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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。今回は、お肉の炒め方を変えるだけで、ショートパスタ用にもロングパスタ用にも使えるミートソースのレシピをご紹介します。同じ材料でも、ちょっとした工夫でそれぞれのパスタに合うソースが作れます。
パスタとは、小麦粉に水を加えて練ったもの全般を指します。
約500種類もあり、形は、大まかにショートパスタとロングパスタ、その他に分けられます。
パスタは歴史も文化も伝統もあり、奥がとても深いので、ここでは、一般的なショートパスタの「ペンネ」とロングパスタの「スパゲッティー」の特徴を簡単にお伝えします。
ペンネは、マカロニと同じくショートパスタの代表格です。名前の由来は、斜めに切られた形がペンの先に似ていることから、イタリア語ペンという意味です。
表面についている細い筋は、ソースが絡みやすく、また、穴にソースが入りやすい用に筒状になっています。
もちもちした食感と噛み応えがあるので、小麦の味も十分に味わえます。時間が経っても、伸びにくいのも嬉しいですね。
フォークですくったり刺したりして食べるので、濃厚なソースやチーズはもちろん、大きめの具と合わせるのもおすすめです。
スパゲッティーは、一番よく知られているロングパスタです。ロングパスタは長さ25cmという決まりがあります。太さなどによって呼び方が変わり、スパゲッティーは直径1.8~1.9mmです。サイズごとにスパゲッティーニ、フェデリーニ、カッペリーニなどありますが、1.7~1.8mmくらいのスパゲッティーやスパゲッティーニが、さっぱり系にも濃厚系にもあう万能タイプなので、幅広く使えます。
ひき肉 250g(お好みの種類)
ホールトマト缶 1缶(400g)
玉ねぎ 1/2個
にんじん 50g
セロリ 30g
にんにく 1かけ
赤ワイン 50ml
固形ブイヨン 2個
砂糖 小さじ2(粗糖使用)
塩こしょう 適量
ローリエ 1枚
ナツメグ 少々
オリーブオイル 大さじ3
粉チーズ 大さじ2~3
水 100ml
① フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れたら、火を点けて香りが出るまで中火で炒める。
② 玉ねぎ、にんじん、セロリをそれぞれみじん切りにして加え、5分ほどしっかり炒める。
③ 砂糖を加えたら、弱火にして更に3分ほど炒める。
④ ホールトマト缶、固形ブイヨン、ローリエ、水を加えてフタをして、中弱火で7~8分煮込む。
⑤ ひき肉に塩ふたつまみとこしょう、ナツメグを振ったら、軽く混ぜる。(食品トレイに乗せたままでオッケーです)
【ペンネなどのショートパスタ用】
⑥ 熱したフライパンにオイル(分量外)をひき、⑤をひとまとめにして入れたら、ヘラで押し付けながら強火で表面を焼く。(画像A)
⑦ こんがりしたら裏返し、塊が残るくらいにほぐす。(中まで火を通さなくても大丈夫です。)(画像B)
【スパゲッティーなどのロングパスタ用】
⑥ 熱したフライパンにオイル(分量外)をひき、⑤を広げて入れ、所々焼き色が付くまで強火で焼く。(画像C)
⑦ 火を止め、細かくほぐす。(中まで火を通さなくても大丈夫です。)(画像D)
⑧ ④に加える。
⑨ ⑦のフライパンに赤ワインを入れ、フライパンについたに焦げをこそげ取り、⑧に加える。
⑩ トマトを崩し、フタをして5分ほど煮込む。
(ロングパスタ用の場合、トマトを崩す時に混ぜて下さい。ひき肉に火が完全に通る前に混ぜると、細かくなりやすいです。)
⑪ 粉チーズを入れ、塩こしょうで味を調えたら、出来上がり。
茹で上げたペンネやスパゲッティーをミートソースが入ったフライパンに入れ、和えて下さい。
お好みで、追い粉チーズや刻みパセリを振りかけます。
パスタと一緒にフォークですくったり、刺したりできる、ごろごろお肉のミートソースはペンネに。
細かいお肉のミートソースは、フォークで巻いたときに絡みやすいので、スパゲッティーなどに合わせてみて下さいね!
すくえるミートソースと絡めるミートソース、使い分けるとバリエーションも広がりますよ!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8049
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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