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広島の器屋「LOUTO」の田中雪絵です。カツオの旬は、まさに今!春です。美容にも効果バツグンの鰹。だけど魚料理は、ハードルが高いって方も多いのでは?ご安心を!今回は鰹のタタキを使うので、調理もラクチン。メインにもなりそうなサラダに、ビールがススム!鰹の串カツ…我が家でも人気のレシピ、紹介します!
カツオの旬は、春と秋。まさしく今、春に旬を迎える鰹は、「初鰹」と呼ばれ、香りが高く、さっぱりとした味わいが特徴です。
鰹は、鉄分が多く、良質なタンパク質もたっぷり!記憶力を維持すると注目されているEPAや、DHAなどの多価不飽和脂肪酸も多く含まれています。また、コレステロール値を抑えるのに有効なタウリンや、アンチエイジングにも効果がある核酸など、美容や健康に良いとされる栄養素も豊富に含まれているのだとか。
まさしく、サプリメントで目にする栄養素のオンパレード。しかも、旬!これは、食べねば!でしょう?
という訳で、今回は、カツオ。お魚屋さんやスーパーでよく見かける、鰹のタタキの柵を使います。表面を軽く炙ってくれてる、コレですね。
お刺身用なので、調理もカンタン。料理にあわせて好きに切って食べられるし、骨もないのでラクチン。冷凍もできますよ。
このサラダ、我が家ではほんっと大人気。よくよく食卓にのぼるメニューです。
鰹は、ニンニクの香りをまとわせ、表面はコンガリ香ばしく焼いて、なかは半ナマ。このコントラストの妙がたまらなくって…。食べ応えバッチリなガツンとボリューミーなサラダです。野菜は、何でもいけますが、セロリに新生姜に大葉にミョウガにクレソン…薬味として使われるような香りが強めなものが、カツオとよくマッチするようです。
カツオの癖が苦手…という方もおられるかも知れません。でも、このレシピならきっと大丈夫!それぞれの素材が、うまくカツオをアシストして、カツオの魅力だけが際立ってくれているハズ。ぜひ作ってみてください。
・カツオのタタキ(柵)…1/2柵
・ニンニク…1かけ
・オリーブ油…適量
・好みの野菜。爽やかな香りが強めの野菜がおすすめ。(今回はセロリ、クレソン、新生姜、ミョウガ、マッシュルーム)
・パルミジャーノ・レッジャーノ…適量
・好みの柑橘(今回はライム)…適量
・塩…適量
① ニンニクは横にスライスし、芯を除きます。冷たいフライパンに、ニンニク、オリーブ油大さじ1を入れ、弱火にかけ、ゆっくりオイルにニンニクの香りを移します。
② ニンニクがきつね色になったら、カツオのタタキを柵のまま入れ、表面だけをさっと香ばしく焼きます。ニンニクは焦げないように先に取り出しておきましょう。
③ カツオは表面の油を軽くふきとり、粗熱がとれたら、スライスします。火を入れるのは、表面だけ。中は生の状態で構いません。
④ 器に好みの野菜を盛り、③のカツオをのせ、塩、②のニンニクチップ、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノ、オリーブオイルをまわしかけます。最後に柑橘をキュッと絞って召し上がれ。
ガチッと火を入れたカツオには、まるでお肉!?と思うような力強さを感じます。広い広い海を回遊する力を蓄えているからか、食べるとグッと体にパワーが漲ってくるような気さえします。
今回は、そんなカツオをカツに。葱とマグロの「ねぎま」気分で、鰹のカツに葱をあわせてみました。
揚げ加減は、ガッチリ火を通しても、なかが半ナマでもお好みで。お子さんや、お父さんにもきっと人気なおかずです。ビールもすすみますよー!
・カツオのタタキ(柵)…1/2柵
・葱…1/2本
・卵…1個
・小麦粉…適量
・パン粉(細目)…適量
・サラダ油…適量
・塩…適量
・ウスターソース…適宜
・タルタルソース…適宜
① カツオと葱は一口大に切ります。
② 葱はあらかじめフライパンで香ばしく焼いておきます。
③ カツオに軽く塩をふり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。
④ 180度に熱した油で、③のカツオを香ばしく揚げます。
⑤ ②の葱、④のカツオを串に刺します。好みでウスターソースや、タルタルソースをかけて召し上がれ。
今、まさに旬の初鰹。お刺身ももちろん最高ですが、サラダも!カツも!ぜひ試してみてくださいね。
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6035
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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