更新日:2023年7月29日 / 公開日:2023年7月29日
料理研究家・調理師・食育インストラクター・野菜ソムリエのsachiです。暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?今回は、みずみずしさと爽やかな香気が、盛夏に涼をもたらす夏の代表的なお野菜、きゅうりを使った、病みつきになる作り置きのレシピをご紹介します。
きゅうりは、産地リレーによって年中出回っていますが、本来はみずみずしさと爽やかな香気が盛夏に涼をもたらす夏の代表的なお野菜です。
きゅうりに含まれるカリウムは、ナトリウムとの体内バランスを保ち、主に血圧を下げる働きを担っていると言われています。利尿効果もあると言われ、水分が多く、96%が水分、残りの4%にビタミンやミネラル、炭水化物などがわずかに含まれています。
今一般のスーパーなどで見かけるきゅうりは、表面がツヤツヤした品種の「ブルームレス」が主流になっています。表面の白い粉が農薬のように見え、敬遠された「ブルーム」がなくなったことで、きゅうり自体の皮が厚くなり、逆に中の果肉は柔らかくなりました。
きゅうりを選ぶ時は、太さが均一で両端がしっかりしているもの、見た目よりも重量があり、緑色が鮮やかなもの、イボのある品種の場合は、表面のイボが痛いくらい尖っているものが、新鮮です。
家庭で保存する時は、水気を取ってラップにくるみ冷蔵庫の野菜室へ入れておくと、4〜5日は持ちます。ただし、冷やしすぎには注意して下さいね。0〜5℃の状態でおくと低温障害がおき、白い濁り汁が出て腐り始めてしまいます。
今回は、きゅうりを使った、病みつきになる作り置きのレシピをご紹介します。作り方はとっても簡単!蛇腹にカットしたきゅうりを2cm幅にカットして、調味料に漬け込むだけ!
蛇腹に切ったきゅうりは味しみしみで食感もよく、にんにくとごま油の香りが食欲をそそり、止まらない美味しさです。
きゅうり 3本
塩 適量
胡麻油 大さじ2杯
にんにく(みじん切り) 1欠片分
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ2杯
※2倍濃縮のめんつゆを使用する時は、大さじ3杯を入れて下さい。
① きゅうりに塩を振って板摺りし、水でさっと洗い流します。
板摺りをすると色が鮮やかになるだけでなく、表面のイボが取れて、皮も柔らかくなります。
② きゅうりの両脇に菜箸を置いて、両面に斜めに切り込みを入れます。これを3本作ります。(蛇腹きゅうり)
③ 2cmの長さにカットします。
④ ジップロック などの口の閉じる袋に③のきゅうり・めんつゆ・胡麻油・にんにくを入れ、空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で30分以上寝かせておきます。
⑤ 器に盛り付けたら、完成です!
30分以上漬けたら食べられますが、半日以上漬けておいた方が美味しく頂けます。
旬の野菜は美味しいだけじゃなく、栄養価も高くなる傾向にあります。出荷量が多くなることから、値段も安く手に入ります。見た目は同じでも、旬がずれてしまうと、野菜の栄養価は下がってしまうんです。
夏の露地栽培が出回っている旬の時期こそ是非、この『病みつき蛇腹きゅうり』を作って、冷蔵庫にキープしておいてみませんか?
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