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丸菱製作所の代表取締役である戸松裕登氏は、9月20日(金)に開催されたビジネスコンテスト「第140回かわさき起業家オーディション」の最終選考で、「かわさき起業家賞」を受賞した。
「かわさき起業家オーディション」は、川崎市産業振興財団が主催するビジネスプランコンテスト。社会課題の解決や地域経済の活性化を目指し、新たなビジネスアイデアを持つ起業家の発掘を行っている。関東の新規事業の登竜門として知られ、受賞者からは画期的な新規事業を展開する起業家が続々と生まれているという。
今回で140回目を数える同コンテストには多くの応募が集まり、最終選考会では参加者が自らのビジネスアイデアをプレゼンテーションした。審査は、ビジネスの新規性、実現可能性、市場性、社会的貢献度など多角的な基準で評価され、各賞を獲得した応募者は表彰とともにビジネス面でのサポートが受けられる。
丸菱製作所の代表取締役である戸松裕登氏は、製造技術を出品する製造業のフリマサイト「ASNARO」事業で「第140回かわさき起業家オーディション」にエントリーした。
「ASNARO」は、製造業者が持つ製造技術を商品として扱い、売買を行うことができるプラットフォームサービス。単なるマッチングサービスとは異なり、「技術」にフォーカスして取引を行うため、各社が持つニーズに最適な取引先を見つけることができる。受託先を探す企業は、複雑な既存の商流を介さずサイト上で直接発注を行うことができるため、スムーズなやりとりや適正価格での発注ができる。
「第140回かわさき起業家オーディション」の最終選考は9月20日(金)、神奈川県川崎市にある川崎市産業振興会館にて開催。当日は、戸松氏が「ASNARO」を通じて解決することができる町工場の課題や、日本のものづくりの未来について発表した。
最終選考の結果、戸松氏は最高賞である「かわさき起業家賞」を受賞。加えて城南信用金庫協賛の「よい仕事おこし賞」や、
宝印刷株式会社協賛の「宝印刷賞」、
オーディエンスの投票で決定する「会場応援賞」も同時受賞した。
戸松氏は、「工作機械・自動車産業が集まる中部地方から始まったASNAROですが、関東のものづくりにおける中心地である川崎でも共感の声をいただくことができ、大変嬉しく思っております。2000年から20年間、日本のものづくり企業は減少の一途をたどっています。特に従業員数30名以下の加工を主とした町工場でその傾向は顕著です。
こうした状況や、2025年さらに顕在化するとされている深刻な人手不足を踏まえ、私たちは今後も日本が『ものづくりの国』であり続けるための一助になりたいと考えています。そのために、ASNAROの運営を通して今あるリソースを無駄なくシェアするためのインフラづくりに尽力していく所存です。多くの起業家を輩出してきた当ビジネスコンテストでの受賞は、関東方面へ向けたさらなる拡大の足掛かりになると期待しています。当日応援いただいた方々やASNAROに関わるみなさま、誠にありがとうございました。これからも会員様や社会に役立つサービスへ成長してまいります」と想いを語った。
今後のASNAROの展開や戸松氏の取り組みに注目だ。
第140回「かわさき起業家オーディション」最終選考会結果:https://www.kawasaki-net.ne.jp/bizidea/idea140.html
ASNARO 詳細:https://asnaro.co.jp/about
(ソルトピーチ)
この記事のライター
STRAIGHT PRESS
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