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車椅子の詩人として活動する豆塚エリ氏の自伝的初エッセイ『しにたい気持ちが消えるまで』1760円(税込)が発売された。
自分には価値がない、生きづらいと感じている人に手に取ってほしい一冊だという。
著者の豆塚エリ氏は、16歳のときに飛び降り自殺を図り頸髄を損傷、現在は車椅子で生活している。
大分県別府市で、こんぺき出版を拠点に、詩や短歌、小説などを発表。コラム執筆やテレビ出演など幅広く活動している。
ずっと死にたいと考えていた彼女は、一命をとりとめたあと、やがて生きていてよかったと思えるようになったそう。
同書は、飛び降りるまでの思いと生活、飛び降りたあと、リハビリや自立を経て生まれ直し、育て直されていくかのような過程が腰の据わった言葉できめ細やかに表現されている。
死にたい、消えたいと一度でも思ったことのある人すべてに読んでほしい、当事者にしか語れない量感のある言葉。同氏が書き続けてきた詩とともに『しにたい気持ちが消えるまで』に何があったのかが綴られた、渾身のノンフィクション・エッセイだ。
音声によるオーディオブックが、9月30日(金)からオーディオブックサービス「ビジガク」にて限定配信される予定だ。ただし、オーディオブック購入には会員登録が必要なので注意を。
同書の電子書籍は、三栄/ebooksほか各ストアで発売。各ストアの仕様により、固定レイアウトとリフロー型の2種類がある。
車椅子の詩人として活動する豆塚エリ氏の自伝的初エッセイ、気になる人は一度手に取ってみて。
三栄公式ウェブ:https://www.sun-a.com/sp/mametsukaeri/
(鈴木 京)
この記事のライター
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