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みずみずしくて香り高いマンゴー、夏になると食べたくなるフルーツの代表格ですよね!今回ご紹介するのは、フレッシュな完熟マンゴーをホイッパーでざくざくと潰して作る本格的な香港のマンゴープリンのレシピです。ミキサーを使わずに粗くマンゴーを潰すことで、プリンにマンゴーの食感が残り、より本格的な味わいが楽しめます。家にある道具だけですぐに試せて簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
今回作るのは、暑い夏にぴったりな香港式のマンゴープリン。
マンゴープリンやムースなどを作るとき、マンゴーをミキサーにかけて丁寧に裏漉ししてなめらかにしてから生クリームやココナッツミルクと合わせて濃厚で口当たりの良い食感にするレシピが多いです。この方法だと高級感のあるケーキに仕上がりますし、もちろんとても濃厚でおいしいのですが、今回ご紹介する香港で一般的に作られているマンゴープリンは、ミキサーを使わず手軽に作る簡単なレシピです。
マンゴーは熟成の進んだ果実が柔らかいものを選んでください。ミキサーを使わない分、実が固いとシロップにマンゴーが溶け出さずおいしく仕上がりません。切っているときに果汁が滴るくらいに熟成が進んだマンゴーを使ってください。手に入りにくければ、冷凍のマンゴーを解凍して使うこともできます。
① マンゴーは真ん中に大きい楕円形の種が入っています。果実の平べったい面に水平に種が入っているので、細い面を上にしてまな板に置き、縦に3枚になるようにカットします。
② 中央に大きい種が入っているので、そこは避けて左右をカットします。
③ 皮を取り除きます。
④ 一口大にカットします。
マンゴー 200g
グラニュー糖 50g
板ゼラチン(または同量の粉ゼラチン) 5g
水 200ml
生クリーム 50ml
① 板ゼラチンはたっぷりの水につけて柔らかく戻します。粉ゼラチンを使う場合は大さじ2の水を加えておきます。
② 水、グラニュー糖を温めグラニュー糖を完全に溶かします。
③ 柔らかくなったゼラチンを②に加えて混ぜ溶かします。
④ カットしたマンゴーをボウルに入れて、ホイッパーでザクザクと大雑把に潰します。
⑤ 先ほどのゼラチンを溶かしたシロップを加えて混ぜます。
⑥ 生クリームを加えて混ぜます。
⑦ 容器に注ぎ入れ、冷蔵庫で2時間以上、よく冷やし固めます。
冷やし固める前にプリン液に触れてみて冷たくなければ、ボウルの底に氷水をあてて冷やして下さい。
マンゴーと生クリームをよく冷やしておくと、材料を混ぜ合わせたあとにプリン液が冷えているのでそのまま冷やすことができます。
ざくざくと適当にマンゴーを潰してできる香港式のマンゴープリンですが、その方が食感も風味もマンゴー本来の果実味が感じられておいしいです。
暑い夏の喉を潤してくれるマンゴープリン、簡単なのでぜひ作ってみてください!
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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