコンパクトなサイズで、お値段も手頃。帰宅途中にサッと買えるのも嬉しいポイント。これを活用しない手はありません。

ハム類は、パックそのままではなく、お皿に並べ、ベビーリーフやオリーブなどをあしらえば、見た目も華やかな一皿になります。

同じ種類のハムをたくさん並べる時は、1枚ずつふわっと折りたたむようにします。こうすると、見た目にボリュームが出る上、取りやすくなります。

保存性の高い瓶詰めや缶詰のパテなどは、いくつかストックしておくと便利です。私も瓶詰めのパテを何個か常備しています。海外では色々な種類のものが売られているので、見つけたらよく買ってきます。

パテはバゲットに塗るだけで、素敵なワインのお供になってくれます。種類の違うものを並べれば、パーティーにも活用できます。

いろいろな料理に合わせてみましょう

ロゼワインは和食ともよく合います。私のイチオシは、醬油を使った料理との組み合わせです。醤油も発酵食品です。うま味があって香ばしい醬油は、こっくりしたタイプのロゼワインとよく合います。例えば、肉じゃが、イカと里芋の醤油煮、レンコンのキンピラなど。

色々な具材が入るおでんもオススメです。すき焼きのように、醬油を煮詰めたような味の濃い料理には、赤ワインの方が合います。軽めの醤油味ならロゼです。豚しゃぶとロゼの組み合わせもおいしく、ピンク色の肉であること(色の同調)、薄くスライスされて、ふわっとした軽さがあることが、ロゼと合わせやすくなるポイントです。

ロゼワインは、中華料理、スパイシーなエスニック、アジア料理にも合うとよく言われます。餃子にも、ぜひお試しを。スパイシーな料理、辛い料理、甘酸っぱさがある料理は、少し甘みを感じるタイプのロゼがよく合います。
ロゼワインには、白ワイン寄りの味わいのものもあれば、赤ワイン寄りの味わいのものもあり、甘みの度合いの幅もありますから、ロゼはどんなものにも合わせやすい“オールラウンダーワイン”です。

美しい色を楽しみましょう

ロゼワインの色は、淡いプラチナピンクから、オレンジがかったサーモンピンク、赤ワインに近いザクロのような濃い色のものまであります。このキレイな色を眺めているだけで、ほっこり癒され、気分も上向いてきませんか?

ロゼワインの色と味わいの関係は、基本的には、淡い色合いのものの方が繊細な味わいで、赤に近い濃い色のものは厚みのある味わいが多い、と覚えておくといいでしょう。繊細な味わいの料理なら淡いプラチナピンク色のロゼを、ガッツリした味付けの料理なら濃い色のロゼを、となるわけです。

とはいえ、あまり難しく考えずとも、なんとなくいい感じのマリアージュに落ち着いてしまうのが、ロゼワインの良いところです。
ロゼワインと料理の関係って、なんだか夫婦の関係にも似ているかも(笑)。

いつもの食卓でも、コンビニで調達した生ハムなどに、グラス1杯のロゼワインを添えれば、自然と笑顔になれます。お互いの笑顔こそ、最大の癒し…ですよね!



この記事のライター

綿引まゆみ

ワインジャーナリスト。ワイン専門誌「Winart」をはじめ、料理系雑誌、ライフスタイル誌、出版系webサイトなどで、ワイン、食、旅に関する記事を執筆。ワインセミナー講師、トークショー、海外のワインコンクール審査員を務めるなど、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。

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