更新日:2017年10月22日 / 公開日:2017年10月22日
同じ食材でも、調理法によってまったく別物に仕上がるもの。その代表格といえば魚でしょう。白身魚は寿司にもなれば、フィッシュバーガーにもなるのです! なんと、元寿司職人が作るフィッシュバーガーのお店があることをご存知ですか? 板前としてのスキルを生かした最高のフィッシュバーガー、じっくりご堪能あれ!
「今ひとつインパクトにかけるから」とフィッシュバーガーよりもハンバーガーを選んでしまう……なんて欲張りな本音は、きっとお腹いっぱい食べたい男子だけのものではありません。しかし、一度“このお店”で食事をしたら、フィッシュバ―ガーの“物足りなさ”など杞憂にすぎなかったと気付くでしょう。元板前が切り盛りする、中目黒「deli fu cious (デリファシャス)」へ行ってきました!
“めちゃくちゃ美味しい”の意をもつdelicious fuckingの造語が、店名の由来である「deli fu cious」。ここはミシュラン2つ星を獲得する銀座の有名寿司屋を含め、過去10年以上もの間、寿司屋で腕を磨き続けた元板前がオーナーをつとめるバーガーショップです。
寿司屋とハンバーガーショップ、同じグルメ業界といえど、真逆の存在にも思えますが、そのギャップもあってか高い注目度を得ています。 「deli fu cious」を開くにあたって、オーナー自らが生み出したのはフィッシュバーガー。これまでの経歴を生かして選んだ、産地直送の魚介類や野菜を惜しみなく使用する、かつて見たことのないフィッシュバーガーが勢揃い。2016年12月のオープンから今日に至るまで、行列のたえない人気店となりました。
ハンバーガーショップだけど、メイン料理はフイッシュバーガー。そう言われれば、寿司屋とハンバーガーショップ、そう遠くない存在といえますね。
全部で6種類あるフィッシュバーガーの中で、お店の看板メニューは「昆布〆フィッシュバーガー」です。肉厚でジューシーな白身フライとカイワレ大根、レンコンなどをたっぷりサンド。そして葛粉でとろみをつけた、オリジナルの和風出汁豆腐ソースが味の決め手となっています。
お店の刻印入りのバンズをギュッとおさえて、大口を開けてほおばりましょう。熱々のフライはふわっと身が柔らかく、絶妙なフライ加減! クリーミーな豆腐ソースは出汁のうまみがきいたマイルドな味わいで、カイワレ大根の辛味がアクセントになっています。オーナーの工夫が随所に光るフィッシュバーガー、さすがにデリシャス!
もう一つ、ぜひおすすめしたいのが「アジフライバーガー」です。このメニューがユニークなのはソースが3種類から選べること。甘口ソースか辛口ソース、あるいは100円を追加すれば南蛮ソースで味わえます。 こちらも温かいうちに、さっそくいただきましょう。たっぷり挟まれた野菜はシャキシャキ、一方アジフライはカリッと香ばしくて熱々。それぞれの具材のおいしさが最大限引き出されています。
このお店では一切作り置きをしないことをモットーとしており、注文後に一から作り始めるのだそう。たとえば揚げ物はオーダーを受けてから揚げるため、実際に食べるときにも衣はサクサク、身もふっくらのまま堪能できます。またオリジナルのバンズもすべて網焼きしているため、表面はさっくりと軽く、中はとってもやわらか。
一つひとつを丁寧に仕上げることで、今までになかった斬新さと美味しさがギュギュッとつまった、フィッシュバーガーが誕生しました。
テイクアウトも大盛況のようで、多くの女性たちがハンバーガーの持ち帰りをオーダーしていました。フワフワのバンズとサクサクカリカリのフライは、たとえテイクアウトでも劣化せずに美味しさを保ったままそのものの味を楽しめるようです。
連日にぎわう「deli fu cious」ですが、並ぶ価値は大いにあり! イートインもできますが、これからの涼しくなる季節には、テイクアウトして目黒川沿いでいただくのもよさそうです。ぜひ唯一無二のバーガーを味わいに、足を運んでみてくださいね。
この記事のライター
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